台湾の人たちにとって大根という野菜は
どうも年じゅう欠かすことの出来ない食材のひとつらしい。
春節前の台北の青果市場にて
とりわけ春節(旧正月)前の青果店では
心なしか大根の売れ行きがいいようだ。
地元産の大根は少しずんぐりした形状をしている
そう、シリーズのトップバッターの大根は
台湾では縁起の良い野菜だと言われている。
小ぶりの大根もあるぞ
台湾語では大根の事を「菜頭(tshai-thau)」と呼び、
これは、幸先が良いという意味の「彩頭」と
発音が似ているためだ。
大根のイミテーションにさらに縁起の良い赤色に染めて置物にしている
正月にはさらに縁起がいいように
「好菜頭」と呼ばれることもある。
近年は、日本からも大根は輸入されており、
台湾の食卓にもかなり馴染んできている。
守秘義務があるので明かせないが
日本のある地方産の高級大根(日本人なら誰でも知っているブランド品種)が
歳末商戦で持ち込んだ分すべてが完売したのには僕も驚いた。
日本でも考えられない単価だったのに…。
高級宴席料理にもステーキに大根が添えられていた
台湾人のお客さんに尋ねたら、
普段よく作っている家庭料理の食材として
春節の縁起物だから思い切って買ったということらしい。
本ブログでの紹介したことのある大根と豚スペアリブのスープ 絶品!
売るタイミングも重要だということになる。
幸先良い(好彩頭)スタートになったかな?
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田中 豊
地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。
海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。
とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。
「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。
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