オオトリに出会う

5月14日に札幌入りした。
 
 
飛行機内のニュースで、
前日に札幌市で桜が開花したと宣言された。
 
   
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札幌・円山公園
    
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これは、平年に比べて10日遅く、
史上2番目に遅い記録となったということであった。
 
 
福岡では史上最速、札幌では記録的な遅さ。
 
自然相手の農業や観光業などの辛苦を改めて思い知らされる。
 
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すすきの界隈
         
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思えば、2月初旬に那覇で緋寒桜を見て、
3月20日前に福岡と東京で史上最速のサクラを観て驚いたら、
連休明けの今回の出張で、まさか北海道で花見が出来るなんて思ってもみなかった。
 
 
まさに「桜前線のオオトリ」に出くわしたことになる。
 
 
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札幌・大通公園
 
 
澄んだ青空に映えて
ニッポンのサクラ前線のオオトリを飾るにふさわしい美しさだった。
 
今年は各地で桜を堪能できた。
 
 
 
図らずも、リレー開花を体験をしたことになる。
 
 
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反転攻勢に出る“元祖”経済特区の生みの親を訪ねる

ようやく連休に入り、少し腰を据えて
ブログのアップに励もうかと思った矢先、
明日から台湾の台北と台中を訪問することになった。

 

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台北の路地裏で  今年2月

      
まる2か月ぶりになる麗しの島。

 

GWで日本人観光客が、メーデー連休で中国人観光客が
押し寄せているだろうか?
            

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台北・双連の露天商街
    

         
経済紙の報道によると
今年1-3月の実質GDPは前年比1.54%増
予想より下回った。
     

     
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京都の事業者さん達と台湾の文化遺産ともいえる茶芸館で一服する

                      
               

消費も低迷し、IT関連の輸出も伸び悩んでおり、
成長アジアの中にあって、台湾は少々元気がない。
            
     

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それでも2月には、台湾元と中国人民元がドルを介さずに
直接取引できるようになったり、
            
出遅れたFTAなどの締結促進のために特区を設け、
医療や農業の規制緩和を先行的に実施するなど
攻めの姿勢が目立ってきた。

 

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多くの日本の元気企業が投資もしている
      

 
経済特区といえば、中国が広く知られているが
実は1966年に台湾が輸出加工区と称する特区を
世界でいち早く開設し、
これがモデルになったといわれている。

 

農業の高付加価値化についても
政策の主要テーマと位置づけられており
今後ますます競争が激化することが予想される。

    
      
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連休で骨休みしたい気持ちもあるが、
せっかくの機会なので、新たな動きについても
現地でウォッチしてきたいと思う。
         
      

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歩きながら食べる台湾バナナは最高。それでも近年価格が暴落して生産者は苦境に陥っている

    
      

   
次のアップは5日頃を予定しています。

 

   
皆さん、良い連休をお過ごしください!

春の突風も国境を越えて

昨日、花が散る話題をしたら

今日福島の友から、桜はこれからだってメールが入り、
少し話題が勇み足だったと恐縮することしきり。
 
 
花散らしの風といえば、
今年は西日本は、黄砂や花粉、
それに有害物質まで飛散しているから、
おちおち外にも出られない。
 
 
黄砂といえば本家は中国。
 
僕が1984年に北京に駐在していた時にも
この黄砂の洗礼を受けて
とても戸惑ったことを鮮明に覚えている。
 
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2010年撮影
 
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2006年撮影
 
大型台風並みの強風が吹きつけ、一瞬で視界を失い、呼吸も出来ず、立っていることすら出来ないのだ。 日本では到底体験できない。
      
 
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天津の街頭で   2010年撮影
 
 
黄砂は砂と書いても
その粒子は、ホコリ並みの細かさで
サラサラなんてもんじゃなく、
一度舞い上がったら天高く昇ってしまう勢いなのだ。
   
日本の常識や物差しでは、
ここでも正しく中国を観ることは出来ない。
     
 
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2009年天津
 
中国北部の春の風物詩。
女性が通気性のある色とりどりの布をスッポリと頭から被る。 
  
男女同権が強調された人民服の時代では、
唯一許されたかのような女性のオシャレ表現だった気がする。
 
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今の中国は厳しい自然に加え、
経済成長のツケも加わっている。
 
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各地で慢性的に起こる交通渋滞
 
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日中間でももっと大局観に立ち、
この吹き荒れる暴風を食い止める英知と勇気が求められる。
 
  
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真っ赤に染まるはずの東方紅も霞み始めた  踊り場の隣国
 

再スタートをきる思い

またもやブログから遠ざかっていた間
日本国内をあちこち廻っていたら
いつも間にか桜が咲き始め、
あっという間に満開になった。
 
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福岡県八女公園の夕暮れの桜  3月21日
 
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平年より10日も早い桜の開花だそうで
福岡市などは観測史上最速だということらしい。
 
 
もっともこんな桜前線の話題も
まだ東京以西の話ではあるけれど。
 
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東京北多摩柳瀬川沿い  3月28日
 
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流れる水も温み、すっかり春の息吹きを感じる。
 
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一昨年の桜の季節が
本当に辛くて厳しい想いで過ごした記憶が未だ生々しく
どうしても東北の仲間の皆さんに心が馳せる。
 
 
でも、今年も一生懸命に咲き誇る桜の花を観て
やっぱり気持ちも踊り出す。
 
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今年は入学式入社式ではなく
卒業式や異動お別れのタイミングに近かったけど
気分の切り替えに相応しい春の光景であることに変わりない。
 
 
 
