鹿児島県霧島市にある「ホテル京セラ」は、
広大な自然の中でも存在感溢れる大型シティーリゾートホテルである。
吹き抜けの自然光溢れる1階のレストラン「デルソーレ」では、
今、福山産純玄米黒酢を洋風にアレンジした「特製黒酢」ランチが人気を呼んでいる。
前菜、スープ、サラダ、メイン肉、メイン魚、デザート、はちみつ黒酢ティーまで、すべてに黒酢が華を添えてあり、食べて美味しく、見て美しく、ボリューム満点で、これで占めて1800円というお値打ちフルコースランチである。
人気のはずだ。
黒豚のグリルと季節野菜の重ね焼き
「あかな」というイトヨリにも似た魚と海の幸のオーブン焼き。
レストランの高峰調理長の説明を伺っていると、この皿の主役はガストリックという手法で丁寧に作られた黒酢のソースなんだと、僕は敢えて言いたい。同じ鹿児島産黒砂糖を煮詰めてバターと黒酢で伸ばしたソースは、淡白な白身魚と素晴らしくマッチしている。
特製デザートにも黒酢が名脇役として風味を引き立てている。
ボリュームあるコースも、天然黒酢のせいだろうか、
まったく負担感を感じることなく、霧島の秋風の如く爽やかな食後感に包まれた。