すっかりご無沙汰してしまいました。
こんなにアップの間隔が長くなったのは初めてではないでしょうか。
本当にごめんなさい。
あんまりブログをアップしていないので
最近、多くの方から、
身に何か起こったんじゃないか、
体調でも壊したの?
と心配してくれる方が増えてきて
本当にご心配をおかけしました。
毎日元気でやっております!
3月後半の年度末には、全国各地の皆さんと交流の機会も多く、、
初めて訪ねる街が多かったので、とても勉強に、そして刺激になりました。
当時、声がかすれて、咳き込むことが多くて
話が聞き辛かったでしょう。
心からお詫びします。
4月の新年度に入り、例年なら少し落ち着く時期に
今年は海外出張が重なってしまいました。
アジアは第一四半期の経済指標が、どこも年率換算で6~13%も成長しており、すっかり回復モードです。
販売の現場でもしっかりとしたものになりつつある様子でした。
統計上でも、3月のわが国の農林水産物の輸出額は、
対前年同月比+25.7%の440億円となっています。
(財務省貿易統計の速報値)
そして5月の連休。
本来なら若葉のリフレッシュの季節なのですが、
今年に入ってからの低温、日照不足、多雨などの影響で農作物は大打撃。
軒並み野菜は高騰し、また花付きが悪いとか
新芽が傷むなど異常気象が原因で
夏秋の果実や茶葉に影響が出るのは必至の情勢です。
また、遠くギリシャの財政破綻に端を発するユーロ危機は、
結果として円高と世界的な株安の連鎖をもたらし、
「ニッポンを売る!」アクションに大きな影を投げかけています。
そして、タイのバンコクで発生した大規模な政治運動は、
市街地での暴動騒ぎに発展してしまい、
多くの死者まで出る惨事となりました。
つい最近までニッポン商品を扱ってくださった百貨店や
高級ショッピングモールが一部焼失、破壊されるなど、
報道を看るたびに、本当に心の痛む事件となってしまいました。
さらに追い討ちをかけるように、
4月に宮崎県で発生した口蹄疫は、とんでもない広がりを見せ、
いまや宮崎県の経済だけでなく、日本の畜産業にも深刻な打撃を与えるかの様相です。
一緒に海外販路開拓に汗を流した宮崎県の生産者や
サポーターたちが、連休前から声を張り上げて、
窮状を訴えていました。
普段ならほほえましいつぶやきがのぞけるツイッターが
悲鳴にも似た惨状を伝える媒体と化していました。
僕も帰国後、協議のために、
宮崎市や都農町に行って来ました。
人も感染を媒介するので、軽々に動いてはいけないので
もちろん現場には近づきません。
畜舎の近くには、どこも石灰が撒かれている。
都濃や川南の農業の生産者の皆さんも、
一様に心を痛めておられました。
彼らでさえ、畜産の仲間たちになんと声をかけて良いのか分からないのだそうです。
県下のあちこちで消毒作業が行われている
現場の話を聞けば聞くほど、もう僕にはこの問題について
何も語れなくなってしまいました。
なぜなら問題が余りに根深く、複雑すぎて、
また視点によって事実関係がまったく異なってくるからです。
最前線で活動する県庁や国の出先の皆さんは本当に苦労されている
農業・畜産業は、製造業ほか他の産業と同様、
多岐にわたる要素で成り立っている産業なんだと改めて認識しました。
各地で予定されていたイベントや運動会はすべて中止
畜産業だけでなく、観光、外食、金融、物流、流通ほかあらゆる産業に深刻な影響を及ぼしていることにも気付かねばならない…
では今、僕らに出来ることと言えば、
もちろん義捐金のカンパもあるでしょう。
そのほかには、
やはり出来る限り宮崎産の農産物や食品を心がけて買い求めることじゃないでしょうか。
僕は縁あって、仕事で地場産品の販売支援もしているので、
当然、今後の復活に向けたアクションについて
今から手を打つことでもあります。
嬉しいことに、
これまでお付き合いをしてくださった
海外の関係者の皆さんから義捐金や励ましの言葉、
そしてガンバレ宮崎の意を込めて、
追加発注を頂いています。
そこで僕は、明日からまた宮崎の応援のために
10日間ほどアジアを廻って来ます。
これまでは、いつでもどこでも、“ニッポンを売る!”という意識で頑張ってきましたが、今回だけは「MIYAZAKIを売る!」という熱い思いを、海外の現場で訴えかけてきたいと考えています。
また少しの間、活動に専念するかもしれませんが、
近いうちに、本ブログは必ず復帰しますから、
そのときはまた応援よろしくお願いします。
日本各地、海外各地の皆さん、
ご支援本当にありがとうございます。
望まない海外連鎖もあれば、善意、協力、共生の連鎖もありますね。
もう海外とは遮断できないわが国が、
世界とどう向き合うのか、何をなすべきか、
本当に冷静に、真剣に考え、行動する段階に入ったのです。