(前回より続く)
京都伏見区で
あのしなやかで艶やかな肢体の九条ネギに逢うことが出来たのだ。
ここは九条ネギを専門に生産している農業法人さんの作業場。
社長さんをはじめ従業員さんたちの笑顔と元気な挨拶が心に響く。
やはりKYOTOは違う・・・。
九条ネギについて伺った。
京都を代表する九条ネギは、西暦750年から品種保存に努めたもので、
丈が長くて柔らかく、とても甘くて風味の良い青ネギである。
一年を通して周年栽培されており、
こちらでは有機肥料、減農薬栽培にこだわっているという。
春は若ネギ、夏秋は薬味にも向くピリッとした辛さが特長だが
旬はなんと言っても冬で、
この時期は葉の裏側に、特有の旨み成分の「ぬめり」がある。
ああ、想像しただけでよだれが落ちてきそうだ。
また、ビタミンCやカリウム、食物繊維も豊富で、民間療法でも
食欲増進はもとより、肩こり防止や疲労回復、鼻づまりや便秘の改善などが期待されるという。
「京野菜いうもんは、京料理によってはじめてその美味しさが
引き出されるんですわ。」
説得力ある・・・。
九条ネギが一段と味わい深い存在になった。
ダンディーなY社長さん、ご案内ありがとうございました。
(次回に続く)
田中 豊
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まだまだ続くネギシリーズ嬉しいデス!ダンディーなY社長さんにも興味津々。京都の歴史と誇りに培われた九条ねぎは、奥が深そうですね。
はい、京都でお会いした農業法人の社長さんは皆さん、いい男なんです。京都は女性のイメージが強いですが、新しいことに挑戦する男性は、地域にかかわり無く、皆、光り輝いていますね。おっとっと、ネギの話でしたか。
九条ネギは、美味しそうですね(^^
ネギといえば、うま味を集める食材の一つとして、様々な料理で活用されています。ただ、ぼくの一番好きな食べ方は、取れたてのネギの下の方を炭焼きして、そのまま(若しくは、塩などで)食べるものです。ネギ特有の甘味が、なんともいえませんよね。
それにしても、ネギの選別作業はどこも似た風景なのですね。写真があるので勉強になります。
三方よしさん コメントありがとうございます。炭火焼をそのまま食すというのは、旨そうな食べ方ですね。単に商品の素材としての良さだけでなく、それを更に引き出すための食べ方や知恵なども併せて訴求できるようにしなければいけませんね。文化も味覚も異なる海外では更にそうでしょう。その意味で今回京都を訪れた意義は大きかったです。勉強になりました。
選別作業は、どこも似た風景なんですね。でも、こちらの法人さんは、外部から入ると従業員さんたちが一様に、とびっきりの笑顔と大きな声で挨拶をかけてくれて、とても感動したんですよ。僕も見習わなければ。