台湾ブドウの名産地で、新たなチャレンジが始まる

台中市の西南に隣接する彰化県
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面積は台湾本島では最小の県ではあるが、人口は130万人で逆に2番目に大きな県である。
 
 
ここ渓湖鎮の特産はブドウ
巨峰葡萄は台湾でもその名が知られている。
 
 
 
ブドウ園を訪問した。
 
 
 
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高付加価値化、加工度向上、輸出振興を目指して
2年前からワイン用ブドウの栽培に乗り出したという。
 
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白ワイン用の品種だそうだ
 
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青果では思うように収益が上がらなくなったという。
 
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この農園では大企業がバックアップ体制を敷き、
苗や肥料、農薬、栽培技術指導を行い
収穫したブドウも糖度に応じた価格で買い取りを保証する。
 
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明るく元気な園主の胡さんの話では
ブドウ栽培は、米作に比べ単収ベースで5倍の収益があるという。
 
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ただし、施設や手間がかかるので同面積とはいかないから
単純に比較はできないというが、
ワイン用にチャレンジする胡さんの表情はとても生き生きとしている。
 
日本も海外も挑戦者の姿は皆同じだ。
 
 
隣に、ゴーヤ(苦瓜)の棚栽培も
 
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ヘチマ(絲瓜)と並んで台湾にはなくてはならない食材だ。
 
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ミニトマトの収穫にも出逢った。
 
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台湾では盛んに高糖度のミニトマトが作られている。
 
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中央に掘られた溝に液肥が入れてあり、水中に根が張る「半水耕栽培」というのだそうである
 
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見学を終え、渓湖鎮のもう一つの名物「羊肉爐」を全員で囲んだ。
 
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そのまんまヤギ肉の鍋である。
 
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赤身肉でクセがなく、とても食べやすい。
 
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ここ台湾でも、園主ひとりで鍋の管理を受け持つ「鍋奉行」が生まれる
 
 
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生肉が必ずしもメインでなく、滋味深いスープを楽しんだり、
骨の髄をストローですすったり
数種の料理をついばんだりで、地方色あふれる逸品だった。
 
 
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鍋用のタレは、中国チーズとといわれる腐乳を使う
 
 
ここ台湾彰化だけでなく、韓国・中国・東南アジアでも
農業の新たなチャレンジはすでに各地で始まっている。
 
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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“台湾ブドウの名産地で、新たなチャレンジが始まる” への1件の返信

  1. 台湾のぶどうの台木品種は?台湾に行かないと購入できませんよね?

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