今年も一年間、本ブログ“ニッポンを売る!”にお立ち寄り頂き
心から厚くお礼申し上げます。
来年もどうか引き続きよろしくご愛読いただきますよう
謹んでお願い申し上げます。
皆さま、良いお年をお迎えください。
ありがとうございました。
<日本の農林水産物の輸出、海外展開><新時代の地域活性化><アジアとの新連携>を目指し、 海外に向けてニッポンを売り込み、地方の元気作りを支援する行動派コンサルタントの奮闘記
今年も異常な外部環境の変化の中、
紆余曲折を繰り返しながらあっという間に過ぎた一年だった。
一年経った今でも、相変わらず一寸先は闇。
五里霧中というヤツだろうか。
シンガポールのLittle Indiaで突然の大スコールに立ち往生 2月
ところで、
僕は子供の頃、とにかくテストの点数が酷く悪かった。
答えは、探すと必ずひとつある、 いや 絶対にひとつしかない…かな?
その手のテスト問題がね。
でも、海外のビジネスでは特に、実際には正解は無数に有るかも知れない、
もしかしたらゼロかも知れない。
ひとつだけということはむしろ稀だろう。
ようやくこの年になって僕にも少しだけ息が出来る、
そんな時代になったのかもしれないな。
今年は水についても考察した 水舞台-愛媛県西条市
このようなカオス(混沌)の時代に強いのは、何でも有りの社会で逞しく生き抜いてきた人たち。
アジアにはたくさん居そうだよ。
試験劣等生の僕らにもチャンスが回ってくるかも知れない。
来年の大河ドラマは坂本竜馬が主人公らしいが、
確かに幕末にも似た情景が見え隠れする。
藩から国へ 国から地球へ ???
2010年は価値転換の年となるのだろうか。
前例や成功体験にとらわれない柔らかな頭と情報センス、そして行動力をもって臨みたい。
未来への希望を抱いて、トラのごとく疾走できたら…。
(シリーズ終わり)
アジア以外では、ロサンジェルス、ニューヨーク、そしてUAEのドバイに行った。
ニューヨーク摩天楼 2月
ビバリーヒルズの超セレブが集うロスのロデオドライブ
ここでもニッポンを売る!出会いが
ロスでもNYCでも、卓越した食のプロフェッショナルたちとの邂逅。
サンタモニカで出合ったスイーツの達人に日本製の紫蘇エキスを試してもらう
“Ohhh! Good !!”
ビバリーヒルズでも流行を発信するすごいニッポン人
日本人より日本の心を理解する白人経営者に脱帽
アメリカでも「ニッポンを売る!」元気な人たち。
コーディネートや情報発信、経営の分野でも大和撫子だってめっぽう頑張ってる。
アメリカビジネス社会でも堂々と
ニューヨークでの20年に及ぶ奮闘を経て、
今や日本の食文化の伝道師として米国政財界に広くネットワークを築く
こうして見ると、イチローや松井だけじゃない。
どっこい、我らが日本人は、各地で世界のプロに伍して活躍してるじゃないか。
ニューヨークのレストランで
僕らはもっと自信を持っていい。
マンハッタンの夕景
背伸びしてノーと言ったり、日本が一番なんて、ことさら言わなくてもいいじゃないか。
本当の強さ、自信とは、自分の文化をきちんと発信した上で、
なおかつ、異文化や異なる考え方など多様性を受け入れられる人なのだと思う。
ニューヨーク・チェルシーマーケット
* *
ドバイはもう終わりだって?
常識的な考え方だったらそうだろうね。
でも、それとビジネスチャンスは少し違うと思ってる。
僕の仲間が二人、年末ドバイとボンベイに事業構築のために旅立った。
よろしく頼んだぞ!
* *
これだけ円高が進んでいるのに、変わらぬ戦略・戦術でいい訳がない。
今年から中国と香港でそれぞれ、
地方の元気な皆さんと新しい挑戦を始めたよ。
この広大な中国の大地で、ニッポンの生産者の挑戦が始まる
まだまだスタートしたばかりだけど、
共に3年後がゴールのチャレンジ。
香港でもいよいよスタート 頑張ろう!
国際ビジネスは輸出だけじゃないよね。
複合技を仕掛けよう!
