長崎県食品産業協議会の研修会に参加させていただいた。
会場のホテル
日本でも代表的な水産加工業をはじめ、様々な加工食品の製造・販売に従事される代表の皆さんと交流した。
一杯の会場は熱気に包まれた
昨今の原油、素材、食糧等の高騰に対する危機感を共有したことはもちろんのこと、新商品の開発や新たな販路開拓について前向き・活発な情報交換も行われた。
長崎の人は静かな人が多いかと思っていたら、なんの、元気でアイデアマンが多いのでビックリした。
とんでもなく面白いアイデアが次から次へと出てきて、これからが楽しみ楽しみ。
交流会での自社紹介コーナーは大盛り上がり
あんまり面白くてワクワクする企画ばかりなので、僕もここで自慢に披露したくて喉元まで出かかっているのだが、どれも各社・各業界にとってシークレットのはず。
ここはグッとこらえておこう。
どのアイデアも、実は突拍子も無いものなのではなくて、いろいろな異質な物や考え方の組み合わせが実に多い。
何故だろう?
アッ!
チャンポン、卓袱料理、トルコライス・・・
文字通りチャンポンは混合文化の象徴
トルコライス: パスタ(欧州)と炒飯(アジア)を取り持つカツがトルコだとか?
高級宴席料理の卓袱(しっぽく)料理も和華蘭(わからん)文化
僕はまだ食べたことが無い・・・
これってどれも融合・連携じゃないか!?
長崎の人は、何百年前もから異文化や異質なものを取り込んで新しいものを生み出すという連携をやってのけてきたのだ。
君は「ハトシ」を知っているか?
長崎ではポピュラーな食べ物で、エビのすり身をパンに挟んで油で揚げた食べ物だ。
中国広東省広州で見かけた飲茶点心の「蝦多士」(広東語読みでハートーシー)なのだ。多士はトーストの音訳。
台湾でも、タイのバンコクでも同じような食べ物を食べたことがある。
まさにアジアとの融合。
来月から経済省と農水省による「農商工連携」施策が始まったら、一番得意なのは長崎県じゃないだろうか。
現在長崎では県産品の愛用運動が展開中
いや~あッ こりゃ楽しみだ。
(次回に続く)
日本初の石造りアーチ橋と言われる眼鏡橋。 文化も技術も連携だ