旧暦の10月は“神無月”というのは誰でも知っている。
なぜ神無月(かんなづき)と言うのかも結構知られているお話し。
日本全国の八百万(やおよろず)の神様が毎年、旧暦の10月、島根県の出雲大社に集まるので、すっかり神様がいなくなってしまうため神無月と言うのだ。
だから、というか、しかしながら、ここ出雲地方だけは、10月のことを神在月(かみありつき)というのだそうだ。
考えてみればそりゃそうだ! これは面白い。知らなかった。
出雲の地に降り立つと、確かに神様がいらっしゃるような不可思議なパワーを感じる。
修験場のような険しい感じでもなく、穏やかで、それでいておおらかな霊気のようなものを感じるパワースポット。
旧暦の10月10日に全国から神様たちが出雲に集まって来て、いろいろお諮りごとをする、今風に言えば全国サミット会合のようなものか。
下界でも、最近やたら世界のリーダーたちが集っている。
大国主命(おおくにぬしのみこと)様だろうか?
そのテーマのひとつに縁結びがあるらしい。
縁結びと言うと普通、恋仲、男女の仲を指すが、もともとはあらゆる全ての人々の様々な縁を結ぶものなのらしい。
それでも出雲大社では、なぜか若い女性が真剣な面持ちで本殿で参拝している。
願いよ、届けぇ~ッ!
また、大しめ縄の下では、若い人たちが、一生懸命に小銭をしめ縄めがけて放り投げている。これがしめ縄に刺さると、願いが適うのらしい。
よ~く見ると、小銭が刺さっている
これを信じて懸命になっている青年たちを見て微笑ましくも、チョッピリ羨ましい・・・。
ちょうど婚礼の場面にも出くわした。
おめでとう !!
そうそう、男女の仲の縁結びと言えば、いつも思い出す所がある。
はるか数千キロ離れた台湾にも有名な縁結びの神様が祭られていて、いつも若い女の子たちで賑わっているあの場所のことを・・・。
(次回に続く)