昨夜まで、再び香港に行ってきた。
相変わらず中国大陸からの観光客・ビジネスマン、買出しの商売人まで、あらゆる人たちがこの活気ある街にやって来ている。
繁華街の様子を見ると、高級貴金属の新店舗が軒並み新装開店していたり、ブランドショップの活況も日本の比ではない。
高級デパートやストアに行っても、家電製品や食品、衣類など
信じられないくらい売れている。
これはとんでもない景気の爆発か?? と思えるほどだ。
不動産も天井を突き抜けている。
その一方で、最低賃金だの、通勤費補助だの、と
かつての自由放任主義(レッセフェール)はどこへやら
もう訳がわからないほど。
逆に香港の人が中国に職探しに行ったり、
買い物に行ったり、住む部屋を求めたり、
結婚相手を探したりしている。
エエッ!玉の輿に乗るなら中国人??
逆じゃなかったの?
ビジネスの話題も投資話ばっかり。
しかし、現地のテレビや新聞のニュースを観たり、
ビジネスパートナーと情報交換するうちに
更に新たな様々なことが見えて来た。
今や、アメリカ、欧州、日本という三極の経済がどこも危機的な状態の中、新興国の代表的存在である中国に事業も資金も注目も集まっている。異常なくらいに…。
香港や中国、台湾を舞台にすさまじいスピードで、すさまじいことが、すさまじい規模で進んでいる。
九龍・ネイザンロード
震災復興真っ只中の日本の報道を通じては、
今世界で何が起こっているのかは、絶対に分からない。
仕方の無いことだが、これからを生きるビジネスマンならチェックを怠らないよう注目を喚起しておきたい。
従来の延長線上の発想で政治や経済を考えていて良いか、
これからの日本や地域、組織をデザインする人はぜひ問い直してみて欲しいと思う。
いま世界は、アジアは、どこに向かおうとしているのか?