熱い開拓者精神を持つ北国で農水産物輸出のサポート体制が強化される

ジェトロ(日本貿易振興機構)北海道パワーアップした。
 
   
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秋まき小麦の芽が、緑色の絨毯のように美しい   帯広市郊外
 
 
従来の札幌オフィスが強化された上に
旭川、帯広、函館の3か所
農水産物・食品専門のアドバイザーが着任して
相談窓口が今月より開設されたのである。
 
 
その相談窓口開設を記念して
当3都市でビジネスセミナーが盛大に取り行なわれた。
 
 
このセミナーには石毛博行ジェトロ理事長をはじめ、
東京本部・札幌からも幹部職員が参加した。
 
 
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石毛ジェトロ理事長による挨拶
 
 
セミナーに前後して、高橋北海道知事、および
三都市の市長や商工会議所会頭、農業団体、メディアと会見。
 
 
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米沢則寿 帯広市長
 
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西川将人 旭川市長
 
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工藤壽樹 函館市長
 
 
知事、市長、商議所会頭はじめ、
地域の官民によるリーダーからは、
今後のアジアを中心とする有望な海外市場に
攻めに出て行く戦略について、大きな可能性と強い期待が表明された。
 
 
 
帯広、旭川、函館の3会場とも100名を超える参加者を集め
ジェトロの強化された支援プログラムや着任したアドバイザーの紹介
そして講演と盛り沢山の内容であった。
 
 
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旭川会場には150名近い参加者が集まり、熱心に耳を傾けて頂いた
     
   
各会場はどこも熱気を帯びていたが
やはりTPP交渉参加承認直後だっただけに
参加者から発せられる緊張感を
体全身で受け止めるような
これまで以上に真剣なセミナーとなった。
      
      
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春の作業が始まっている    帯広市郊外
 
 
 
北海道は、耕地面積も広く、生産額も大きく、生産性・専業化率も高いので、自由貿易の条件下では、唯一競争力を持つ地域かと うらやましく思っていたら、穀物、酪農、畑作どれも海外の農業国とまともに競合する品目が多く、第一次産業、食品加工業が経済の柱になっているだけに、北海道各地は大変な危機感を持っていることを改めて認識することになった。
       
     
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水産業の主要基地   函館
 
 
それでも海外販路開拓に関する話題には、
とても冷静に、熱心に耳を傾けて頂いた。
 
 
日本を代表する農林水産物の生産基地であり、
また海外輸出のトップランナーの一翼を担うここ北海道。
       
より現場に近い3拠点における新たな挑戦に対して
ジェトロ北海道貿易情報センターの果たす役割に
大きな期待が寄せられている。
 
 
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函館でも桜のつぼみが膨らんできた  5月3日頃が開花予想
 
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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。