お知らせ

         
記事のアップが滞りまして、本当に申し訳ありません。
       

この2週間珍しく、出張が間断なく続き、
なかなか作業時間が取れないんです。

 

2月14日の旧暦正月を挟み、松の内の一週間までに、香港、マカオ、中国、台湾という中華四大地区の新年を一挙に駆け抜けてきました。

   
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街のあちこちで飾りつけ  マカオ

  
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参拝客でごった返す    台北
   

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コンヘイ ファッチョイ! (明けましておめでとう)      香港
    

          
   
こんなこと、初めての体験です。

    
          

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正月期間中 どこも雨と記録的な低温だった    

   
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ショウガ茶で体があったまるう~ッ!    台北

     
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新春大吉(桔)に通ず     香港

           
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僕もカジノで財神到(福の神がやって来た)。 ついてるッ!!!     マカオ
      

                 

また、その後も岡山や熊本、宮崎、福岡と、
国内の元気な皆さんとの新たな出会いもいつものとおりです。

    
       
     
そうそう、ガイアの夜明けの収録もいよいよ終盤。

     

延べ90日間の長期ロケという訳で、毎回緊張感の中も
ワクワクとこなしています。

   

まだオンエアの日時は正式に決まっていません。

    
    
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ニッポンも発信だあっ!         香港

    
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冬季オリンピック同様、アジア各地で日本は韓国に惨敗!!!

         

       
そんなことで、アジア各地の正月風景、取材風景など紹介したいコンテンツがいくつもあるのですが、実は、明日からまた、海外のとっても寒いところに出張です。

         

帰国したらすぐに暖かい国に行きますから、しばらくの間、
また留守にしてしまいます。

    

ホントにごめんなさい。
    

        

次回は3月10日ごろにアップの予定です。

   
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虎のように強い子になるんだよ   香港

   
Dsc_5022_3      縁起の良い中国の正月料理      香港
               

新年のごあいさつ

新年快楽 恭喜發財!

   

明けましておめでとうございます

    

今年2度目の新年のご挨拶を香港から謹んで申し上げます。

     

      
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中心繁華街の雑踏

      

          
そう、今日2月14日は、旧暦の1月1日元旦。
         

庚寅年の始まりだ。

    
たまたまバレンタインデー(情人節)と重なった。

       

      
この期間を春節ともいう。

    
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こちらでは、「一年の計は春にあり」という。

      
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正月のお飾りの店

   
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中国正月と言えば、爆竹でしょ。これは飾り物

     
    
    
ここ香港も例に漏れず、世界不況のあおりを食っているが、
景気回復著しい中国大陸からの観光客の買い物を当て込んで、
商売人は休んでいる暇などない。

      
     
中国人観光客サマサマだ。

     
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正月には何故だか紅い下着をつけると運が良くなるらしい

           
   
      
僕ものんびり構えてないで、「ニッポンを売る!」ための新しい商材やアイデア探しに精を出そう!

    
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問屋街にて

   
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コンビニでも・・・

   
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買い物客でごった返した市場
           

いよいよ地方から洗濯の時

         
チラリとつい最近の出来事を振り返ると、
自民党、日本航空、トヨタ自動車、キリン・サントリー、
そして朝青龍、小沢さんまでもが・・・。

      
  
これまで絶対王者だと思われていたものが、
ある事がきっかけで屋台骨が揺らぐほどの大激震が走ってることに気がつく。

       

世界第2の経済大国もその座を中国に明け渡そうとしている。

   

世は移ろい易いと観るべきなのか。

   

いずれにしても世界が大きく変わろうしている今、

僕らの足元もまさに現在進行形

     

    
目指すべきモデルがないからとか、どこへ向かえばよいか、なんて混迷なんかしていてはもったいない。

    
           
               *         *

            

戦後まもなく、アメリカ製、ドイツ製は、高品質のシンボルだった。
   

今の意識はどうだろう?
      

