三都物語と言えば、1990年代に鉄道会社が展開した京都、大阪、神戸の観光キャンペーンであるが、先週日曜からの5日間、
鹿児島、宮崎、熊本の南九州三都を「ニッポンを売る!」活動のためにグルッとひと廻りして来た。
この三都を象徴する画像がどこのものだかは、今更説明する必要は無かろう。
今年はよく爆発するそうだ・・・
太平洋側だから冬でも晴天が多い
本丸御殿効果で昨年はお城の来場者が日本一に
では、同じこの三都の中心商店街での夏の様子だが、
どの街だかお分かりだろうか?
どこも女の子がさっそうと闊歩しているネ。
答えは、上から宮崎市、熊本市、鹿児島市・・・でした。
当たったかな?
では農産物ではどうかな?
はじめからバレてる??
同じ大根でもやぐら干し 冬の風物詩
昔から正月の高級ギフトだった
上から、鹿児島、宮崎、熊本 でした。
どの県でも、いま地域活性化、特に農業振興や地域資源の積極活用、そして国内・海外向けの販路開拓にとても熱心である。
全国でも指折りではないだろうか。
* *
さかのぼること、今月2日、鹿児島市で九州農政局等の主催による「農林水産物・食品輸出オリエンテーションの会」の九州ブロック版が開催された。
セミナーには約170名近くの参加者を集め、大ホールはほぼ満席。
商談会や試食を兼ねた商品発掘会では、希望者が多過ぎて、
一部参加できなかった事業者もあるという。
これまで全国で7ブロック(当段階で)開催されたそうだが、
九州ブロックが最多の参加者を集めたらしい。
ここにきて、
円高、世界的不況、国内の厳しい状況にもかかわらず・・・ だ。
これも日頃、農政局、自治体、商工界、ジェトロなどの支援機関、金融機関などの積極的で有効なサポートがあって、元気な事業者や生産者が着々と実績や経験を積み始めた証である。
九州7県すべてが海外販路開拓にほぼ出揃ったのも出色だ。
参加者をよく観察してみると、福岡や長崎の常連企業の姿が少ない。
大ホール一杯に試食プロモーションのコーナーが設けられる
同じ九州とは言え、南の鹿児島で開催されたからだが、多くが地元鹿児島県をはじめ、宮崎県、熊本県の事業者で占められていた。
それでいて全国各ブロックで最も参加者を集めたというのだからすごい。
この三県は農林水産業では、全国でもトップクラスを行く層の厚い実力県。
現下の逆風を跳ね返す意志力と将来のアジアとの市場融合を見据えたビジョンが見え隠れする。
それでは最後に、この三都の美味しいものを並べてみよう。
黒豚とんかつは超高級なB級グルメ?
和製中華のニューウェーブ
なぜか地元っ子は、タルタルソースよりも、甘酢に漬けている事にこだわる
-チキン南蛮
もちろんこれは、ほんの一部。
奥が深いぞ!
明日から一週間、国内と海外の異なるふたつの南の素敵な「島」に出張に行ってきます。
また元気な皆さんとの出会いを楽しみにしています。
田中 豊
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九州の元気な三都くんですね。先月、鹿児島に行った時にやはり火山灰が降っていて、打合せの間に停めていた車が真っ白になり、地元の方の苦労を改めて感じました。
一週間お出掛けですか・・・ちょっと寂しいですね。私も急な仕事の依頼で、12月19日リニューアルオープンの産直の店のお手伝いをすることになりました。休業なしのリニューアルなので、工事は夜間。今週は徹夜の日々が続きそうです。でもタイトで厳しい仕事ほど終わった時の達成感もヒトシオです。それを糧に今は集中あるのみです。
南の島のお話を楽しみに・・・頑張ってみます!
はなさんコメントありがとうございます。
桜島の降灰ってそんなにすごいんですね。またブログの話題で取り上げましょう。産直店のプロデュースもされているんですね。年末だけに大変でしょう。今は臨機応変にスピード感良く変化していくことも大事ですよね。正直言って、いま「暑い」です。日差しは強く女性は黒い日傘を差していますし、少し歩いただけで汗がにじみます。日本って広いですね。ここはもう何処かはお解かりでしょう。