香港の高層ビル群
次の環境変化を予測して、今のうちに種をまく。
常に僕等に求められているテーマさ。
ニューヨークの街角で
それにしても新境地の開拓というのは骨が折れる…。 ポキポキッ
(次回に続く)
この回顧は、あくまで私見に基づくもので、いかなる分析、事象と関係ありません。
今年も地域資源活用プログラム、農商工連携のサポーターとして、
北海道から東北、関東、北陸、関西、中四国、九州、沖縄と各地の元気な皆さんと一緒に考え、行動してきましたね。
2月 東京ビックサイトで
今年も一年、開発=販売の連続だったですね!
飛んだ、走った、歩いた、語り合った、 そして 食べた…。
柚子の里の夏
“一歩前に踏み出さなければ何も始まらない”
元気人たちの共通する発想。
伝統を受け継ぎ、そして新たにチャレンジする・・・。
そんな物作りの現場の喜びの笑顔こそが報われるニッポンになれ
自分たち自身が変わらなければ、もう何も生まれない!
人任せの時代は終わった。
挑戦・努力する人には耳目が集まる 佐賀県
自分たちで集まり、考え、知恵を絞り、そして即行動する。
トライ&エラーの繰り返し。
異業種、よそ者、変人との交流も面白いぞ。
ユニークな人材が集まり、談論風発 愛媛県
絶対に変えてはいけない原理原則と、
大胆に変えていかなければ市場の要請に対応できないこと。
この区分けが難しいんだよね。
結構多くの人が真逆の発想をしているようで少々残念。
少し前までは当たり前の風景が、今では大きな価値を生む
はじめは嫌われ者に徹してでも、時間をかけて説き続け、
行動を共にして結果を求めていきたい。
まだまだ道半ば・・・。
(次回に続く)
福島県猪苗代湖付近
この回顧は、あくまで私見に基づくもので、いかなる分析、事象と関係ありません。
旧正月(春節)までは、いつもと変わらないお祝い気分であった。
香港 1月
いや、むしろ我々は金融危機の影響なんて何にもないよ、
といわんばかりのアピールでもあった。
シンガポールで 1月
でも、一部の業界業種を除いて、やはり不況は深刻だった。
このころは不動産も下落してたっけ 香港1月
繁華街にだってシャッターが降りた 台北1月
ピンチはチャンス!
それまでデフレの発信源、不安定な政治経済などいろいろなレッテルを貼られ続けていた中国が、世界経済の救世主として大きく注目されるようになった。
自転車の洪水は日本に移り、中国は自動車の慢性渋滞だ。
地下鉄と自動車の普及で自転車がめっきり減った 北京11月
替わって、終日の渋滞が・・・ 北京11月
自動車の生産も販売も世界一をうかがい、GDPではいまや日本の背後に迫り、まもなく追い抜いて世界第2の経済大国の座を明け渡す。
日本では都心部ほど自転車がイッパイ 大阪なんばで
脅威と見るか、チャンスと観るか?
数えてみたら今年、中国、香港、台湾、シンガポール、タイなどアジア各国に14回行ってる。
へえ~ッ! なんて驚かないで欲しいな。
すでにアジアへの出張なんて、国内出張と同じ感覚になりつつあるんだよ。ホントだよ。
香港の地下道で
私の仕事は関係ないもん、なんて言ってるあなた。
香港でも鯛焼きブーム!?
あなたのお仕事こそ、
これからもっともっとアジアとの関わりが強くなるんですよッ!
