またもやブログから遠ざかっていた間
日本国内をあちこち廻っていたら
いつも間にか桜が咲き始め、
あっという間に満開になった。
福岡県八女公園の夕暮れの桜 3月21日
平年より10日も早い桜の開花だそうで
福岡市などは観測史上最速だということらしい。
もっともこんな桜前線の話題も
まだ東京以西の話ではあるけれど。
東京北多摩柳瀬川沿い 3月28日
流れる水も温み、すっかり春の息吹きを感じる。
一昨年の桜の季節が
本当に辛くて厳しい想いで過ごした記憶が未だ生々しく
どうしても東北の仲間の皆さんに心が馳せる。
でも、今年も一生懸命に咲き誇る桜の花を観て
やっぱり気持ちも踊り出す。
今年は入学式入社式ではなく
卒業式や異動お別れのタイミングに近かったけど
気分の切り替えに相応しい春の光景であることに変わりない。
まもなく4月というのに
もう花散らせの風も吹き始め
公園の桜が散り始めている。
福岡市長住 3月30日
桜はその咲き方が美しいだけでなく、
散り際の潔さや はかなさが好きだという人も少なくない。
一年のうちで
わずか2週間足らずの短い間だけしか咲かないサクラ。
でも見方を変えれば、
そのわずか二週間のために、夏・秋・冬の長い長い時間、
誰にも見向きもされることなく、
誰にも見向きもされることなく、
葉を繁らせ、根を張り、寒さに耐えて備えているに違いない。
それを考えれば、
花の散り時は、寂しい、終わりではなくて
来年3月下旬への新たなスタートだって考えてもいいじゃないか。
聞けば、暖かい香港では日本の桜は根付かないらしい。
寒さを越さないから花芽が付かないのだという。
人生の歩みと重ね合わせる・・・。
今年は散る花吹雪を観て
明るい希望とリ・スタートを誓うことが出来た。