久方ぶりの宮崎。
前日は、全国ニュースで取り上げられるほど
日本で最も暑い夏日だったらしいが
この日は23℃としのぎやすい気温。
日頃、僕が一目も二目も置く農業サポーターの
SさんとTさんとの打ち合わせが目的。
「これから農業は変わるぞ~!」と
ますます意気が上がる。
連休明けということでまだ観光客も多く、
休暇を後にずらした若い女性や熟年カップルの姿が目立った。
一時の知事ブームから落ち着いたとはいえ、
それなりに認知度も上がり、
自然な付き合いの出来る宮崎県人のファンとなって
リピーター観光客も増えている。
ブランドマンゴー“太陽のタマゴ”もお目見えだ
それに地域ブランド商品が沢山開発されていて驚いた。
むしろブームが去ったからこその新たな緊張感、
また口蹄疫や鳥インフルエンザ危機を克服してのたくましさが
そうさせているのではないだろうか。
当の宮崎の人たちにはあまり自覚されていなくても
10年余り頻繁に通っている僕の眼には明らかだ。
宮崎空港の中央催事場には
海外で一緒に汗を流した川野海産の川野社長(上)と
福冨農産の福冨社長(下)が頑張っていらっしゃった。
有機米・野菜の生産から加工、カフェ経営まで幅広い経営にチャレンジする福冨社長。海外での農業ノウハウ・経験も持つ逸材でもあるとは、その穏やかな風貌からは誰も想像できないだろう
どちらも着実に業績を上げているホープ企業。
国内も海外でも、自ら店頭に立ってまめに消費者と接し、
変化を察して、不断に商品創り、サービス創生に活かしていく。
伸びる生産者の王道だ。
「やっぱり来て良かった!」
宮崎はいつもそう思わせる天堂である。