(前回から続く)
ここ玉井区青果集荷場で扱う商品は、もちろんマンゴーだけではない。
パパイヤ、パイナップル、スターフルーツ、ライチをはじめ
様々な果物や加工品が売られている。
台湾ライチだっ!
話によると、ほぼ一年中何らかの青果物が扱われているのだそうな。
突然、台南人社長が
「これ食べてごらん。」
と差し出してくれたのが、なんと青いバナナ。
最近、バナナは黄色いどころか、
周りが醜く黒ずんだくらい熟しているのが一番旨い!
などとうそぶいている僕だから、
これを見た途端、
「こんな渋そうなバナナ食べれるもんか!!」
と一瞥しながら、恐る恐る口に運ぶと、なんと甘いどころか
バナナ特有の香りが口いっぱいに広がって、清々しい美味しさに包まれた。
さすがバナナの宝庫である。
いろんな種類があることを学んだ。
市場の奥には、官田名産の菱の実が売られていた。
官田郷は、先のエントリで紹介した烏山頭ダムのある所で
菱をたくさん栽培していることがわかる。
また、陳水扁前総統の生まれ故郷としても有名だ。
口に運ぶとホクホクと懐かしい味がした。
他にもドライマンゴーなど加工品やデザートコーナーも付設。
今日僕は、一体どれだけのマンゴーを試食させてもらっただろうか?
もう数えきれない。
場外に歩を進めると、世界中どこも同じ、あの市場で働く人の
とびっきり美しい笑顔がここにもあった。
ありがとう! 玉井の市場。
場外生鮮市場
こんなイメージの場所
「早く、行くよ!」
社長はホトホト待ちくたびれた様子だった。
(次回に続く)
※明日から海外出張に行きますので、次回のアップは来月5日前後の予定です。