お知らせ

                  

せっかくブログ更新が軌道に乗ってきたというところで、

また19日から海外出張で日本を離れます。
           
今回は、少しばかり長くて、16日間の予定です。

 
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神在月(旧暦10月)の出雲大社。これから全国の神様を迎える(島根県出雲市)
 
  
海外で半月を超える日程だから、出来るだけ沢山の事物に触れようと思っている。
 
が、その一方で、
 
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いつも講演や研修会で訴えているんだけど、
海外から振り返ってみて、我が国、愛する地域を
“外からの視点で”見つめ直し、
そしてその魅力を再発見してみることを
改めて実践してみようと思う。
 
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60年に一度の葺き替えの工事も進んでいる
    
   
今年は、古事記編纂1300年の記念の年である。
 
神話とはいえ、否、神話だからこそ
僕たちは、国の成り立ちをもっと楽しく学ぶべきではないだろうか。
 
 
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縁結びの神様には善男善女が遠くから集まってくる
    
社会教育っていろいろあると思うのだが、
古事記にまつわる史跡を訪ねるもの悪くないと思うのだが
皆さんはどう思います?   
 
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恋みくじがびっしりと
 
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願えば、必ず神様は聞いてくださいますよ(中国語で有求必応と言います)
  
   
今、日本各地・各分野には、元気でチャレンジングな人たちが大勢現れている。
 
景気はアジアのパワーを取り込まなければならないかも知れないが、元気人間パワーでは、すでにニッポン人は、再びアジアを追い抜いていると僕は確信している。
 
 
みんな本物の自信と愛国心・愛郷心を持つならば、今こそ
多様な考えを持つ海外の人たちと共感し、協働できるはずだ。
   
   
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次のアップは、12月6日頃を予定しています
    

今日は何の日?

               
おとといの11月15日は、何の日かと言えば、
七五三、
そして、ボジョレーヌーボー解禁
の二題がニュースを飾った。
 
 
全国の歴男歴女、坂本竜馬ファンなら、この日は
竜馬の生まれた日であり、暗殺された命日として
見逃すわけにはいかないだろう。
(もっとも当時は旧暦の11月15日を使っていた)
 
 
竜馬に思いを馳せていたら、先月先々月と続けて二度訪れた京都・伏見の街を思い出した。
 
伏見には竜馬ファンのメッカ、寺田屋があるところ。
    
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暗殺の舞台の京都蛸薬師の近江屋とは異なるが、
薩長同盟を成し終えた直後の危機的事件の舞台として
あまりにも有名な場所。
   
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最近、日本にも、僕の周りにも、平成の竜馬と呼べる熱血改革の志士が何人も現れているぞ。
 
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おりょうさんが風呂場から竜馬に危険を知らせたと言われる階段
 
青年諸君! 高い志を立てて、この階段を駆け上がれ!!
 
 
 
街は濠川の穏やかな流れに静かな佇まいをみせる。
   

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かつては、京の都と各地を結ぶ水運の要所であり、
様々な物資を運んだのであろう。
  
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遠くから寺田屋お登勢さんの威勢の良い掛け声が聞こえてきそうだ。
   
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伏見は、かつては伏水と書かれていたほどの名水の里。
 
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濠川沿いには立派な酒蔵が並ぶ。
 
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月桂冠大倉記念館
  
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今やここ伏見の名酒も、欧米を中心に世界の愛飲家によって、その柔らかな吞み心地が楽しまれている。
   
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その伏見名水を使って丹念に育てるトマト農家のH君も
今、大きな夢を描き世界を向いてチャレンジしている。
 
 
 
この街を案内してくれた方が、僕の鯖寿司好きを知って
紹介してくれた。
 
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僕はこの逸品に目がないのだ。
 
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そのつやつや光る鯖寿司をひと口頬張ると
適度な弾力のサバの身と米が口の中で踊りだし、
甘酢に加えて、ショウガとゴマの風味が脳天一杯に広がる。
 
 
僕にとって悩ましい、最後の晩餐候補がまた一つ現れた。
 
   
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民家の庭先で見つけた大輪の花
 
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陽光の下で感じる、考える

   

アジぃ~~ッ!

