新たな気持ちで再スタートをしようと思ったら、
世界中で新型インフルエンザの話題が持ち切りになってしまっている。
報道ではずっと豚インフルエンザと呼んでいるが、
どうしても気になってしまう。
腑に落ちない。
報道でも豚肉を食べても安全だ、とマイナスの風評が広がらないよう一定の配慮がなわれているが、生産者の皆さんはきっと懸念されているだろうな、ととても気がかりだ。
30日朝現在、WHOでも豚から人へ感染したことは完全に認めているわけではないというではないか!
つい2月も活発元気で勉強意欲旺盛な2社の生産者の方ともシンガポールにお供したり、国の事業の支援先もある。
我が国には世界に誇れる生産管理をしている事業者が多い
大きな影響が無ければいいが。
それにしても、BSEで牛肉、鳥インフルエンザで鶏肉、そして・・・。
世界中で食生活・食材需給が変化シフトするのだろうか?
ところで、病名と言えば、
インフルエンザには、Aソ連型とか、香港型などと言われているものがある。
初めてウイルスが発見された場所なんだろうけれど、これが正式名なのか、通称なのか分からない。
僕らは結構普通に使っているけれども、今のロシアや香港にとっては多分に迷惑な呼称なんじゃないだろうか。他にもスペイン風邪などもあった。
そこで、この写真を見てほしい。
ここは香港の中心部の人通りの多い一角である。
写真では大きさが分からないが、大型の看板大で結構目に付く大きさなのだ。
登革熱とは、熱帯地方などでよく発症する感染症であるデング熱のことである。
今、香港や台湾では都市部でも蚊を媒体とした日本脳炎とデング熱が再び発生しているらしく、このような注意を促すポスターなどが人目につくところに張られている。
この日本脳炎という病名も、海外で改めて見てみるとなんか気にかかってしまう。
僕もしょっちゅうここを通るのだが、そのたびに複雑な思いがしている。
アジアの人たちから観るととても恐ろしい病気のようなイメージに重なるだろうか?
など余計なことも考えてしまう。
なんで地域の名前を冠するのだろうか?
とは言え、天文のように発見者や研究所の名前というのも都合が悪いんだろうな。
最近、地域の皆さんとブランドだとか、イメージだとか盛んに議論するようになったから、余計に気になってしまうのだ。
メキシコとのFTA締結で両国の往来が活発になったシンボルのひとつでもある豚肉だけに複雑な思いもする。
いずれにしても豚やメキシコのイメージが損なわれないことを心から祈っている。
感染症と言えば、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)がアジアでパニックを引き起こし、当時3年目を迎えた「ニッポンを売る!」活動が大きな転機となったことを、今でも鮮明に覚えている。