お知らせ

    

連日の猛暑も、夕立・雷雨が過ぎ行くごとに少しずつ涼しさの気配を感じるようになりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

    

このブログも札幌編までたどり着いたのですが、実はその後も各地へ、そして旧盆期間中は、とても元気な方々と香港にも行って来ました。アップが追いつかなくてごめんなさい。

      

実はこれから、私が初めて訪ねる「遠くて近い国(近くて遠い国ではありませんよ)へ2週間出張します。

    
最近、滅多に4泊以上の海外へは行かない私ですが、今回は少々長丁場。とても楽しみにしています。

      

9月10日前後にアップを再開させる予定です。

     

皆さんもお体にはご自愛くださいね。

    

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福岡市地行浜で開かれた夏イベント「イルサ・デ・サルサ」

   
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カーニバルのサンバ 本物観てみたいッ !!

   
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サルサに舞う夏の夜

       

ダイナミック農水産業の拠点で

(先回より続く)
         
札幌市で「北海道農商工連携フォーラム」に参加させていただいた。

http://www.hkd.meti.go.jp/hokic/noushoukou_f/index.htm

    
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会場のホテル

      

会場は300名を大きく越える参加者が集まり、さすが北海道は農林水産業の一大拠点であることを再認識した。

     
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高橋北海道知事も駆けつけ、先頃行なわれた洞爺湖サミットを通じて世界中に北海道の素晴らしさを発信でき、これを契機に厳しい状況から大きな発展に換えていこうとエールを送った。

     
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はじめに農商工連携88選の道内関係者の授与式が行なわれた。

http://j-net21.smrj.go.jp/expand/noshoko/88/01.pdf
(農商工連携88選)

           
    

地場産小麦を使った高品質麺の開発やIT農業の実践、酪農用自動給餌システムなど7団体などだが、ユニークかつ日々の挑戦と努力が結集した生産者ばかりで、その謙虚な姿勢にもとても共感した。

    
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基調講演は慶応大学大学院(札幌)の林美香子教授による「農都共生のすすめ」。

       
    

しっかりしたフィールドワークによる説得力ある研究成果とキャスター出身の見事な話術に、つい引き込まれてしまった。
      

     
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後半は農商工連携支援施策の説明とパネルディスカッション

      

ディスカッションの中のやり取りの中で、北海道と九州を比較するような話題となり、

私が、

九州から観ると北海道の農水産品の層の厚さとバラエティーさ、作り込みの巧さに、国内のみならず海外でも引っ張りだこでうらやましい と水を向けたら

    

コーディネーターの林さんに

北海道のスケソウダラの卵が辛子明太子として付加価値を加え、全国で有名な特産品に変えた九州の商売上手には適わない と切り替えされたのには面食らった。
     

博多名物辛子明太子もなるほど、考えてみたら確かに原料は北海道産だ、と言われてみればその通りだが、正直これまで考えてみたことも無かった。

       
    

でも同じような事は、大産地の鹿児島や宮崎の緑茶が静岡ブランドになっていたり、九州産の南高梅が紀州ブランドになって価値を上げていたりしてもいる。
   

    
それに、九州に旅行に来る台湾の人たちが、福岡市の中心街にある札幌出自のレストランに大勢押しかけて、大好物のタラバガニの鍋料理を頬張りながら、
     
  

やっぱり本場の[E:cancer]カニは旨いッ!!

      

などと喜んでいるのを観ると、なかなか興味深いものである。

     

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パネルディスカッションの壇上で  皆さんユニークな発言で面白かった

右は㈱イソップアグリシステムの門脇社長、右2は㈱ナチュラルアートの鈴木社長
左奥はコーディネーターの林さん  

     

     

いずれにしても、北海道や東北と九州・中四国という北と南のエリアが頑張ってこそ、真に日本は動き出すのかもしれない。

      
   

北端と南端で連携して、ものすごい事は出来ないだろうか???

        

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北海道の空と大地は、本当に包み込まれるように雄大だ

     

     

いつもはのんびり構えている僕の脳みその一部がメラメラと動き始めてきたゾ。
                           

        

南端から北端へ

       
二日前に上海から帰国して、その日は早朝から新幹線つばめ号鹿児島に出張。

     

       
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大河ドラマ篤姫バージョンのつばめ号

    
     

もう禁句である“暑い”を通り越す、暴力的な天候だ。

でも、この時期当たり前か…。

      
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桜島が今日はひときわ男性的に見えた。
     

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思わずニンマリしてしまう焼酎のラインナップ

       
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種類の多い鹿児島産サツマイモ -改めてその凄さに驚いてしまう

        
 

鹿児島の人はシロクマを喜んで食べる???

    
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暑い時はこれが一番!

            

      

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    現代の篤姫たち???