飛行機が遅れて着いたばかりに
開始時間ギリギリになってしまった…。」
      

 
全国的に寒波の来襲で12月の寒さだっていうのに、
汗だくで会場に駆け込む。
 
  
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そう、ここは沖縄県那覇市
 
海外を目指す県下の若い皆さんと3時間にわたる
実務研修会に臨んだ。
 
    
会合の翌日は、また見事な晴天で
11月も半ばを迎えたというのに、この日は特に暑かった。
 
 
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いつも大勢の人で賑わう国際通り
 
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路上のブーゲンビリアも美しい花を咲かせている。
 
 
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ご存知の方も多いと思うが、
ブーゲンビリアの花は、芯の3本の先の小さな白い部分がそうで、赤やピンクの鮮やかな部分は「包葉」と呼ばれる葉なのである。   
 
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平日の午前中ということもあってか、
修学旅行生と熟年世代の観光客が目立っていた。
 
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買い物客で賑わう大きな土産店の方に話を聞くと
中国からの観光客が激減した、と少々嘆いていた。
 
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何せひとり当たりの使う金額が大きいのだそうだ。
 
 
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そうだった。 
  
尖閣諸島も、普天間基地も、オスプレイも
実際に沖縄県の土地が現場そのものであり、
とりわけ厳しい政情とずっと向き合っているのである。
 
   
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日常の生活では、なんくるないさ~(大丈夫、心配しなくていい)と、自然に委ねる大らかな知恵を持つ沖縄の皆さんだが、これらの重要課題だけは、なんくるならない。

国民全体で真剣に取り組まなければならない。

 
 
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極東アジアの平和と安定さえ実現されれば、
人流・物流・商流の真のハブ中継拠点として
さらに多くの人が行き交う、自然と人との共生の楽園が姿を現すことだろう。
 
 
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ここ那覇でも、Xmasツリーの装飾が始まった
 
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海外で花開いたBonsai

            
ここは宇都宮線土呂駅。 大宮の次の駅である。
 
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以前は、「とろ」と言えば、
弥生時代の遺跡で有名な静岡市の登呂を連想していたが
今は、ここ埼玉県さいたま市の土呂の方がなじみが強くなった。
 
なにしろあの有名な盆栽町があるからだ。
 
 
この日の目的は、近くの埼玉県自治人材開発センターで行われた、シティープロモーションに関する研修会に参加したのだった。
 
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県、および県下各自治体の職員の皆さん方と活発なやり取りを行なった
 
 
   
さて、このセンターの建物の隣に「大宮盆栽美術館」がある。
 
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格調高い日本家屋のエントランスが心を落ち着かせる。
 
 
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日本を代表する文化のひとつでもあり、最近、海外からの見学客も多いそうだ。
 
 
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「季節の一鉢」と題されたこの作品は、この一本の低木から深山幽谷の晩秋の紅葉風景を想起させるからスゴい
 
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ネットからのニュースによると、
国内の盆栽人口はピークだった数十年前の3万人から
現在はわずか7千人にまで減少したにもかかわらず、
 
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JETROの情報によると、盆栽と庭木を合わせた輸出額は、平成13年度の6億4千万円から、昨年はなんと10倍の67億円の最高金額を記録したという。
 
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まさに、海外に販路を開拓して、勢いを取り戻している好例である。
 
   
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主な輸出先は、
中国、イタリア、オランダ、米国なのだそうだが、
     
    
アジアでは富裕層がステータスシンボルとして高額品を買い求め、欧州では簡易な盆栽がインテリアとして受け入れられる傾向にあるという。(以上の出所は、Sankei Biz10月5日付)
 
 
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技術者も各国に派遣され、その匠の技術が絶賛されているという。
 
まさに、自然をアートする最前線なのである。
   
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日本国内では、とかく高齢者の優雅な趣味というイメージがあるが、海外では全く違う支持層を開拓したのである。
 
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日本国内でも「Japanese Bonsai」の復権は間近いに違いない。
 
 
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屋外の庭木も色付きが始まった…
            

知恵と工夫と努力、そして災害を克服しての収穫の秋

          

ここは、熊本県玉名市 旧天水(てんすい)のみかん農園。

 
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有明海を望む、水はけの良い急斜面。
      
昔より天水みかんとして有名な町。  
          
ここにも努力と研鑽をつみ、プレミアム級ミカンを栽培する生産者がいる。
 
   
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極早生から早生への移行のシーズン。
 
たわわに実った鮮やかな果実が目にまぶしい。
 
 
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園主自ら貴重な果実をちぎって頂く
 
  
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どう表現したらいいのだろう?
 
