新年快楽! 恭喜發財!

         
新年明けましておめでとうございます!

    

     
エッ! 

もう1月も過ぎようというのにナニ寝ぼけてるかって???

      

      

いえいえ、ご存知の通り、

農暦正月の元旦を迎えたからなのであります。

     

       

ちなみに
「一年の計は元旦に在り」という言葉は

   
中国では、
        
“一年之計 在於春” (一年の計は春に在り)という。

      

             
   
ここシンガポールのチャイナタウンも元旦の一週間前は、
正月用品を買出しに来る中国系の市民でごった返していた。
     

      
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地下鉄チャイナタウン駅入口で

    
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表通りもこのように正月のデコレーションが

     

     

平日の夕方にもかかわらず通りは人で一杯。

    

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夏の装いの春節なんて赤道直下のシンガポールならでは

      
   
     
押すな押すなの大盛況だ。

     

   
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どことなく歳末のアメ横のような雰囲気。
       

   
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街中はもう朱色に近い赤一色!
      

      
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正月のめでたい言葉が並ぶ

    
  

赤こそおめでたさを演出するベストカラー。
    

共産主義などイデオロギーとは関係ない。

       
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はじめは冷静にタウンウォッチングを試みていたが、
そのうち賑やかな雰囲気の呑まれてしまって、
もうおのぼりさん状態。

    
     

買い物客の渦の中に深く身を沈めていくのであった…。

     

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正月の家庭におつまみ・スナック類は必需品

   
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干し柿のような伝統食品も人気だ

    
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おめでたい名前がついたドライフルーツは定番

    
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味付け海苔も中華圏では手軽なスナック

        
    
    

      
日本もいま農業に広く注目が集まっているのだから、
もう一度農暦の正月を復活させ
日本の風習、農業への畏敬の念を醸成したらどうだろうか?
     

    
            
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ミカンは大吉につながる縁起物

      

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お好み焼きをジャパニーズピザと呼んでいるゾ

         

        

エッ!? 単に賑やかなのが好きだからなんだろう、 って?

     
   

ウン、それもありますねッ!

      

   
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今年初のライブ中継

       
今、シンガポールに来ている。

       

      
先回の広東出張であまりの寒さに懲りたのか
しっかり寒さ対策をしてきたのだが、
空港に降り立って、

     
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やっぱり・・・。

      

今度は30℃を越える蒸し暑さ。

       

    
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今度は夏物の薄手のビジネスウエア一式の準備がなく
もうガックリ…。

      

        
赤道直下だから当たり前と言えばそれまでだが、
もう頭の中は混乱状態。

         
       

こんなことで、いや、こんなことだからこそ
つくづく自分が嫌になるときがある。僕だけかも…。

        

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空港から市街まで、あらゆるところで大規模建築現場に遭遇。

     

       
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アジアの誇る巨大な観覧車と左下は建設中の巨大なカジノ施設
      

     
        

わずかの間に、またすっかり変化している。
     

       
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タイやマレーシア向けの格安航空便用のバジェット空港も供用開始

   
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世界一のシンガポール港も健在

            

       
     
ほんとに大丈夫??

    

    

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いたるところで工事現場に遭遇する

      

      

現地に到着したその日の晩から、
精力的に現地のビジネスマンの皆さんと情報交換したが

      

               

やっぱり・・・

       

     
     
暑さ寒さのことではない。
      

景気・消費動向のことだ。

     

       
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今回の短い滞在の間、今日からまた沢山の皆さんと交流して
変わるシンガポールの生の情勢を聞き出していこう。

       

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街中がだんだん旧正月モードになってきた

      

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いよいよ旧正月の飾りつけも始まる

    

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“食在広州”も変わり続ける

    
(前回から続く)
           

中国の改革開放がまず広東省で打ち出されてから早や30年が経つ。

       
      
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広東の人たちにとって鄧小平は特別な存在だと思う

        

         
もともと歴史的にも、考え方も外向きであった広東は、
外資誘致を通じて、この間、常に変貌を遂げ、中国の近代化をリードしてきた。

       
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わが国では上海の発展振りが注目を浴びているが、
広東だって改革開放の先駆者として負けず劣らず急成長しており、
中国発展の南のエンジンの役割を担っている。
       

      
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広州旧市街中心部 海珠広場エリアの夕景    左が珠江

      
    

      
   だがその裏で
     

         ・・・やっぱり。

     

     
      
都心の古い住宅や街並みが再開発されていっているのだ。

    

   
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「拆」という字は、これから取り壊すという意味の印し

     
      

      
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30年前、僕がきつい仕事の合間に歩き廻った懐かしい路地も
このとおり取り壊しの運命にあるのだ。

    

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もちろんそれがよそ者のノスタルジアだとは解かっていても、
やっぱり寂しい。

