知恵と工夫と努力、そして災害を克服しての収穫の秋

          

ここは、熊本県玉名市 旧天水(てんすい)のみかん農園。

 
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有明海を望む、水はけの良い急斜面。
      
昔より天水みかんとして有名な町。  
          
ここにも努力と研鑽をつみ、プレミアム級ミカンを栽培する生産者がいる。
 
   
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極早生から早生への移行のシーズン。
 
たわわに実った鮮やかな果実が目にまぶしい。
 
 
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園主自ら貴重な果実をちぎって頂く
 
  
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どう表現したらいいのだろう?
 
ミカンの味が濃い! としか言いようのない深みのある果汁がジュワーッと口いっぱいに広がるのである。
     
糖度はものすごく高く、酸味とのバランスも素晴らしい。
 
天然果実とは呼べないほど濃く味(こくみ)の強いこのミカンは、いったいどこで食べられるのだろう?と知りたがったら、案の定、青果卸売市場がわざわざトラックを仕立てて直接買い付けに来るほどの代物だという。
    
   
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常に勉強して工夫し、知恵を働かせている結果だという。
 
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まだ緑が残る青島ミカンは年を超えて1月中旬ごろに出荷される。もしかしたら日本人ではなくて、旧正月を祝うアジアの消費者の口に入るかも…
 
 
若い後継者の自信に満ちた眼差しが印象的だった。
 
 
 
車で移動して約40分。
ミカン栽培の盛んなJAの選果場を訪問。
 
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次々と収穫された果実が運ばれてくる。
 
オレンジ色の絨毯。
 
 
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樹上で完熟させたうえ、ひとつひとつ手で段ボール箱に並べて詰めた逸品だ。
   
これからさらに一週間貯蔵すると、目を見張るほどの商品に仕上がるのだという。
   
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確かに違う。味も未体験の素晴らしさだった。脱帽
    
    
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カナダ向けの段ボールも。クリスマスオレンジかな?
 
 
 
近くのメロン栽培のハウス。
 
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見事に管理された舎内は息をのんでしまうほど。
 
聞けば、売り先はほぼ決まっているとのこと。 どおりで…
 
    
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これから管理の終盤で、12月に入ったら出荷が始まる。
 
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歳暮、クリスマス、正月の店頭に並べられるエリートたちだ。
 
 
 
県の最北部に位置する荒尾市
 
ここのジャンボ梨は昔から有名だ。
 
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ひと玉 1.2キロから1.5キロになる物まであるという。
 
とにかくデッかくて、そしてずっしりと重い。
 
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新高
(にいたか)梨。ジャンボなのにみずみずしく甘い
 
  
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幾多の災害や試練を努力と知恵で乗り越え、さらに、今後縮小していく市場に対応することに挑戦する生産者や組合が今日も全国どこかで頑張っている。
 
  
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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“知恵と工夫と努力、そして災害を克服しての収穫の秋” への2件の返信

  1. お元気そうでなによりです^^
    お久しぶりでございます、西条市の池田です!
    なかなかご連絡できずすみません。
    4月に会社を立ち上げ、引き続きいろいろ動き回っております。
    また、お会いしたいです!☆

  2. IKEDAさん お久しぶりです。
    コメントありがとうございます。
    とうとう会社設立ですか! 益々ご活躍ですね。ぜひお会いしたいです。元気なお話お聞かせください。愛媛のミカンもたわわに実っていることでしょう。西条市の仲間の皆さんによろしくお伝えくださいね!!

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