(次回に続く)
この回顧は、あくまで私見に基づくもので、いかなる分析、事象と関係ありません。
今年は、百年に一度といわれた世界規模の同時不況・・・
いや僕は「金が金を生む社会の収縮」だと認識しているのだが
とにかく経験をしたことの無い消費不況が世界を覆い尽くした。
ニューヨーク・マンハッタンにて 2月
またドル安(円高)が進み、海外市場では自国産や通貨安の韓国産などの脅威にさらされた。
香港で盛大に開催されていた韓国物産展 11月
日本産に入れ替わり始めた韓国産イチゴ 2月シンガポール
さらに、メキシコに端を発した新型インフルエンザが世界的に猛威を振るい、一時はパニックに近い状態に陥ったよね。
6月ごろ国際線はほとんどが空席。ガラガラ。
前後3列に乗客はいないかキョロキョロしたっけ。
だって、もし誰かの感染が疑われたら
濃厚接触者として、外国の病院やホテルに長期間カンヅメになるんだもの。
香港国際空港で 8月
6年前のSARS流行の時も、誰も乗らない国際線に独り搭乗して、
アジア各国に出張していたことを思い出す。
台北国際空港で 6月
僕には結構、命知らずの病がある…。
いい年をして恥ずかしい。
ほかにも環境問題、異常気象、核拡散・軍事問題、金融グローバル化など、一国の領土領海だけを守っても、もはや守りきれないほど世界が連鎖していて、攻めのスピリットが更に重要だとの思いを強くしたんだけど、厳しい現実の波状攻撃に、何度も立ち止まったことがあったっけ。
このように二重にも三重にも、いや多重の逆風を受けながら、
先の見えない社会の到来に自らチェンジの旗印を立て、
各地の元気人の皆さんと汗を流した一年だった。
いつも全力で海外バイヤーに売り込む 鹿児島で
札幌でも熱い商談が繰り広げられる
ニッポン全国の皆さんの熱い思いを
今年はとりわけ強く感じた一年でもあった。
(次回に続く)
この回顧は、あくまで私見に基づくもので、いかなる分析、事象と関係ありません。
シンガポールはとても綺麗な国だが、どこかマナーや秩序に厳しいところ、というイメージが強いらしい。
街全体が綺麗だ。いや、キレイ過ぎるのか…?
イギリス流に培われた法秩序や安心安全と引き換えに、アジア流の面白さを求めるツーリスト感覚では物足りないという人が意外に多い。
確かに、ガムは販売することも噛むことも禁止だとか、他の国に無い変わった罰則があるため、窮屈そうだという感じがしない訳ではない。
シンガポールの反則規定をモチーフにしたTシャツ
喫煙やポイ捨てだけでなく、動物への餌やりや地下鉄内での飲食も罰金。
トイレで流さないとかエレベーター内でのおしっこなどにも罰金が???
五つ星ホテルのロビーにでもいるかのような、
どことなく落ち着かない感じ???
同じかつての自由貿易港の香港と比べても小奇麗な感じがあって、
あまり人の息遣いが聞こえないようなイメージが外国人にはあるらしい。
そんなことなら、やっぱり市場に行ってみるのがよろしい。
今回は仕事の合間を縫って、
リニューアルされたTekka Centre に足を運ぶ。
インド人や中国人が多いウエットマーケットだが、
生活臭がプンプンするよ。
最近改装されて、ここも清潔感が漂う。
それでも市場の雑踏の中に全身を沈めてみると、まばゆいばかりの色彩、威勢のいい掛け声やスパイスの香り、すれ違いざまの肌の触れ合いなど、五感を刺激する要素がイッパイ。
スパイス専門店で 複雑で刺激的な宇宙のような匂い(?)を発する
肉屋の前を通りかかり、
ヒツジだかヤギだかをさばいている兄ちゃんと片言話していたら、
オイオイ、いいカメラ持ってんじゃないの。
ちゃんと格好良く撮ってくれよう!
とポーズをとる。 それじゃあ・・・
どうだい、イカしてるだろう!と得意満面
その瞬間、ダハハハハッ! と、皆で大笑い
とてもキップのいい兄さんたちだった。
それまでの取るに足らない緊張感がほぐれた瞬間。
客とのコミュニケーションも商いのつとめ
プ~ンと漂う独特の甘い香りに誘われて果物コーナーに行ったら、
ちょうどジャックフルーツをさばいているところではないか。
パラミツ(波羅蜜)やナンカとも呼ばれ、
中には4~50kgにもおよび、世界一大きな果実と言われている。
一口食べてみなッ! んまいんだから…。
と太っちょのお兄さんがヒョイと剥きたてをくれる。
実は僕、よだれをたらしていたんです。
口にほおばると、
パイナップルとドリアンを足して、少しパサパサさせたような
とても甘い香味が口腔内いっぱいに広がり、鼻から脳天に突き抜ける。
ん、ん、ん、ん、うんまあ~いッ!!
