新年のごあいさつ

新年快楽 恭喜發財!

   

明けましておめでとうございます

    

今年2度目の新年のご挨拶を香港から謹んで申し上げます。

     

      
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中心繁華街の雑踏

      

          
そう、今日2月14日は、旧暦の1月1日元旦。
         

庚寅年の始まりだ。

    
たまたまバレンタインデー(情人節)と重なった。

       

      
この期間を春節ともいう。

    
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こちらでは、「一年の計は春にあり」という。

      
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正月のお飾りの店

   
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中国正月と言えば、爆竹でしょ。これは飾り物

     
    
    
ここ香港も例に漏れず、世界不況のあおりを食っているが、
景気回復著しい中国大陸からの観光客の買い物を当て込んで、
商売人は休んでいる暇などない。

      
     
中国人観光客サマサマだ。

     
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正月には何故だか紅い下着をつけると運が良くなるらしい

           
   
      
僕ものんびり構えてないで、「ニッポンを売る!」ための新しい商材やアイデア探しに精を出そう!

    
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問屋街にて

   
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コンビニでも・・・

   
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買い物客でごった返した市場
           

屋台で異文化体験

          
シンガポールはもともと多民族国家だから、異文化の融合なんて当たりまえ。     
                     

マレー、中国、インド、欧米、 最近は日本や韓国流なんかも、飲食やファッション、生活スタイルにまで混在していて興味が尽きない。

     

    
街中のあちこちにあるホーカーセンターにいくと、青果商や飲食屋台がひしめいていて、選ぶのに困るくらいだ。

   
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周囲に合わせようと調和を尊ぶ日本と違って、個性を打ち出さなければやっていけないこの地では、演出もアピールも工夫を凝らしている。
   

    
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まさにアジアンパワフルフード
        

Dsc_9205      ここでは和食だってエスニック料理のひとつなんだ

   
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マレー、インド、中国・・・   み~んな一緒

    
    
    
市民の台所もコスモポリタン。    

    
   
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市場の活気を次々と拾っていく
    

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30℃を超え、むっとする特有の香気の中、
次々と野菜や果物の店や各国の当地屋台回りをする。
   

    
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インド系とマレー系と

   
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熱気、湿気、香気、活気を胸いっぱい吸い込んで

さあ、充電完了だ!

            
  

複雑系インドに衝撃を受ける

                                           
国民の約76%を中国系が占めるシンガポールでも春節(旧正月)は最大の年中行事であり、街中で正月気分を演出しているのは香港とも変わらない。

   
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いたるところ、中華の朱赤色の装飾が目に付く。

   

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ところが、今日(1月30日)だけはどうも様子が違う
    

いや、やたらと違う
   
    

ぜんぜん違うッ!

     

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リトルインディアを中心に、市街地をインド系の着飾った人たちが朝早くから延々と練り歩いているのだ。

      

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いつもと違う、通りのデコレーション

       

     

最近2年間ほどリトルインディアをさまようことにハマッている僕には、とてもそそられる光景。

     
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とにかく規模が半端じゃない。大掛かり。 
     

    
実はこれ、タイプーサム(Thaipusam)という年に一度のヒンズー教の大きなお祭りに遭遇していたのだ。

       
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それぞれ30~50人くらいの人たちが、一団となって道路を次々と練り歩く。

      
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先頭は若い男性で、時折嬌声を上げて飛び跳ねたりする。

       
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かなりのトランス(興奮)状態。

       

      
その後は、女性が続くのだが、みな正装のサリーを着ていて、とても美しい。

       

     
供物や、なぜかミルクの入った金属製の壷を持った人が多い。

  
ミルクには特別の意味があるのだろう。

    
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これまでリトルインディアでは、おなかの肉がぼったりと付いた年配のオバチャマばかりの印象だったので、どこにこんなに多くもの若い美人がいたのか、と信じられない。

    
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インド人は美人が多いと初めて実感。

     
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ホント、綺麗。 デレデレデレ。

    
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美女群に眼を奪われていると、その後にひときわ目立つ装飾をした体躯の大きな好漢(おとこ)が現れる。

      
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リオのカーニバルのようなド派手な装飾を身に着けているのだが、当の本人はどうも楽しそうな顔をしていない。

   
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いや、むしろ修行者のようなストイックな表情が、街の賑やかさと反比例している。
     
     

ン! んんんんんんんんッ????