第一、アメリカ製なんて存在するの?

     

     
これまで自動車、家電、ハイテク、サービス、観光、治安など、長い時間をかけて築いた世界に誇れるメイドインジャパンの信頼性のおかげで、地方の逸品も、海外では高品質だとそのまま受け入れられた。

     
   
今後は、このままでは行かないかもしれないぞ

      
    
まさに、これからは、地方から再構築する時代になったのかもしれない。

    
      
           

帯広を皮切りに、大阪、福岡、岡山、熊本、前橋(群馬)、東京、神戸(兵庫)、宮崎、ほかに海外2ヶ所も含め、3週間で廻ったけれど、各地で出合った皆さんは、とてもとても元気。

      

他のアジアの都市に負けてないと思う。

     

いい自信を持ってきている。

       

ピンチと構えるか、チャンスと奪いに出るか?

      
   
僕は、絶対に後者だ。

               

       
だから、明日から、また海外に飛び出す。

             

屋台で異文化体験

          
シンガポールはもともと多民族国家だから、異文化の融合なんて当たりまえ。     
                     

マレー、中国、インド、欧米、 最近は日本や韓国流なんかも、飲食やファッション、生活スタイルにまで混在していて興味が尽きない。

     

    
街中のあちこちにあるホーカーセンターにいくと、青果商や飲食屋台がひしめいていて、選ぶのに困るくらいだ。

   
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周囲に合わせようと調和を尊ぶ日本と違って、個性を打ち出さなければやっていけないこの地では、演出もアピールも工夫を凝らしている。
   

    
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まさにアジアンパワフルフード
        

Dsc_9205      ここでは和食だってエスニック料理のひとつなんだ

   
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マレー、インド、中国・・・   み~んな一緒

    
    
    
市民の台所もコスモポリタン。    

    
   
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市場の活気を次々と拾っていく
    

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30℃を超え、むっとする特有の香気の中、
次々と野菜や果物の店や各国の当地屋台回りをする。
   

    
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インド系とマレー系と

   
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熱気、湿気、香気、活気を胸いっぱい吸い込んで

さあ、充電完了だ!

            
  

複雑系インドに衝撃を受ける

                                           
国民の約76%を中国系が占めるシンガポールでも春節(旧正月)は最大の年中行事であり、街中で正月気分を演出しているのは香港とも変わらない。

   
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いたるところ、中華の朱赤色の装飾が目に付く。

   

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ところが、今日(1月30日)だけはどうも様子が違う
    

いや、やたらと違う
   
    

ぜんぜん違うッ!

     

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リトルインディアを中心に、市街地をインド系の着飾った人たちが朝早くから延々と練り歩いているのだ。

      

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いつもと違う、通りのデコレーション

       

     

最近2年間ほどリトルインディアをさまようことにハマッている僕には、とてもそそられる光景。

     
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とにかく規模が半端じゃない。大掛かり。 
     

    
実はこれ、タイプーサム(Thaipusam)という年に一度のヒンズー教の大きなお祭りに遭遇していたのだ。

       
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それぞれ30~50人くらいの人たちが、一団となって道路を次々と練り歩く。

      
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先頭は若い男性で、時折嬌声を上げて飛び跳ねたりする。

       
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かなりのトランス(興奮)状態。

       

      
その後は、女性が続くのだが、みな正装のサリーを着ていて、とても美しい。

       

     
供物や、なぜかミルクの入った金属製の壷を持った人が多い。

  
ミルクには特別の意味があるのだろう。

    
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これまでリトルインディアでは、おなかの肉がぼったりと付いた年配のオバチャマばかりの印象だったので、どこにこんなに多くもの若い美人がいたのか、と信じられない。

    
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インド人は美人が多いと初めて実感。

     
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ホント、綺麗。 デレデレデレ。

    
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美女群に眼を奪われていると、その後にひときわ目立つ装飾をした体躯の大きな好漢(おとこ)が現れる。

      
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リオのカーニバルのようなド派手な装飾を身に着けているのだが、当の本人はどうも楽しそうな顔をしていない。

   
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いや、むしろ修行者のようなストイックな表情が、街の賑やかさと反比例している。
     
     

ン! んんんんんんんんッ????