日本語で叫んでも、兄さんには僕が満足していることが通じており、誇らしげな顔をしている。
どうだッ!ざまあみろ、ってな感じだ。
どの果物も、旬でフレッシュな食感には適わない。
脱帽です。
わずか30分間くらいの市場探索だったが、
このくらい市場の人情にも触れることが出来た。
隣には巨大なホーカーセンターが併設されていて、
屋台のゲキウマB級グルメが軒を連ねている。
多彩なアジアを表現しているかのようなお菓子
「素」とは、素材も調味にも動物系のものを使っていない精進のこと
これは、また次の機会に紹介することにしよう。
人情味たっぷり シンガポール万歳!!
シンガポールを代表するタイガービール。来年はトラ年だぞ
MerryChristmas!!
先週は前半が沖縄、後半はシンガポール(星港)に出張していた。
日本は全国的に降雪や厳しい寒さに見舞われ、
本格的な冬将軍の到来に悲喜こもごもであるが、これら
気温が高い地域との行き来は、若くない体にはさすがにこたえる。
突然の29℃の蒸し暑さにはさすがに・・・
それでも沖縄とシンガポール。
自分の立ち位置から観れば、共に南の麗しい島。
訪れるたびに、新たな出会いに胸が高鳴る。
シンガポールも世界的な不況の影響もあってか、
今年はクリスマスの飾りつけも例年より早く立ち上げ、
賑やかさを演出しているそうである。
目抜き通りのオーチャードロード
夜は一変してロマンチックな世界へ
今年は世界中で青色LEDが演出 技術ニッポンのご自慢
高層ビルの屋上に立つと、あちこちでビル建設のクレーンを見つけることが出来た。
どこへ行っても建築現場に遭遇し、公共投資をはじめ、民間投資誘致などものすごいスピード感をもってすすめている印象だ。
業種によってはリーマンショックの影響なんて何も受けていないと豪語するビジネスマンもいれば、本格的な景気の回復は来年後半以降という観測をする人もいて様々だ。
今年の1月以来の訪問だったが、この間、ショッピングモールなど大規模な商業施設が約1万平米が開業したというのだからものすごい。
来年には鳴り物入りのカジノもオープンする予定だ。
多くの買い物客でにぎわう新装のショッピングモール
競争もきっと激しいことだろう。
消費不況に打ち勝つために・・・
それだけに差別化の図れる我が日の丸ニッポン商品やサービスも「現地消費者・需要家のニーズに対応できたもの」には、いまこそ引き合いを取れるチャンスだと、心強いコメントも頂いた。
外食天国 ―シンガポール
暑い場所ではこれがなきゃ!!
またシンガポールを通じて、近隣諸国やベトナム・カンボジアなどのアセアン各国へ様々なルートを通じてニッポン商品は少しずつ広がりを見せていることも確認できた。
アセアン諸国はこれからどんどん経済統合が進むのだ。
東洋の真珠のような存在のシンガポールや香港、そして沖縄。
ニッポンのプレゼンス発揮は、ODAや大企業の進出だけではない時代にすでに突入している。
地理的な要所であるこれらの地域はとても小さなショールームではあるが、単なる市場として捉えるのではなく、もっと多様な戦略拠点であることを強く認識したい。
沖縄・那覇にやって来た。
12月というのに、ここ那覇でもこの日は特に暑かったらしく、
通りには日傘を差して歩くご婦人の姿をよく見かけた。
まだ夏の色・・・
僕自身、薄着をしてもしばらく歩くと汗が滲むほどの陽気。
外気温は25℃くらいありそうだ。
気温の変化に体がすぐに順応せず、ぼお~っと歩いていたら、酒屋さんの店頭にギョッとするようなハブがまるごと入っているという滋養強壮の酒の広口瓶が並んでいるのに気付く。
沖縄といえばハブとマングース?
こんな笑われそうなイメージをつい思い浮かべてしまう…。
そもそも沖縄本島に生息しているかどうかも僕は知らない。
ステレオタイプなよそ者発想である。
* *
14日、那覇市の内閣府沖縄総合事務局で「沖縄地域農林水産物等輸出促進セミナー」が開催され、多くの熱心な参加者を集めた。
会場の内閣府沖縄総合事務所
セミナーでは、沖縄県交通政策課の担当者の方より、
国際物流拠点(沖縄ハブ&スポーク)構築に向けた県の取り組みと題する施策説明をうかがった。
(国際物流構想 沖縄)http://www.pref.okinawa.jp/koutsuu/butsuryu/index.html
ハブ???