     

よく見ると、太い金串が体じゅうに刺さっているじゃないかっ??

     

      
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おなかの辺りを拡大してみると・・・ 
     

Dsc_18280ゲゲッッ! ぶっとい支柱がおなかを突き刺してる???
すべての金串が一度皮膚の下を貫いているよぉ。足の付け根の鈴だって…

         

       
手が届きそうなほど目の前を横切るインドの行者のあまりにショッキングな姿を凝視した瞬間、クラクラっとめまいがして気を失いそうになった。

   
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この人の上腕部や二の腕をよ~く見て! そして頬と舌と・・・

     
    

な、な、な、なんだ これは???

   

血が一滴も出ていない????

   

僕なんか未だに予防注射だって嫌いな根性無しなのに・・・。

        

      
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肩から背中にかけてフックが食い込んで盛り上がってる。その紐の先は???

   

Dsc_1963    重そうな神輿を引いてるじゃないかっ 

       
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坊や 危ないものだから絶対見ちゃダメっ!
       
       
   
周りの人たちは、何事もないような平気な顔をして歩いている。

      
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    ボクも大きくなったら、こんな痛いことやるの?
     

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僕もショッキングやら、ほのぼのやら、お祭り気分やら、トランス状態やらで暑さも手伝って、だんだん訳が分からなくなってきた。 

     

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金串をくわえてるんじゃない、ホホに刺してるんだ。背中にも無数に・・・。
ライムまで突き刺して
         
     
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後ろで彼女なのか、家族なのか心配そうな顔をしている。
背中から無数のヒモが。まさか・・・

   
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ああ~ッ! やっぱり重い台座を引っ張ってんじゃないか

      
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これ以上、拡大してお見せ出来ません

    
      

このタイプーサムという奇祭は、あまりに危険だということで
本国インドでは禁止されていて、
シンガポールとマレーシアだけで行われているという。

      

ヒンズーの神への畏敬や感謝の念が極まった形の祭りのようだ。

     

信仰心の厚さが痛みを感じさせないということになり、
更にエスカレートしている。

      

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奇妙な音楽や叫び声が街角に響く。全身串刺しの男は更に飛び跳ねたり、クルクル回ったりする。トランス状態にして痛みを感じさせないんだろうか。

         

         
街のあちこちで休息所や、飲料やスナックなどを無料で配る施しのテントなどがあってつい顔を突っ込みたくなる。 

       
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飲み物やカレー、お菓子なども振舞ってくれる

     
   
今、インド本国が成長しているから景気の良いスポンサーも多いのだろう。

   
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歩きながら甘い水分を補給

          

学生時代に放浪したくてたまらなかった大国 ―インド。

     

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こんなところで世界の奇習とも言えるインド文化に触れるとは思わなかった。
        

    
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ホホにもベロにもヒタイにも・・・

       

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このような一見野蛮な光景を見て、遅れた国なんだと観るか、反対にむしろ固有の精神性や実行力、文化力を持った人たちだと観るかで、これからの接し方・関わり方が分かれるだろう。        

    
30年以上前、人民中国が巨大な人海戦術を用いて歴史的な遠回りをしたとは言え、当時、底知れぬ人間パワーを総動員させた現場を観て、これは凄まじいことだと激しいカルチャーショックに襲われたことを思い出す。

       

         
           

僕は、いよいよこの国と縁が深まる前触れなのかも知れない、

    
ふと、そう感じた。

     
     

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カメラを向けて声をかけたら、とびっきりの笑顔を返してくれた・・・

   

復活!? 元気ニッポン

       
現在零下18℃の帯広の話題をしている最中だが、
今、摂氏32℃の熱帯の街にやってきているから、何か調子がおかしい。

        

先25日、岡山で中国四国農政局主催の「輸出オリエンテーションの会」に参加した翌日から香港を経由して、今日シンガポール入りしたのだ。

  
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今回も好評だった「輸出オリエンテーションの会in岡山」
       
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最近、海外輸出に熱心な中国四国地方の事業者の商談風景

    
 