      
     
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僕の愛したこの街が消えていってしまう…。

      

    
でも自分だって、いつまでも昔を引きずってはいられない。

    

      

僕のビジネス方針は、
      
専門分野を強制的に5年に一度、
完全にリセットしてしまう
こと。

     
     
                

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後ろ髪を引かれる想いはあっても、リセットは必要だと思う

             
      
     
20年前の開業以来の鬼の鉄則だ。

     

今でも忠実に実行している。

     
        

過去の成功体験を売り物にするような輩だけにはなりたくない。

      
    

幾ら年をとっても、またゼロから学び始める。
(本当はゼロではないのだが)

         

   

いつまでも前を向いていたいから。

        
    

ただそれだけである。

      

     

        *        *         *

    
    

気を取り直して、街の西郊にある茘湾湖公園にある広東飲茶の殿堂である泮渓酒家に足を運ぶ。
      

    

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すっかり洗練されてしまっているが、昔のあのゆったりとした雰囲気はまだ残っていた。

    
     
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緑あふれる広大な公園の中の湖畔にあるレストランだ

         

      
やはり「食在広州」だと感じさせるのは、実は料理のレベルの高さだけではなく、市民の生活の中にしっかりと奥深い食文化が根付いていることこそが本質なんだと気づかされた名店でもある。

       
    
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朝早くからこのとおりの様子。  生活の中の飲茶(ヤムチャ)

      
     

もちろん料理だって変化している。

      
古い伝統を受け継ぎつつも、ドンドンと進化しているに違いない。

     
    
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兎などの動物をかたどった点心はこの店が発祥  
数千種の点心を作ることが出来るそうだ。

   
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凄まじいスピードで変わる広州にも

また新たな興味が湧いてきたゾ。

                              (シリーズ終わり)

        

   

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広州の目抜き通り「北京路」の正月飾り

     

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ハッピー 「 Niu 」 イヤー !?
      
中国語の解かる人ならこのシャレわかるでしょ。

    

しかもスポンサーはあのお騒がせ・・・。

      

         

南の玄関口

      
日本のお正月が一段落すると、次は旧暦正月がやって来る。

   

中国や韓国、東南アジアの一部の国々では、新暦新年より賑やかに過ごす事は皆さんご存知の通り。

         
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街の至るところで「年貨」(正月用品)を売り出している

    
    

久しぶりに広東省広州にやって来た。

      

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広州市のシンボル「五羊の像」    

      

        
    
誰もが認める中国南部最大の商業都市であり、
海外に向かって開かれた近代以来の南の玄関口である。

    

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洋風建築が目に付く広州の繁華街

    
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“租界”のあった沙面地区

      

       

ここは僕にとって第二のふるさととも言える街。

    

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近代革命の父“孫文”を称える「中山記念堂」

          

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広州は別名「花城」とも呼ばれ、生花が一年中絶えない

    

        
1980年代の約10年間、世界最大の商談会と言われる広州交易会中国輸出入商品交易会)の日本事務局担当として毎年4月と10月にそれぞれひと月あまり滞在していたからである。
     

    
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広大な商談会場が私の20代の主戦場だった

    

     
国際ビジネスの勘どころや内外人脈、中国語を実地で学んだのもここなのだ。

    
    

だから、新年最初の出張地が広州であるのは、僕にとって事のほか嬉しい。

  

   

ところが、だ。

     
延べ2年ほど滞在したことになるのだが、広東語の会話は少し出来るくせに、真冬に滞在したことがなかったので気候を甘く見ていた。

     

    
めちゃくちゃサブいッ!!

    

バナナやライチ、サトウキビの印象が深いからもっと暖かいと思って、夏物衣料を数枚しか準備していなかったのだ。

   
    

今日の最低気温は6℃???

      
    
北回帰線より南に位置する亜熱帯の街のはずが、
これじゃあ今の西日本と変わらないじゃないかァ・・・。

      
 
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この防寒ファッションが広東!?

      

     
参ってしまった。

      
         

昔は設置されたばかりのクーラーの効き過ぎで困ったことはあったが、こんなに寒いなんて…。

        

そう言えば、去年の春節に広東省では寒波の襲来で大混乱になったっけ。

    

    
レストランに入れば、暖かい料理ばかり注文してしまう。

      

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広東料理でトン(湯・スープの意)は、とても重要な地位を占める

  
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様々な素材をじっくり煮出して頂くスープはまた格別!!