ミカンの味が濃い! としか言いようのない深みのある果汁がジュワーッと口いっぱいに広がるのである。
     
糖度はものすごく高く、酸味とのバランスも素晴らしい。
 
天然果実とは呼べないほど濃く味(こくみ)の強いこのミカンは、いったいどこで食べられるのだろう?と知りたがったら、案の定、青果卸売市場がわざわざトラックを仕立てて直接買い付けに来るほどの代物だという。
    
   
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常に勉強して工夫し、知恵を働かせている結果だという。
 
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まだ緑が残る青島ミカンは年を超えて1月中旬ごろに出荷される。もしかしたら日本人ではなくて、旧正月を祝うアジアの消費者の口に入るかも…
 
 
若い後継者の自信に満ちた眼差しが印象的だった。
 
 
 
車で移動して約40分。
ミカン栽培の盛んなJAの選果場を訪問。
 
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次々と収穫された果実が運ばれてくる。
 
オレンジ色の絨毯。
 
 
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樹上で完熟させたうえ、ひとつひとつ手で段ボール箱に並べて詰めた逸品だ。
   
これからさらに一週間貯蔵すると、目を見張るほどの商品に仕上がるのだという。
   
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確かに違う。味も未体験の素晴らしさだった。脱帽
    
    
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カナダ向けの段ボールも。クリスマスオレンジかな?
 
 
 
近くのメロン栽培のハウス。
 
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見事に管理された舎内は息をのんでしまうほど。
 
聞けば、売り先はほぼ決まっているとのこと。 どおりで…
 
    
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これから管理の終盤で、12月に入ったら出荷が始まる。
 
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歳暮、クリスマス、正月の店頭に並べられるエリートたちだ。
 
 
 
県の最北部に位置する荒尾市
 
ここのジャンボ梨は昔から有名だ。
 
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ひと玉 1.2キロから1.5キロになる物まであるという。
 
とにかくデッかくて、そしてずっしりと重い。
 
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新高
(にいたか)梨。ジャンボなのにみずみずしく甘い
 
  
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幾多の災害や試練を努力と知恵で乗り越え、さらに、今後縮小していく市場に対応することに挑戦する生産者や組合が今日も全国どこかで頑張っている。
 
  
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豪雨あった今年は一際収穫の喜びを実感する秋

    

抜けるような秋空に誘われて足を運んだのは、
7月に豪雨で被害の大きかったひとつである熊本県だ。

 
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ここは県の中北部に位置する大津町。
 
サツマイモの生産で有名な町でもある。
 
 
熊本地方では一般にサツマイモのことを唐芋(カライモ)と呼ぶ。
 
 
早速、唐芋の畑に行ってみる。
 
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ちょうど今が収穫の真っ最中。
 
僕も幼稚園の時、毎年芋掘りに行って
その時だけ元気がよかったことを覚えている。
 
 
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昔はこんな鎌で葉や茎を切り落としてから
手で掘っていたが、今は機械がそれをこなしてくれる。
 
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続いて芋掘り機の登場。
 
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機械後部では掘られた芋がそのままコンテナに詰められていく
 
 
地域リーダーの畑であったが、とにかく素晴らしい手入れが施されていた。
    
ニッポン農業の真骨頂をここでも体感。
 
 
試しに掘りだして頂いた。
 
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ご覧のとおり、土は高級じゅうたんのようにフッカフカ。
 
やはり土が品質の決め手。
 
   
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町のところどころにあるサツマイモの貯蔵庫。年中13℃くらいだそうだ
 
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選果場から次々と自慢の製品が出荷されていく。
 
ここ数年、宮崎県や鹿児島県産と共に
熊本県産かんしょが海外で人気を博している。
 
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前図の選果場と同じデザインの袋の熊本産かんしょが香港の高級デパートにあふれんばかりに販売されていた  今年10月末撮影
 
 
 
大津の販売所に併設されているテイクアウトの芋天の店。
 
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遠く県外にまで知れ渡るほどの人気店というふれ込みに疑心暗鬼だった僕も、アッつアツの特大いも天を一口食べたら、ひっくり返るほど旨かった。
 
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普通の天ぷらとはまったく違う食感で、
外はパリッパリ、中は程よくしっとりとしていて、
濃いサツマイモの甘さが適度なほっこり感と二重奏を奏でる。
 
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今年のイチ押しFフードだ。
 
聞けば、JA婦人部の皆さんが門外不出のレシピで
心を込めて作ってくれているという。
 
http://jakikuchi.jp/kiji/pub/detail.asp?c_id=64&id=13&type=top
(とれたて市場大津店)
        
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優れた食材は、やはりそれを最大限に生かす食べ方と共にアピールすることが大切だと再認識。
 
 
豪雨被害にもめげず、今年も素晴らしい唐芋を作って頂いた皆さんと穏やかな秋空に感謝!
 
 
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