サッカーの話題が出たので、もうひとつ。
ワールドカップでは、当然、吾らがニッポンを応援しているのだが、
もうひとつ気になるチームがある。
それはアルゼンチン。
多くが認める優勝候補で、強いし、
どこか野武士のようなたくましさを持つチームカラーも好きなのだが、2年前、首都ブエノスアイレスを訪ねて、この街の魅力に取り付かれてからは、アルゼンチンという国が頭から離れなくなってしまったからなのだ。
大人の哀愁漂う、ホワイトラテンの街を歩くと
その重厚な景観と風の香り、行き交う人たちのシックないでたちに、
もうメロメロになってしまった。
この辺の事は改めて紹介することにして、
今回の話題はサッカーだった。
「7月9日通り」沿いのビルにも大きな看板が。
市内最大の繁華街であるフロリダ通りを歩いても
目に付く、目に付く、あのスカイブルーの縦縞が…。
メッシ、テベス、サビオラなど、代表選手の名前も見えるぞ。
サッカーファンならたまらないんだろな。
* *
郊外のボカ地区を訪れる。
ボカ港は、
あの「母をたずねて三千里」のマルコ少年が上陸したとされる港だ。
官能的な動きが魅了するアルゼンチンタンゴの発祥地でもあり、
また、人気チーム「ボカ・ジュニアーズ」の本拠地でもある。
とにかく時間を忘れて歩き回る。
ふと、どこかで観たような後ろ姿…。
振り向くと、ああ~っっ!!
代表監督マラドーナのそっくりさんじゃないか。
この人、結構有名人らしく、振る舞いも堂々と板についている。
今頃は、引っ張りだこなんだろうなあ…。
きっと国を挙げて代表チームを応援してるに違いない。
こんな体験してるから、
あの縦縞ユニフォームを看ると、つい気になってしまうのだ。