爽やかな街にもあの熱気が戻ってきた

札幌に出張した。
 
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夏の終わりでも北海道グリーンの鮮やかさは残っていた
 
 
全道の青果、水産、花卉の卸売市場の経営者の皆さんが一堂に介し、海外流通の現状と課題について、情報交換を行った。
 
農水産物流通のプロフェッショナルだけあって
海外展開の困難さについては熟知されている方々であるが
そこはトップランナー北海道である。
強い関心と冷静な分析が大変心強く、大いに刺激となった。
 
今後の動向に注目したい。
 
 
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この日、気温は22℃。
 
空気も乾燥していてとても心地よい。
 
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うらやましいほどの爽やかな季節を迎えている。
 
 
 
繁華街に出てみると、
台湾、香港など東南アジアからの団体観光客で賑わっていた。
   
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雪の季節でなくても魅力的なコンテンツ満載の北海道。
 
 
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アジアの人を惹きつけるのにはインパクトが必要
 
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タイからも大勢来るのかな?
 
 
同じ日本人でも惹きつけられる感覚は変わらない。
 
 
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薄野ラーメン横丁は香港・台湾からのツアー客で全店占拠状態
 
 
人が往来すれば、商品も動き出す。
 
この積み重ねである。
 
 
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北海道にもこんなに ゆるキャラがあった
 
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JR札幌駅の正面入り口には応援の横断幕が。
絆は今も継続していた。
下で集合している、やはり人情厚い台湾人のグループにも、この標語の意味が伝わるといいのに・・・。
 
 
 
Dsc02208  北1西3交差点
    
 
ここ北の大地が、
アジアの観光、物産、投資の交流拠点になろうとしている。
 
 
 
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北海道のおへそを旅する(最終回)

その後も北海道央部をひたすら
車を走らせても走らせても、車窓には
限りなく続くかのような広い丘陵地帯が続く。

 
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それでも中国からの客人は飽きることなく
益々テンションが上がるほど。
 
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日頃のストレス多い香港での生活から
解き放たれたのだろうか?
 
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時折、奥さんが車を降りたいと一時停車すると、
ホレ、このとおり、体全身を使ったパフォーマンス表現が始まる。
 
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主演映画の一節を演じてくれた。
 
改めて写真で風景をよく眺めると
なんだか大舞台の背景画のようにも見えてくる。
 
芸術家だけに見えてくる大自然の中の表現の舞台。
 
 
わずか3日間の訪問だったが
深い印象を残すことが出来たと大喜びしてもらった。
 
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さっそく上海に住む娘を夏の旅行シーズンに
連れてくると国際電話を始める始末。
 
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もう北海道リピーターが一組出来上がった。
 
 
ちなみに、この中国人夫婦が
「必ず買って帰る!」と
唯一最大にこだわったお土産は何だと思いますか?
 
答えは、日本産のコメでした。
 
とにかく美味しいと絶賛するのだ。
僕は誇らしい想いに浸った。     
 
 
現地でお世話になった皆様方、
この場を借りまして厚くお礼申し上げます。
 
 
 
今回の北海道編のタイトルである「おへそ」であるが、
もうご存知の方もおられよう。
 
北海道の地理的中心地
(北海道中央緯度観測標~東経142度23分・北緯43度20分)
この富良野市にあるので、いつからともなく
北海道のへそ」と呼ばれるようになったのである。
     
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さて、もう少しドライブを続けようか・・・。
 
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広大な草原が広がる。
 
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お気づきだろうか?
 
上の3枚の画像は、
実は、北海道のものではない。
2000km近く離れているだろうか。
 
 
東京でこのご夫婦を見送った後、
その翌日、僕は熊本県を訪ね
2日目は阿蘇地方を車で廻っていたのである。
 
 
北海道も九州も、共にそのおへそは
日本人も外国人も大好きな
ダイナミックな高原と蒼い空が広がっており、
心も体も芯から癒してくれるのである。
 
 
 
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北海道のおへそを旅する(その5)

延々と広がる北海道中央部の丘陵地帯。

 
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その印象深い雄大な光景は
道中で出会ったわずか数十センチ四方の白磁の皿の上でも再現され、昇華されている。
 
    
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緑、白、紫のアスパラガスに、ハート形のトマト、マイクロトマトが散りばめられた小宇宙
 
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野菜が主役と呼べるほどの存在感を発揮している。添え物なんかじゃない
 
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春ウドの爽やかな食感も中国人の心をつかんだようだ
 
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デザートにまで繊細な心遣いをする姿勢に、日本びいきの外国人は益々虜になっていく…。
 
