昨夜、四国中のお茶の間で醜態をさらしたついでに
四国にちなんだ話題をひとつ。
今月初め、6次産業化の研修会で高知に行った。
研修会の会場となった高知大学キャンパス
高知県と言えば、アツい情熱とクールな頭脳を併せ持つFさんをはじめ
熱血人の友が多い街。
今回もまさにTHIS is KOCHI人そのもの、
いわゆる「いごっそう」との邂逅(かいこう)を果たした。
龍馬ふるさと博「とさてらす」で
普通なら、研修会が終わった後の懇親会などで
親交を深めるものだが、研修会の前日の晩から居酒屋でまず知り合って
飲み語り合うなんて、高知ならではの豪快さだったよ。
彼等の特長(あくまで個人的で極端な見解)は、まず
○声がデカい。
大きいではなく、デカい。
○身振り手振りが大きい。
○とにかくよく酒を呑む。
飲むではない、呑む。
○大言壮語する。
本気で世界や日本を変えるような話を平気でする。
僕はまたこれが大好きなんだ。
○常に戦略思考で考え続けている。
鹿児島の人も戦略思考的だと思うが、大方の日本人が欠けている能力である。
○ビシッと相手の目を見て物を言う。
○明日から、これから直ぐにでもやろう! と、今にも立ち上がろうとする。
かなりせっかちである。
これまた僕が好きなのだ。
「明日から始めるぞッ。一緒にやるよな、なッ!!」
まあ、僕もかなりの大法螺吹きではあるが、
その晩のN志士はじめメンバーの発想の大胆さや奇抜さには、
僕も完全に意表を突かれた。
本当に龍馬や慎太郎並み。
まさに幕末にも似た昨今だが、黒船はアメリカだ、中国だ、脅威だ、なんて特定の国をあげつらうようなスケールの小さな人間は、ここには一人もいなかった。
先が見えない乱世の時代になると、
やっぱり高知や鹿児島、帯広なんか日本の端に位置する地域から
変革人材が輩出されるのかもしれない。
空気なんか読めなくったっていいじゃないか。
(でも女性には嫌われたくないけどね)
アドレナリンが出っぱなしだった。
隣のテーブルでは、地元の学生たちが楽しそうにコンパをやっている。
「知っちゅう! それ知っちゅう!!」
とあのネイティブな土佐弁が聞こえてくるたびに
何故だかだんだん嬉しくなっていった・・・。
ぜひとも彼ら立志の青年たちに、この世の中を変えていって欲しい。
ニッポンが変わらずにいい国であり続けるために・・・。
国宝・高知城
このチャンバラ貝と呼ばれる肴で鯨飲し、そして熱く語り明かす
竹串で器用に身を取出し、この尖った部分を必ず外してから口に放り込む
藁炙りのカツオのたたきももちろん美味しかったが、名物「焼き鯖寿司」や「うつぼの唐揚げ」も、いごっそう的旨さだと思う