     

      
午後5時までミーティングのあと、鹿児島空港からなんと挑戦的にもそのまま札幌へ向かった。

    
       

羽田では乗り継ぎ時間0分という綱渡りで、しかし、なんということなく新千歳空港に無事到着。

        

        
しかし、だ。

    

最近特に頭の回転が鈍くなっている上に、さっきまで桜島を拝していたら、もうまもなく時計台???

    
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  オツムがまったく切り替わらないッ。
         

          
札幌駅に降り立ったら、街全体がクーラーが効いているかのような爽やかさ。 23℃くらいじゃなかろうか。
      

    
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家路に急ぐ札幌のサラリーマンは、お付き合いでクールビズにしてるんじゃないかというくらい。

        

        
駅前でも、大通公園でも、ドでかいビアガーデンで何百人という若い男女が盛り上がっているじゃないか。
           

        
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こんなに外が快適なら、きっと夏バテ知らずなんだろうなあ。

            

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しゃぶしゃぶをつついているグループも大勢いる!!!

    

    

狭い日本。そんなに急いでどこへ行く

などというが、これで結構広いのかも。

     
    

急いでやって来た分、感動もひとしおだ。

   
一粒で2度美味しい一日だった。

                              (次回に続く)

祭りの裏舞台

   
(先回から続き)
     
    
オリンピックの一部会場となる青島も上海も、これに合わせて空港ターミナルビルが一新している。

    
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上海浦東空港新ターミナルスポット

   

上海浦東空港は第2ターミナルビルが5月1日に供用を開始していて、成田や羽田と同様、航空会社ごとにビルが違うから、これからは注意が必要だ。

   
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第2ビルに乗り入れている航空会社の案内板

   
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魚眼レンズで撮っているように見える第2ビル内のデザイン

   
 

   

青島流亭空港も新ターミナルビルに変わっていて、8~90年代にプロジェクトで何度と通っていた頃と一変していたのでビックリした。

    
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五輪開幕が近づくとなると、当然警備も厳しくなっていた。

     
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持ち込み手荷物制限の厳守に関する通知
   

    

今、何か起こったら長い間費やしてきた準備が台無しになってしまう。
    

           
そこで

飛行機移動時の国内線は出発の3時間前、
国際線はなんと4時間前に空港ビルに入ること!!

という通達があったというのである。
      

かなり厳しそうだなぁ~ッ、と気が滅入ってしまいそうだ。

   

   
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ビル入口での入念なチェック    
    
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空港ビルに入る時もまずチェックが入り、一定人数が集まるまで、中に入れないというこれまで体験した事がない厳重な警備がビルの入口から始まったので、これからどんな厳しいチェックが入るのだろうとさらに憂鬱になったが、実際は不愉快な思いはなかった上に、それほど気にするほどの検査ではなかった
    

    
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不愉快な思いをさせることなく乗客の安全を確保する

     

むしろゲートやカウンターの数が増えているから、あまり並ぶこともなく以前より却ってスムースだったくらいである。

    

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同行の方が場内で搭乗券を落としたが、このサポートのお嬢さんが終始
笑顔で最後まで対応してくれた
   

  

入出国検査や税関でも笑顔を絶やさずサービスに努めていることが伝わり、むしろ日本の入管にも参考にしてもらいたいくらいだった。
    
     
もちろん空港内や機内、市街など僕らが気づかないところで厳しい警備の目が光っていたことだろう。

     
   
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こんなものまで

     

東京五輪の時と世界情勢は一変している。

また大陸・多民族国家の持つ複雑な背景も、日本とは直接比較してはならない要素が十分にあることを忘れてはならない。

      
     
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青島空港で

      
     

旧暦でネズミ年に変わった途端、中国は相次ぐ災難に見舞われている

   

2月の広東を中心とする記録的な大寒波。

山東省での大規模列車事故。

南部の大水害。

チベットでの混乱。

世界を震撼させた四川の大地震。

そして今、連日38℃を越す猛暑。

   
    
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上海の空港でも四川地震の募金箱が
     

   

また青島では、沿岸一帯、海草(藻?)の異常大発生で、海岸から見渡す海面がすべてゴルフ場の芝のように緑に覆いつくされてしまった。

    
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藻の大発生で、全く水面が見えないほどだったという   
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先週まで解放軍など13万人を動員して人海での撤去作業は壮観だったという。

    
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朝の5時半だというのに大勢の海水浴客が泳いでいた

   
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この美しい海岸が・・・ 信じられない

   

    
青島で生まれ育ったおばあちゃんが、ここで80年暮らしていて、こんなこと初めてだと言っていた。

         

         
オリンピックは社会を近代化へ推し進めると共に、それまでに起こり得なかった軋(きし)みのようなものも露わにしている

      

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今や普通の乗り物となった飛行機   ― ごった返す待合室
        

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優先席も近代社会の産物?   
    

     

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上海の終日の交通渋滞も激しさを増している

  
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この巨大都市上海で、今何が起こっているのだろう?