もうひとつの格差を考える

      

やっぱり今、東京は元気がいい

       

東海や関西地方は別かもしれないが、
やはり地方との格差がまだ開きつつあること実感する。

   
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日本橋東急デパートの跡もすっかり変貌

    

ビジネス展開のスピードもボリュームも違うようだ。

    

Dsc05464 Dsc05462ビルの屋上広告も次々と更新されていく・・・

    
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ダンディーが目立ってきたぞ!!

     

目に見える街の変化、見えないところでの実感、
いずれにしてもポジティブな話題が多い

    
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新上陸のドーナツ店に延々長蛇の列が出来る街 -TOKYO

   
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生ジュースや黒酢ドリンクを飲んで元気を補充するビジネスマン

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この格差と呼ばれる状況は、
地方にしてみれば中央に、勝ち組に取り残されていると被害者意識も働くが、別角度から言えば、長い日本の停滞感から東京がまず抜け出している、とも言えなくもない。

   

同じように、生活や社会面でも意識格差が進んでいると思える側面もありそうだ。

   

例えば、生活ゴミの分別
    

私が半分暮らしている地方の街では、紙類から発泡スチロールまでが燃えるゴミ。金属やガラスでなければなければいいという位アバウトな認識で通用する。
      

きっと焼却炉が高性能だからなんだろうな、などと調べもしないで都合よく解釈している。

    

一方、東京都のある街に移ると、分別の決まりごとが3つも4つもある
   

見られていないからと手を抜くことは許されず、容器や缶なども中をきちんと洗って出さなければならないといった具合。

   

もちろん地方にはもっと細かい分別をしている所もあるだろう。

リサイクルの効率を上げるためにも、分別をして出した方がいいはずだ。

      

先日、練馬区石神井公園一帯で開かれた照姫祭りを観に行った。   
     
Dsc_7922 Dsc_8008オーディションで選ばれたという照姫が主役
   

大規模な歴史再現のお祭りで屋台やイベントも盛りだくさんだ。
   

この広い会場では、多くの来場者がゴミ清掃に積極的に参加している。

   
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親も子も、青年もとっても意識が高いのに驚いた。
   
地方ではどうだろうか?

   

また、この祭りでは、地域通貨を使って売る側、買う側が共に地域コミュニティーを考えることが楽しみながら体験できる。

    
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この貨幣を使って買い物をする

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地元産農産物を子供たちが売る

     
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練馬の大根キャラクターが地産地消を訴える

    

街のイベントもすっかり変わった。

  
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石神井公園
   
    

都心では分煙化が一層すすんでいた。

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都心ビルの脇に路上の指定喫煙コーナーが。
    
歩きタバコの取り締まりも厳しいからなのだろうか。

         

そんなの当たり前だろう、という意見があるとしたら、すでにその意識にも地域格差が生じているのだ。

      

リサイクルといえば、先日、埼玉県所沢にある航空記念公園巨大なフリーマーケットに出くわした。

         

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 すごい! の一言。

       
一体どれくらいの人たちが売ったり買ったりしているのだろう。
       
しかも皆、すっかり慣れ親しんでいて、とても楽しんでいる様子だ。

     
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ちょっと前までは考えられなかった光景だ。

    

15年前、半年間ほどアメリカオレゴン州のポートランドに滞在した事があるが、その時、毎週末に屋台やストリートパフォーマンスと共にリサイクル品を持ち寄るフリーマーケットがあった。
    

「やっぱりアメリカ人は違うなぁ。人が使ったものを売ったり買ったりするなんて日本じゃとても考えられないよ、この意識は」
        

などと人ごとのように思っていたら、いつの間にか日本もすごい事になっているじゃないか。

    
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やはり遅れてアメリカのあとを追っているのかなあ、と感じつつも、いいことなんだよな、と改めて思う。

  
休日といえば、ショッピングにドライブ、遊園地、グルメに温泉のような過ごし方に加え、フリマや地域イベントで主催者側や売る側やになったり、スポーツイベントを行なったりと参加型、運営型もあるとニュースや雑誌で知ってはいたが、ここまで盛んだとは思わなかった。

    
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とにかく、ビジネスの世界だけでなく、生活者の意識も変わり、ここでも格差を感じてしまう

     

もちろん大都会だけでなく、元気な地域、コミュニティーも次々と現れているが、そのほとんどがマンパワー、やる気、元気が源だ。

        

閉塞感、停滞感に悩む地方の人たちは少なくないが、単に政治セクターが解決すべき課題なのではなく、一人ひとりのアイデアや実行力で現状を打破することを今一度考えるべきではないだろうか。

        

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山手線ガード下から新橋方面を眺める

       

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“もうひとつの格差を考える” への5件の返信

  1. 僕もたまに東京に行くと同じことを考えさせられます。東京のパワーは凄いと・・・でも、ここでひるんではダメ。
    地方から東京を包囲するくらいの情報・サービスの発信をしていく意気込みを持たなきゃって思います。
    東京に「地方」なんて呼ばせない。僕らには僕らの土地の名前があるんだってね。

  2. ラツさん コメントありがとうございます。そのとおりですね。一人ひとりが妙な差別意識を持たずに、個性を生かした住み易い地域を作り、新しい豊かさを実現することですよね。

  3. 先ほど帰宅して日経の夕刊をみたら、銀座のニュースが載っていて。ついこないだエルメス、シャネルのブランドビルができたと思ったら、今度はスウォッチのビル!ですか・・・!!と、話題性の多さに改めて驚いていたところでした!
    九州もがんばりますよ(>ね、ラッさん!)♪

  4. あっこさん コメントありがとうございます。景気いい東京は物欲を刺激してくれますよねぇ。真の豊かさ、住み良さはここにある!と全国、全世界にアピールできる活動をしたいですね。頑張りましょう。

  5. 昔の記事ですが
    ここのフリマは15年よりもっと昔からしてるんですよー!私が子供の頃ですから(笑)

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