私的回顧2009(その1)逆風

                              
今年は、百年に一度といわれた世界規模の同時不況・・・
いや僕は「金が金を生む社会の収縮」だと認識しているのだが
とにかく経験をしたことの無い消費不況が世界を覆い尽くした。

   
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ニューヨーク・マンハッタンにて   2月

   

またドル安(円高)が進み、海外市場では自国産や通貨安の韓国産などの脅威にさらされた。

  
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香港で盛大に開催されていた韓国物産展 11月

  
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日本産に入れ替わり始めた韓国産イチゴ   2月シンガポール
     

     
      
さらに、メキシコに端を発した新型インフルエンザが世界的に猛威を振るい、一時はパニックに近い状態に陥ったよね。

  

6月ごろ国際線はほとんどが空席。ガラガラ。

  
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前後3列に乗客はいないかキョロキョロしたっけ。

   

だって、もし誰かの感染が疑われたら
濃厚接触者として、外国の病院やホテルに長期間カンヅメになるんだもの。

   
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香港国際空港で  8月

    

6年前のSARS流行の時も、誰も乗らない国際線に独り搭乗して、
アジア各国に出張していたことを思い出す。

    
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台北国際空港で  6月

  
  

僕には結構、命知らずの病がある…。

  
いい年をして恥ずかしい。

    

      
   
ほかにも環境問題、異常気象、核拡散・軍事問題、金融グローバル化など、一国の領土領海だけを守っても、もはや守りきれないほど世界が連鎖していて、攻めのスピリットが更に重要だとの思いを強くしたんだけど、厳しい現実の波状攻撃に、何度も立ち止まったことがあったっけ。

    

    
このように二重にも三重にも、いや多重の逆風を受けながら、
先の見えない社会の到来に自らチェンジの旗印を立て、
各地の元気人の皆さんと汗を流した一年だった。

  
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いつも全力で海外バイヤーに売り込む    鹿児島で
  
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札幌でも熱い商談が繰り広げられる
  
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ニッポン全国の皆さんの熱い思いを
今年はとりわけ強く感じた一年でもあった。

                                (次回に続く)
    
 

この回顧は、あくまで私見に基づくもので、いかなる分析、事象と関係ありません。
              

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“私的回顧2009(その1)逆風” への2件の返信

  1. ちょうど一年前に2009年は大変な不況になる・・・と耳にしながら、あっという間に時は過ぎ、残すところ5日となりました。私自身今年7月に法人化し、関係各位に案内状を送ったところ『こんな厳しい年に会社設立したんだね・・・』と少々呆れられました。企業人の方には無謀に写ったのかもしれませんね。
    色々なタイミングがそうなっただけで、そう言われれば、そうかな?と思うのですが。
    この先、世界も日本も身の回りも、どんな事になって行くのか想像もつきませんが、日々悔いのない選択をしていければ良いなぁと思っています。年を重ねるごとに年間出会う方々の人数&濃度が濃くなる気がします。本当に有難いことです。そういった感謝を込めて、毎年元旦に年賀状を描きます。(日本郵政さんの指示には従っておらず申し訳ないのですが・・・)心新たに。

  2. はなさんコメント深謝。
    景気の良い時に事業を始めるのが多いものですが、実は厳しい時に始めると成功する確率が上がるのではないかと僕は思うんです。そもそもネガティブなトレンドの時に発起する訳ですから、まずは本物本気であることが求められる。そして、最初は苦労するかも知れないけど、厳しい時に基礎が出来れば、あとは景気と共に上昇する可能性がありますね。常識的なセンスを持つ大勢の人から少々呆れられるくらいのチャレンジスピリットが今のニッポン人に必要なんだと思います。来年も挑戦しましょう!

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