 
地元の居酒屋に行っても、
食材の豊かさを感じる料理の品々と
背景にある物語やこだわりを
店主とのやりとりを通して味覚が醸成され、
より強い満足感に心が浸っていく。
 
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南蛮エビの滋味深い味は、殻と一緒に食べて倍増された
 
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旬を迎えるアスパラを味わうためのシンプルな素焼きの調理法で、その奥深い味を確かめる
 
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富良野産きたあかりと男爵を食べ比べる。その滑らかな舌触りを通して、北海道の大地の薫りを堪能した
 
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中華系の人たちが大好きなタラバガニ(帝王蟹)。この日のカニはとにかく巨大。ここまで大きなタラバは僕も見たことない。このボリューム感がまた外国人をグッと泣かせる
 
 
 
連日の存在感大きな食材と巧みな調理法に圧倒されて
朝のバイキングは、乳製品とフルーツだけになった。
 
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本当は、このホテルのバイキングは全国的にも有名で、
宿泊客のほとんどがこれを目的に来訪し、
1時間以上かけてすべての料理を試しているという
垂涎の機会にもかかわらずにだ。
ホント、もったいなかった。
 
 
 
圧巻は、ランチで頂いた北海道野菜のチーズフォンデュ。
 
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カボチャ、ニンジン、ナガイモ、ニョッキ、アスパラガス・・・。体にも心にも優しい
 
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道産チーズは、常に素材の持ち味の引き立て役を演じる助演賞。
 
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ナガイモを信奉する台湾人、香港人にとっては夢のような演出だ
 
 
年配ゆえ、食が細い夫婦だという事前情報の確度が疑われるほど
モリモリと食腑に収めてくれて、接待側を安堵させてくれた。
 
 
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北海道のおへそを旅する(その4)

北海道を車で移動すると

沿道の広大な田畑や農業施設に
つい目がいってしまう。
 
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住んでいないから、
季節ごとの風景の移り変わりが分からず、
例年の景色というものを知らないけれど、
サクラの開花が遅いのと併せて
なんとなくいつもと違うのではと感じてしまうほど、
ただむき出しの土地が目についた。
 
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聞けば、やはり暖かくなるのが例年より遅いので
農作業が遅れているのだという。
 
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表面の土が十分に乾いていないので
耕せないのだという。
 
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水分が多いまま耕すと、土が塊になってしまい
苗や種が植えられないのだそうだ。
 
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ハウスの中で、さらにトンネル栽培をしてる。おそらく苺の苗を植えているのだろう
 
 
富良野の郊外で、
若い緑色の芽が風に一斉になびていて
とても美しかった。
 
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タマネギの苗だそうだ。
 
 
夕餉の席に、このタマネギ苗のお浸しが供せられた。
 
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なんとも柔らかく、クセのない口当たりと青葉の薫りは
初体験ではあるが、春を感じさせる逸品だった。
 
 
農場を俯瞰して、
改めて食卓の豊かさを感じることになった。
 
 
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北海道のおへそを旅する(その3)

この日はまだ15℃と肌寒く、

天気もグズついていたが
車で実にあちこちと案内して頂いて
ダイナミック北海道を満喫した。
 
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真っ白な雪や雪山は
やはり中国人観光客には大きな感動を与える。
 
南方の人はもとより、北方にあっても
こんなに美しい雪を愛でることが出来る所は
さほど多くないからでもある。
 
写真を撮りあって、その場から離れない。
 
 
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かみふらの八景 “ジェットコースターの路”
 
 
高層ビルばかりの香港に在住する夫婦の眼には
この広い大地がいかに魅力的に映っているかは想像できる。
 
 
中国大陸にも地平線の風景はあるが
草原、丘陵、真っ直ぐの道、大木の林など
日本人と中国人の感じ方に微妙に差があることがわかった。
 
 
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最近注目され始めた美瑛町の「青い池」。
 
河川工事による人造の池に火山成分が流入し
蒼く観えるようになったものだと聞く。
 
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ご主人の陳さんは
白樺の樹を観るたびに感慨に耽っていた。
 
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新中国建国当初、蜜月関係だった
ソ連邦のシベリアのイメージだそうで、
ロシア民謡を口ずさんでいた。
 
 
 
突然、キタキツネが道路を横切った。
 
一同、大感激。
 
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よくぞカメラを構える一瞬まで留まってくれた。ガンマン並みのショットだった
 
 
不意の出来事は旅のアクセント。
 
思い出を心の印画紙に焼き付ける作用がある。
 
 
   
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北海道のおへそを旅する(その2)

中国から来訪した夫婦の奥さんが女優さんであったことから
地元の方の計らいで、全国的に有名な実験的劇場である
富良野演劇工場」を視察することが出来た。
 
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ここは平成12年にオープンした公設民営の劇場で、
富良野在住の脚本家・倉本聰さんも関わった
とても独創的な演劇文化の拠点である。
 