     
     

     
昔の滞在経験なんて役に立たない…。

     

         
実は、寒さのことではなく、
すっかり変わってしまった大都市をさまよいながら、
ずっとそう感じていた。
                                    
                                  (次回に続く)

      

三つのC

                
新年が明けて、新聞やテレビで盛んに叫ばれ、
また本当に多くの皆さんから頂いた年賀状の中で
とても良く目についた言葉が三つある。

    

     
どれも頭文字が共通しているが、それは「」である。

      

     
三つのC ・・・

    
     

最新のマーケティング用語でも経営用語でも何でもない。

      
       

  Chance    (チャンス)

  Challenge  (チャレンジ)

  Change    (チェンジ)

                         である。

    

      

     

 ピンチをチャンスに!

    

 常にチャレンジを!

   

 チェンジが必要!

     

      

   

アレレッ???

    
   

これって、これまで5年以上も僕らが生産や販売の現場で
皆さんと一緒に身体を張って会得してきた原点であり、
ニッポンを売る!」でずっと訴え続けてきたキーワードじゃないですかッ!?
       

      

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ニッポンを売る!の講演での常套句は
 「今をピンチと観ますか?それともチャンスと観ますか?」
 「もう人任せは止めて、自らの力でチャレンジしよう!」
 「自分が変われば、周りが変わり、世界が変わる!」

      

         

前例やモデルなど過去の経験や過去からの延長でしか先の事を考えられない人たちは、もう前向きで新たな発想は出て来ないし、
きっと今、どうしてよいか分からないはずですよね。

     
       

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毎年新年、総理が参拝する伊勢神宮     

       

      
各地ですでに活発な行動を始めている、多くの我らが同志の皆さんにとっては、今ほどやりたい事だらけの時はない。

         

      
逆に、目標をもっと絞りましょうよ、と僕からたしなめられるほどですもんね。

     

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伊勢神宮参道

      
     

      
時代が皆さんにようやく追いついてきた のです。

     
      

     
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伊勢神宮「おはらい町」の商家にて

         

         

         
大チャンス到来ですね。

    
思いっきりチェンジして、
     
果敢にチャレンジし続けましょ!

       

   
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元旦、九州地方も珍しく薄っすらと雪景色

      

年頭之辞

     
新年あけましておめでとうございます

   

     
    
2009年の元旦を迎えた。

      
              
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中国・上海

      

        
元旦とは、元日すなわち1月1日の朝のことで、
という字は地平線に昇る太陽を表しており、
漢語でも「朝」「早朝」を意味している。
      

             
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中国海南省・三亜

     
       

     
日頃夜更かしが多い生活をしていても、
見知らぬ土地へ行くと何故か早起きとなり、
自由に散歩できる時間もいつも朝に限られるから、
おのずと朝の印象が深い。

       
      
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ベトナム・ホーチミン  サイゴン河畔

    
    
以前は、受身で嫌なことが待っている日も多く
そんな日の朝なんて明けて欲しくないと思うこともあったが、
最近は毎日がチャレンジすることが多く、
結構寝起きはいい方かも知れない。
     
     

今日もまた誰かと出会うことができる!

     
誰かと面白いことを考える、行動する。」
       

      

そんな日が一日でも多くなっていることに感謝している。

      
         
Dsc_1438
ブラジル・サンパウロの朝

    
    

境遇が良いか悪いかではなく、
自分の気持ち、姿勢が朝の迎え方を決めるのだ、と気づく。

     
     
一年の計を練る元旦もまた…。

   
    

      

  ちなみに、

一日の計は朝にあり  
一年の計は元旦にあり  
十年の計は樹を植えるにあり  
百年の計は子を教えるにあり

                   だそうである。
     
       
    
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ブラジル/アルゼンチン国境・イグアスの朝

     
    

底が見えない景気後退、社会の閉塞感、生活・将来への不安…。

     

年が改まることで、
とにかくマインド(気持ち)を変えたいのはみな同じ。 

    

         
    
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ロシア・ウラジオストク港

     

     
「ニッポンを売る!」地場産品の海外販路開拓も、
円高、世界的不況、購買力の低下などこれまでにない逆風が吹き荒れている。

     
       
だから今こそ、ファイティング・スピリット(闘う前向きの姿勢)が湧いてくる」というもの。

     

    
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タイ・バンコクの夜明け

    

      

世界中が協力して、再び「バーチャル金融膨張経済」の復活を許さないとしたら、新しい経済秩序と価値観の大転換の中で、地方が、農林水産業が、額に汗する製造・販売の実体経済が先頭に躍り出て、環境共生の時代を構築する絶好のチャンスだと捉えて行動していきたい。

       
       
Dsc_0188
日の出前のカンボジア・アンコールワット

    

    
春は必ずやって来る。  …これは当たり前。

      

その春をどうデザインするかが、
今の私たちに課せられたワクワクする作業なのである。

      

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維新の郷  -鹿児島

      

      

           
本年も「ニッポンを売る!」を

どうぞよろしくお願い申し上げます。

      

     
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シンガポールから帰路の機内で