日本最大の貿易相手国が変わった!

財務省が26日朝発表した2004年の貿易統計速報によると、
香港を含めた対中国の輸出額と輸入額を合わせた貿易総額は
22兆2005億円となり、対米国の20兆4795億円を上回り、
日本の最大の貿易相手国となった。
貿易相手国で米国が最大でなくなったのは、
戦後初めてのこと
だという。
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香港の港湾風景
私が中国に関わりを持ち始めた1970年代後半には
想像も出来なかった変化のしようだ。
我が国にとって名実ともに重要な存在になったことだけは
間違いない。

首相の施政方針演説から

小泉首相は、21日の国会施政方針演説で、

「海外では、ナシやリンゴなど日本の農産物が高級品として売れています。
やる気と能力のある農業経営を重点的に支援するとともに、企業による農業経営への参入を進め、
農産物の輸出増加を目指すなど「攻め」の農政に転換いたします。 」

と表明した。
文字にしてわずか数行しかないが、その意味するところは大きいと思う。
やる気と気力のある農業経営を重点的に支援、というのが
何を意味するのかは、必ずしも明確ではないが、
日本の農産物輸出が、ひとつのテーマになったことだけは間違いない。
三年前、福岡でこのプロジェクトに着手してから、
まさか首相の施政方針にも加えられるとは、誰が想像しただろうか。