香港では、春節(旧正月)前の歳末商戦の只中で、
華やかな光景が目に付いた。

   
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正月用のデコレーション専門店

       

正月用食材も商店に並び始めている。

    
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ひまわりやスイカの種、木の実や飴類は正月での家庭の必需品

   
     
東京で言えばアメ横に当たる下町の活気に満ちた西営盤地区の乾物、薬材問屋街も賑わいを見せ始めている。

  
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歳末商戦を控え、荷降ろしの光景があちこちで見られる。

      
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正月の食材も店頭に所狭しと並び、香港はもとより世界中からわざわざここまで買出しに出かけてくるほどだ。
   

   
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真っ黒な髪菜をはじめ、店頭には正月用の食材が・・・

   
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砂糖漬けの金柑、クワイ、レンコン、蓮の実なども

    
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高級食材の干しナマコを路上で戻しているぞ
         
 
          
          

夕方になると人通りも増え、ごった返してくるが、今年は、
どことなく香港らしい底知れぬパワーや貪欲なまでの活気を肌で感じないのだ。

          

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それに反して、日本から視察にやってきた農業者の皆さんの元気さの方が目立つのにはビックリした。

    

もしかして、逆転現象!?

        

皆さん、異口同音に、香港は活気がある、とか、購買力が凄いと驚き、とにかく熱心に観察し、何かを学び取ろうとしている。

    

   
こりゃあ、これからの時代、日本人もイケルかもしれないぞ・・・。

   
  
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動く広告塔・・・  北海道産貝柱は香港では高級食材の不動の地位

     

上からの目線でなく、パワーを吸収しようと、心素直な観察力が発揮されているのを見て、俄然嬉しくなってきた。

   

もう評論家ではない、実践家なんだという燃えるものを感じる。

       
     
ぜひチャイナパワーを取り込んで欲しい。
     

          
                
シンガポールでは、某県の知事をトップとする大型ミッションと合流した。

              
レセプションでは、多くの地元関係者と活発な民間外交が繰り広げられた。
     

              
今回も、ガイアの夜明けのテレビクルーの皆さんがわざわざ同行してくれている。

             
この「売り込むニッポン人の熱意」が伝わることを祈っている。

      

     
30℃を越す気温も何のそのだ。

           

マスク百態

        
新型インフルエンザは日本ばかりでなく
気温の比較的高い東南アジアでもかなりの猛威を振るっている。
       

出張先でもあちこちでマスクをした人を見かける。
       

  
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香港・クイーンズロードで

   
   
自分の体をきちんと防護する意識を持った人は、どこにもいるね。

   
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目、鼻、口、両手… こりゃ完全防備だな      台北

   

マスクと言えば、最近の流感対策の医療用マスクが「時の一」となっている訳だが、僕がすぐに思い起こすのは、台湾でバイクを乗っている人たちカラフルなマスクのこと。
      

   
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ヘルメットとヤッケ(なぜか逆さに羽織る)と並ぶ必須アイテムなんだ。

        

        
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どぉ? いかが?  このカラフルさ。  華やかでしょ!

    
   
主に厚手の布製が多い。
    

     
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若い二人もセンスが光る
    
      

ちょっとしたおしゃれ感覚だよね。

     

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街角や夜市などあちこちでマスクを売ってるよ。

一枚90円ちょっと、四枚で300円ちょいくらいだ。

         

       
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夜市でも売っている   キャラクターコピーもある

   

選ぶのも大変だろうなあ。

     
    
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個性尊重のお土地柄・・・

   

     
確かに医療用マスクは、白かブルーだろうが、
そのうち少しオシャレなデザインのマスクも登場するかも。
      

    
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この親子は防寒だよね

   
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   微妙にカットラインも違うんだな

   
  

今後のインフルエンザの動向も気になるし、
さらに強毒性の新型などが登場し、
僕らにとってマスクが単なる予防アイテムではなく
人体防護の外出必携の鎧(ヨロイ)にならないことを心から祈っている。

   

そう言えば、でも台湾には花粉症は無いって、誰かが言ってたな。

   
      
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人ごみの中ではマスクだよねッ