27日、「九州地域バイオクラスター計画」が始動した。
九州経済産業局が中核となり、産官学で連携して機能性食品や健康食品の開発や量産化拠点作りを目指すもので、「環境クラスター」「半導体クラスター」に続く第3の産業クラスター計画だ。
クラスターとは、ブドウなどの「房(ふさ)」、魚などの「群れ」を意味する英語で、産業クラスターとは関連する産業や事業がお互いに結びつくことによって新たな相乗効果を生み出す産業・事業群の総称である。
キックオフセミナーの会場には200名を越える参加者が集まった
九州は農林水産業の出荷額は全国の20%に達し、食料品製造業の工業出荷額も2.5兆円と、域内の自動車産業2.7兆円に次ぐ中心産業のひとつと言えるのだ。
また、みそ、醤油、黒酢、焼酎、鰹節などの醸造・発酵技術では日本を代表する蓄積もあり、豊富な農産物を活用する事で、機能性食品や健康食品を生み出し、今後の社会ニーズに合わせた「フード・健康アイランド」の構築を目指すことになる。
農業を農業だけですべてを完結させようというのではなく、加工、販売、サービス、物流、研究開発、観光、医療、ITなどと連携することで大きな可能性が広がるのである。
農業関係者もぜひ海外を含め、あらゆるネットワークを求めて、柔軟な発想と行動力で壁を越えていって欲しい。
バイオというと高度な医薬品をイメージするが、実は農産物や地域資源が核となる夢のある産業なのだ。
それも大都市ではなく、地方にこそチャンスがあるのだ。
羽田空港にて
今日から、羽田空港と上海虹橋国内空港との間にJALとANAのフライトが就航する。
我々ビジネスマンにとって、とっても便利になることだろう。
「成田空港は国際線、羽田は国内線」という固定観念の壁を打ち破り、そして行動を起こしたらこういうことだって出来るのだ。
そう言えば、あさって10月1日からいよいよ郵便局が民営化される・・・。