ここは宇都宮線土呂駅。 大宮の次の駅である。
以前は、「とろ」と言えば、
弥生時代の遺跡で有名な静岡市の登呂を連想していたが
今は、ここ埼玉県さいたま市の土呂の方がなじみが強くなった。
弥生時代の遺跡で有名な静岡市の登呂を連想していたが
今は、ここ埼玉県さいたま市の土呂の方がなじみが強くなった。
なにしろあの有名な盆栽町があるからだ。
この日の目的は、近くの埼玉県自治人材開発センターで行われた、シティープロモーションに関する研修会に参加したのだった。
県、および県下各自治体の職員の皆さん方と活発なやり取りを行なった
さて、このセンターの建物の隣に「大宮盆栽美術館」がある。
格調高い日本家屋のエントランスが心を落ち着かせる。
日本を代表する文化のひとつでもあり、最近、海外からの見学客も多いそうだ。
「季節の一鉢」と題されたこの作品は、この一本の低木から深山幽谷の晩秋の紅葉風景を想起させるからスゴい
ネットからのニュースによると、
国内の盆栽人口はピークだった数十年前の3万人から
現在はわずか7千人にまで減少したにもかかわらず、
国内の盆栽人口はピークだった数十年前の3万人から
現在はわずか7千人にまで減少したにもかかわらず、
JETROの情報によると、盆栽と庭木を合わせた輸出額は、平成13年度の6億4千万円から、昨年はなんと10倍の67億円の最高金額を記録したという。
まさに、海外に販路を開拓して、勢いを取り戻している好例である。
主な輸出先は、
中国、イタリア、オランダ、米国なのだそうだが、
中国、イタリア、オランダ、米国なのだそうだが、
アジアでは富裕層がステータスシンボルとして高額品を買い求め、欧州では簡易な盆栽がインテリアとして受け入れられる傾向にあるという。(以上の出所は、Sankei Biz10月5日付)
技術者も各国に派遣され、その匠の技術が絶賛されているという。
まさに、自然をアートする最前線なのである。
日本国内では、とかく高齢者の優雅な趣味というイメージがあるが、海外では全く違う支持層を開拓したのである。
日本国内でも「Japanese Bonsai」の復権は間近いに違いない。
屋外の庭木も色付きが始まった…
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田中 豊
地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。
海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。
とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。
「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。
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