抜けるような秋空に誘われて足を運んだのは、
7月に豪雨で被害の大きかったひとつである熊本県だ。
ここは県の中北部に位置する大津町。
サツマイモの生産で有名な町でもある。
熊本地方では一般にサツマイモのことを唐芋(カライモ)と呼ぶ。
早速、唐芋の畑に行ってみる。
ちょうど今が収穫の真っ最中。
僕も幼稚園の時、毎年芋掘りに行って
その時だけ元気がよかったことを覚えている。
その時だけ元気がよかったことを覚えている。
昔はこんな鎌で葉や茎を切り落としてから
手で掘っていたが、今は機械がそれをこなしてくれる。
手で掘っていたが、今は機械がそれをこなしてくれる。
続いて芋掘り機の登場。
機械後部では掘られた芋がそのままコンテナに詰められていく
地域リーダーの畑であったが、とにかく素晴らしい手入れが施されていた。
ニッポン農業の真骨頂をここでも体感。
試しに掘りだして頂いた。
ご覧のとおり、土は高級じゅうたんのようにフッカフカ。
やはり土が品質の決め手。
町のところどころにあるサツマイモの貯蔵庫。年中13℃くらいだそうだ
選果場から次々と自慢の製品が出荷されていく。
ここ数年、宮崎県や鹿児島県産と共に
熊本県産かんしょが海外で人気を博している。
熊本県産かんしょが海外で人気を博している。
前図の選果場と同じデザインの袋の熊本産かんしょが香港の高級デパートにあふれんばかりに販売されていた 今年10月末撮影
大津の販売所に併設されているテイクアウトの芋天の店。
遠く県外にまで知れ渡るほどの人気店というふれ込みに疑心暗鬼だった僕も、アッつアツの特大いも天を一口食べたら、ひっくり返るほど旨かった。
普通の天ぷらとはまったく違う食感で、
外はパリッパリ、中は程よくしっとりとしていて、
濃いサツマイモの甘さが適度なほっこり感と二重奏を奏でる。
外はパリッパリ、中は程よくしっとりとしていて、
濃いサツマイモの甘さが適度なほっこり感と二重奏を奏でる。
今年のイチ押しFフードだ。
聞けば、JA婦人部の皆さんが門外不出のレシピで
心を込めて作ってくれているという。
心を込めて作ってくれているという。
優れた食材は、やはりそれを最大限に生かす食べ方と共にアピールすることが大切だと再認識。
豪雨被害にもめげず、今年も素晴らしい唐芋を作って頂いた皆さんと穏やかな秋空に感謝!
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田中 豊
地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。
海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。
とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。
「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。
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