     

よく見ると、太い金串が体じゅうに刺さっているじゃないかっ??

     

      
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おなかの辺りを拡大してみると・・・ 
     

Dsc_18280ゲゲッッ! ぶっとい支柱がおなかを突き刺してる???
すべての金串が一度皮膚の下を貫いているよぉ。足の付け根の鈴だって…

         

       
手が届きそうなほど目の前を横切るインドの行者のあまりにショッキングな姿を凝視した瞬間、クラクラっとめまいがして気を失いそうになった。

   
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この人の上腕部や二の腕をよ~く見て! そして頬と舌と・・・

     
    

な、な、な、なんだ これは???

   

血が一滴も出ていない????

   

僕なんか未だに予防注射だって嫌いな根性無しなのに・・・。

        

      
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肩から背中にかけてフックが食い込んで盛り上がってる。その紐の先は???

   

Dsc_1963    重そうな神輿を引いてるじゃないかっ 

       
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坊や 危ないものだから絶対見ちゃダメっ!
       
       
   
周りの人たちは、何事もないような平気な顔をして歩いている。

      
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    ボクも大きくなったら、こんな痛いことやるの?
     

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僕もショッキングやら、ほのぼのやら、お祭り気分やら、トランス状態やらで暑さも手伝って、だんだん訳が分からなくなってきた。 

     

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金串をくわえてるんじゃない、ホホに刺してるんだ。背中にも無数に・・・。
ライムまで突き刺して
         
     
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後ろで彼女なのか、家族なのか心配そうな顔をしている。
背中から無数のヒモが。まさか・・・

   
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ああ~ッ! やっぱり重い台座を引っ張ってんじゃないか

      
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これ以上、拡大してお見せ出来ません

    
      

このタイプーサムという奇祭は、あまりに危険だということで
本国インドでは禁止されていて、
シンガポールとマレーシアだけで行われているという。

      

ヒンズーの神への畏敬や感謝の念が極まった形の祭りのようだ。

     

信仰心の厚さが痛みを感じさせないということになり、
更にエスカレートしている。

      

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奇妙な音楽や叫び声が街角に響く。全身串刺しの男は更に飛び跳ねたり、クルクル回ったりする。トランス状態にして痛みを感じさせないんだろうか。

         

         
街のあちこちで休息所や、飲料やスナックなどを無料で配る施しのテントなどがあってつい顔を突っ込みたくなる。 

       
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飲み物やカレー、お菓子なども振舞ってくれる

     
   
今、インド本国が成長しているから景気の良いスポンサーも多いのだろう。

   
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歩きながら甘い水分を補給

          

学生時代に放浪したくてたまらなかった大国 ―インド。

     

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こんなところで世界の奇習とも言えるインド文化に触れるとは思わなかった。
        

    
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ホホにもベロにもヒタイにも・・・

       

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このような一見野蛮な光景を見て、遅れた国なんだと観るか、反対にむしろ固有の精神性や実行力、文化力を持った人たちだと観るかで、これからの接し方・関わり方が分かれるだろう。        

    
30年以上前、人民中国が巨大な人海戦術を用いて歴史的な遠回りをしたとは言え、当時、底知れぬ人間パワーを総動員させた現場を観て、これは凄まじいことだと激しいカルチャーショックに襲われたことを思い出す。

       

         
           

僕は、いよいよこの国と縁が深まる前触れなのかも知れない、

    
ふと、そう感じた。

     
     

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カメラを向けて声をかけたら、とびっきりの笑顔を返してくれた・・・