ハブはハブでも、この物流ハブは大いに注目されるハブである。
単に沖縄物産を海外各地に届けるだけではないはず。
ハブ空港、ハブ港の持つ機能を生かした「日本を売る!」ビジネスが数パターン、瞬時に頭をよぎる。
沖縄の事業者だけでなく、日本全国の関係者にとっても那覇ハブの今後の推移は目を離せないのではないだろうか?
すでに、この構想を見据えて、本土の元気な企業が活動を開始している。
驚くべき情報力とスピード感だ。
首都圏や関西圏などもハブ&スポークのような路線ネットワークは出来ているが、戦略的な貨物ハブを構築しようという試みは始めてではないだろうか。
ビジネスは物流と商流の両輪がかみ合ってはじめて機能を発揮する。
新たな舞台 ―那覇空港
今後の沖縄の動向から目が離せなくなった。
これからの推移を大いに注目していきたい。
三都物語と言えば、1990年代に鉄道会社が展開した京都、大阪、神戸の観光キャンペーンであるが、先週日曜からの5日間、
鹿児島、宮崎、熊本の南九州三都を「ニッポンを売る!」活動のためにグルッとひと廻りして来た。
この三都を象徴する画像がどこのものだかは、今更説明する必要は無かろう。
今年はよく爆発するそうだ・・・
太平洋側だから冬でも晴天が多い
本丸御殿効果で昨年はお城の来場者が日本一に
では、同じこの三都の中心商店街での夏の様子だが、
どの街だかお分かりだろうか?
どこも女の子がさっそうと闊歩しているネ。
答えは、上から宮崎市、熊本市、鹿児島市・・・でした。
当たったかな?
では農産物ではどうかな?
はじめからバレてる??
同じ大根でもやぐら干し 冬の風物詩
昔から正月の高級ギフトだった
上から、鹿児島、宮崎、熊本 でした。
どの県でも、いま地域活性化、特に農業振興や地域資源の積極活用、そして国内・海外向けの販路開拓にとても熱心である。
全国でも指折りではないだろうか。
* *
さかのぼること、今月2日、鹿児島市で九州農政局等の主催による「農林水産物・食品輸出オリエンテーションの会」の九州ブロック版が開催された。
セミナーには約170名近くの参加者を集め、大ホールはほぼ満席。
商談会や試食を兼ねた商品発掘会では、希望者が多過ぎて、
一部参加できなかった事業者もあるという。
これまで全国で7ブロック(当段階で)開催されたそうだが、
九州ブロックが最多の参加者を集めたらしい。
ここにきて、
円高、世界的不況、国内の厳しい状況にもかかわらず・・・ だ。
これも日頃、農政局、自治体、商工界、ジェトロなどの支援機関、金融機関などの積極的で有効なサポートがあって、元気な事業者や生産者が着々と実績や経験を積み始めた証である。
九州7県すべてが海外販路開拓にほぼ出揃ったのも出色だ。
参加者をよく観察してみると、福岡や長崎の常連企業の姿が少ない。
大ホール一杯に試食プロモーションのコーナーが設けられる
同じ九州とは言え、南の鹿児島で開催されたからだが、多くが地元鹿児島県をはじめ、宮崎県、熊本県の事業者で占められていた。
それでいて全国各ブロックで最も参加者を集めたというのだからすごい。
この三県は農林水産業では、全国でもトップクラスを行く層の厚い実力県。
現下の逆風を跳ね返す意志力と将来のアジアとの市場融合を見据えたビジョンが見え隠れする。
それでは最後に、この三都の美味しいものを並べてみよう。
黒豚とんかつは超高級なB級グルメ?
和製中華のニューウェーブ
なぜか地元っ子は、タルタルソースよりも、甘酢に漬けている事にこだわる
-チキン南蛮
もちろんこれは、ほんの一部。
奥が深いぞ!
明日から一週間、国内と海外の異なるふたつの南の素敵な「島」に出張に行ってきます。
また元気な皆さんとの出会いを楽しみにしています。