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300の観客席も素晴らしいが、奥行き深い舞台はもっとすごい。
楽屋や控室にもユニークな工夫が凝らされており
演者が心地よく演技できるように配慮されている。
 
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「演者のための劇場」でもあるという意味で
一流の俳優にも一度ここで演じてみたいと思わせる所以である。
 
 
奥さんが舞台の中央に立つと演劇人魂に火が付いたのか
自然と体が表現を始めるから不思議。
 
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当時、周恩来首相の直接の指示で第一主役に抜擢されたという奥さんは、今でも香港と深圳にバレエ教室を主宰し、舞台演出も手掛けている
 
 
 
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大自然と文化が調和する富良野の魅力を
またひとつ体感した。
 

北海道のおへそを旅する(その1)

札幌のサクラの開花を話題にしたが
実は札幌の街は通過しただけ。
 
 
今回の北海道訪問は、
30年来の付き合いになる中国人夫婦を北海道に招待し、
旭川、美瑛、富良野を廻ったのである。
 
 
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十勝岳を望む雄大な風景が眼前いっぱいに拡がる
 
 
このご主人とは仕事のつながりで知り合い
一貫して僕の中国ビジネスを表で裏で助けて頂いた恩人で、
奥さんは、1970年代の中国で有名な女優さんである。
今、60歳以上の中国の人ならおそらく知らない人はいないと思う。
 
 
 
胡錦濤・前国家主席も熱烈なファンだったそうで
若いころ厳寒の北京で2時間も自転車に乗って
劇場に足を運んだと主席就任直後に面会して
“カミングアウト”したという。
 
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まだ手に取れるところにも雪が残っておりビックリ
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東京に7年間も駐在したり、何十回と来日経験がある夫妻だが
北海道は初めてということで、感激することしきり。
 
 
中華系の人たちが北海道の何に魅力を感じるのかを
徹底的に観察することにした。
 
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旭川市郊外で
 
 
ラベンダーで有名な富良野でも
寒さが長引き例年より作業が遅れているようだ。
 
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富良野観光のメッカ「ファーム富田」のラベンダー園も まだこのとおり
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でも観賞用ハウス内が設けられており
 
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このとおり紫色の可憐な姿を愛でることが出来る。
 
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室内には甘い香りが満ちて、なんとも心が癒される。
 
   
桜もラベンダーも、花は国境民族を超えて、
すべての人たちの心を豊かにしてくれる。
 
 
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21世紀型産業社会の実現を目指す女性リーダーの県

台湾中南部の嘉義県を訪れた。
 
嘉義という地名に馴染は無くても
阿里山といえば知っている人も多いだろう。
 
そう。世界3大登山鉄道のひとつ阿里山森林鐡路のある
台湾最大の観光名所のひとつだ。
 
 
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また即席麺の父と呼ばれ、日清食品創業者の安藤百福さんの出身地でもある。
 
 
嘉義県は東西に長く、西端の海岸線から、東端は富士山より高い玉山(3,952m)の峰につながる、めっぽう多岐に及ぶ地理的環境にある。
 
 
ちょうど北緯23.5度の北回帰線が横切るのも、ここ嘉義県である。
 
 
だから、物産も豊富。
 
海産物は養殖の牡蠣やサバヒ、農産物では高山茶、メロン、柿、トマト、タケノコ、トウモロコシ、オクラ、花卉類では胡蝶蘭とトルコキキョウが全国的にも有名だ。
 
 
 
この日、嘉義県の公邸に 張花冠県知事(県長)を訪ねた。
 
 
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農業振興に関する日本の地方とのプロジェクト連携について協議するためである。
 
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京劇の主役のような端正な顔立ちに
魂のこもった眼差しが印象的な嘉義初の女性知事である。
 
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物事もズケズケとはっきりしていて
通訳をしていてもとても小気味良い。
 
 
今、日本の人たちは、これからは東南アジアだとか、まだ大陸だなんていうけど、日本にとって一番重要なパートナーは台湾よっ!
 
