年末ギリギリまで海外出張を繰り返していたら
とうとうブログ記事を更新する余裕も無く
いつの間にか一年を締めくくる時になってしまった。
時勢の変化に追いつくことで精一杯で
あっという間の一年だったから
多くの事をやり残してしまったが、
特に、力を入れたかったブログを通じての情報発信が不十分だった事は反省材料だ。
今年は、1月から8月までは中国じゅうを北から南まで訪ね歩いたが、9月以降は中国以外の国や地域への出張に明け暮れた。
数えてみたら中国を除いては、
8つの国や地域、12都市をグルグル廻っていた。
また、北海道・東北から九州まで国内各地を訪問する機会も増え、
多くの素晴らしい方々と出会えて、本当に嬉しかった。
業種・業界は違えど、いずれもチャレンジ精神に富み、地域のこと、日本の事、アジアの事の為に知恵を絞り、一所懸命に行動している人たちばかりで感動の連続だった。
私にとって大いに刺激となり勉強になり、そして貴重な財産となりました。
この場を借りて、厚くお礼を申し上げます。
先が見通せない経済環境の中、
前例のない様々な活動に対して、信念と自信を持って取り組んでいる挑戦者たちばかりだ。
結果が出ない間は、組織にあっては少数派に甘んじ、外部からは容赦ない批判の洗礼を浴びる事もあり、決して居心地の良い活動環境ではないはずである。
それでも、あたかもこれを楽しんでいるかのようにアグレッシブに行動を起こしている。
やはり日本人はやるな!と誇りを感じる瞬間をどこにいても体験させてもらった。
来年のビジネス環境は、ネット社会の出現やビッグバン、ボーダレス化などに続き、多くの産業で構造的な変化がますます顕著になる年となるだろう。
人口減、高齢化、異常気象、資源保護、原料・資材等の過剰と不足などが物資や人の流れを変えていく。
また、国内市場の縮小とアジアなど新興国マーケットの拡大傾向もすすむだろうし、市場原理の側面からも、これまでの常識の逆転が始まる。
私はこれらの動きを、時局の転換、いわゆるパラダイムシフトだと捉えており、今後の数年は、戦後60余年の変化に匹敵するだろうと見ている。
だから柔軟な発想と機敏な行動力を持った人たちにとっては大チャンスが訪れるはずだと信じている。
来年もこのブログを通して、私が現場で体験したこれらの変化の一端について紹介し、皆さんと一緒に「ニッポンを売る!」テーマを考えていきたい。
これからもどうぞよろしくお付き合いください。
元気あふれる皆さんにとって、2007年が素晴らしい年となります事を心からお祈り申し上げます。
良いお年をお迎えください。