 
長いこと政権から軽視されたために開発から遅れてしまったけど、それを逆手にとって緑あふれる食と農と観光の拠点にするのです。
嘉義県は21世紀に相応しい、まさに自然と産業が調和した地域づくり戦略を積極的に展開するので、経験豊かな日本の協力がぜひとも必要なのです。」
          
ときっぱり。
 
 
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嘉義にも名物カラスミ(烏魚子)がある
 
 
農業、経済商工、観光の各局長も自信満々な表情。
 
  
最近、我が国政府も、女性の能力発揮を、と協調を始めたが、海外ではもはや珍しくなく、男性には出来ない発想や対応力、気配りもあって、大いに学ばなければならないと感じた。
 
 
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山あり海あり、文字通り山海珍味
 
 
目指すべき道や成長戦略が明確な組織は、
行動も早く、人心もまとまりやすい。
 
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豊かな嘉義のフルーツ
 
 
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別れ際の記念品交換の場でふと女性らしい柔らかな笑顔を見せてくれた。地元では嘉義のお母さんと呼ばれるほど県民から親しまれている
 
   
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公邸内に設えられた超プレミアム級の阿里山高山茶の茶葉。あたり一面に清々しい香りが漂う
 
 
農水産物商品の輸出促進もいいが、ただそれだけが海外対応の施策なのだろうかと考えると、いずれアジア新興国にこの分野でも追いつかれ、追い抜かれるのではないかと心配するのは、ただひとり僕だけであろうか。
 

地力アップした南国に 元気な季節がまたやって来た

久方ぶりの宮崎。
 
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前日は、全国ニュースで取り上げられるほど
日本で最も暑い夏日だったらしいが
この日は23℃としのぎやすい気温。
 
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日頃、僕が一目も二目も置く農業サポーターの
SさんとTさんとの打ち合わせが目的。
   
      
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「これから農業は変わるぞ~!」と
ますます意気が上がる。
 
 
 
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連休明けということでまだ観光客も多く、
休暇を後にずらした若い女性や熟年カップルの姿が目立った。
 
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一時の知事ブームから落ち着いたとはいえ、
それなりに認知度も上がり、
自然な付き合いの出来る宮崎県人のファンとなって
リピーター観光客も増えている。
 
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ブランドマンゴー“太陽のタマゴ”もお目見えだ
      
    
それに地域ブランド商品が沢山開発されていて驚いた。
 
 
むしろブームが去ったからこその新たな緊張感、
また口蹄疫や鳥インフルエンザ危機を克服してのたくましさが
そうさせているのではないだろうか。
 
 
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当の宮崎の人たちにはあまり自覚されていなくても
10年余り頻繁に通っている僕の眼には明らかだ。
     
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宮崎空港の中央催事場には
海外で一緒に汗を流した川野海産の川野社長(上)と
福冨農産の福冨社長(下)が頑張っていらっしゃった。
 
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有機米・野菜の生産から加工、カフェ経営まで幅広い経営にチャレンジする福冨社長。海外での農業ノウハウ・経験も持つ逸材でもあるとは、その穏やかな風貌からは誰も想像できないだろう
 
 
どちらも着実に業績を上げているホープ企業。
 
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国内も海外でも、自ら店頭に立ってまめに消費者と接し、
変化を察して、不断に商品創り、サービス創生に活かしていく。
 
伸びる生産者の王道だ。
 
 
 
 
やっぱり来て良かった!
         
宮崎はいつもそう思わせる天堂である。
 
 
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台湾の縁起担ぎ(その2)

続いては、パイナップル
 
 
台湾では金運や幸運を運んでくる食べ物のシンボルとして知られている。
 
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パインの事を台湾語では「オンライ(Ong-lai)」と呼び
繁盛する、繁栄するという意味の「旺来(オンライ)」と似た発音だからだそうだ。
   
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ちなみに、台湾の中国語(国語)では鳳梨(Feng-li)という。
大陸の中国語(普通話)では菠蘿(Bo-luo)というから少々ややこしい。
 
 
1~2月の春節の頃は、まだパイナップルの季節ではないが
ハウス栽培か輸入品が、縁起物として買い求められている。
 
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パイナップルの数え方は、台湾では一粒だったと改めて知る
 
 
旬のパイナップルは、ちょうど今頃4月から5月にかけて
市場に出回ってくるはずだ。
(過去の台湾パイナップルの紹介記事)
 
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その甘くてジューシーな美味しさは
現地台湾で食べなければ分らないが
最近は東京や関西でも台湾産プレミアムパイナップルが売られるようになった。
 
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街の市場でパイナップル葉の置物を見つけた。店の人に訊いたら、吉祥の象徴である鳳凰の尻尾に似ているから縁起物なんだと言う。
 
 
街で見かけたら、一度ご賞味あれ。
 
金運もアップするかも…。
 
 
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信心深い商人が毎月2日と16日(旧暦)に行う「牙祭」にもパイナップルが供えられている
 
 
ちなみに台湾名物でお土産の定番パイナップルケーキ(鳳梨酥)の芯に入っているパインジャム餡のシャキシャキ果肉はパイナップルではなくて、実は冬瓜(トウガン)だって知ってました?