まもなく4月というのに
もう花散らせの風も吹き始め
公園の桜が散り始めている。
 
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福岡市長住    3月30日
       
   
桜はその咲き方が美しいだけでなく、
散り際の潔さや はかなさが好きだという人も少なくない。
 
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一年のうちで
わずか2週間足らずの短い間だけしか咲かないサクラ。
   
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でも見方を変えれば、
そのわずか二週間のために、夏・秋・冬の長い長い時間、
誰にも見向きもされることなく、
葉を繁らせ、根を張り、寒さに耐えて備えているに違いない。
 
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それを考えれば、
花の散り時は、寂しい、終わりではなくて
来年3月下旬への新たなスタートだって考えてもいいじゃないか。
 
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聞けば、暖かい香港では日本の桜は根付かないらしい。
寒さを越さないから花芽が付かないのだという。
 
人生の歩みと重ね合わせる・・・。
     
   
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今年は散る花吹雪を観て
明るい希望とリ・スタートを誓うことが出来た。
 
  
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無題の日

千葉・幕張メッセで開催されたFOODEX JAPANに参加したが、
このブログのエントリを見てくださって、
本当に多くの方にご連絡を頂いた。
      

久方ぶりの再会が実現できた方もあれば、
お目にかかれず失礼した恩人・知人もありで
いずれにしても感謝・感激です。

        
海外からも招請を受けられて来日・帰日された
これまで各国でお世話になってきた恩人にも
多数ご挨拶ができました。
          
この場を借りて厚くお礼申し上げます。

 

          
今日は3月11日。

 

日本国中が改めて哀悼の気持ちに包まれた日。
      

この2年間、僕は満足に何も役に立っていない。

   
    

それでも、宮城と福島には大切な仲間がいるので
この間、2週間は空けずメールか電話を入れて
交信を続けている。

       
   
図らずもそれぞれ別の
地域サポーターとして奮闘する二人に共通した視点があった。
      

この2年間で大きく変わったことがあった。
   

この2年間で大きく変わって「しまった」ことがあった。

    
そして、    
この2年間、まだ何も変わっていないことがたくさんあるんだ
、と。

 

それが具体的に何を指すのかは、
僕たちひとりひとりのイメージする力による。

   
   

また、新たな一年の節目を迎えた。
       

年末のご挨拶 スカイブルーの2013年を目指して

         
今年一年間、ブログ“ニッポンを売る!”に
沢山の皆さまにお立ち寄り頂きまして
本当にありがとうございました。
 
 
未曽有の被害を受けた昨年の東北大震災を受けて
今年は少し無理をして日本全国を飛び回りました。
 
 
再会を果たした相変わらず元気な皆さん、
初めて出逢った目を輝かせていた皆さん
本当に多くの方々と出会い、大いに刺激を受けました。
 
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兵庫県神戸港の眺望  5月
 
 
そのたびに、心の中に抜けるような青空が広がり
爽やかで、しかも頼もしい気持ちにあふれたのでした。
      
   
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那覇の街頭で 11月
 
 
しかし、実際の天気は、特に秋以降、
全国的に日照不足に見舞われ
農産物ほか様々な産業に影響を与えています。
 
 
来年はぜひ青い空を眺め続けられるよう、希望を込めて
今年訪ねた青空美しい思い出のカットを紹介します。
 
 
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開業前のスカイツリーと桜の花  東京都墨田区 4月
 
 
全国のどの都市、どの街に行っても
ニッポン再興をスローガンに多くの人たちが
現状打破を目指して立ち上がった印象が深い一年でした。
 
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津波に襲われた街も道路が貫き、復興が加速される  宮城県亘理町 5月
 
 
各地でワクワクするようなプロジェクトが生まれており
これからの推移が楽しみです。
 
  
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国宝・松本城(長野県)の美しさに絶句 3月 今年は名城を抱える街との縁が多かった
 
 
過度に周りの眼やこれまでの常識にとらわれることなく、(自分で作り上げている)壁や限界を乗り越えてもらいたいと願っています。
 
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  香港の寺廟の門前で  6月
 
 
海外でも、今年は変節の一年となりました。
 
 
1月の台湾を皮切りに、
香港、ロシア、フランス、アメリカ、中国、韓国と
各国で元首級の交替や改選が行なわれ
国民世論を意識した政治が行われました。
 
 
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並立する中国銀行とカジノビル   マカオ 9月
 
 
我が国も毎年恒例の首相が替わっただけでなく
政権交替まで起こり、閉塞打破の風が吹きました。
 
 
来年は、世界中で新しい秩序、価値観を求めて
経済・社会情勢に大きな変化や、
重大な決断が次々と求められそうな予感がします。
 
 
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寒中に日差しが差し込み、思わず歩みにも力がみなぎる  札幌で 2月
 
 
変化はチャンス!
 
私はずっとそう言い続けています。
 
 
素晴らしい伝統や文化、技術を守るためにも
また長年守り続けてきた人の姿勢を見るにつけ
変化の時こそチャンスなんだと
向き合う気持ちを持ちたいと思います。
 
      
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大勢の人たちと異なる視座を常に持ち続けていたい…  シンガポール 2月
 
 
全国・全員が一律ではなく、
多様な考え方、価値観、戦略戦術で行動する人たちが
生き生きとチャレンジできる地域、組織、ネットワークを
来年も応援し続けていきたいと考えています。
 
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俯瞰できる高い視点からも、時代の変化や潮目を見逃したくない
 
 
 
どうか皆さん、佳いお年をお迎えください。
 
  
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台湾中部の古都 鹿港にて 6月
 
 
賀状、年始メール等は欠礼させていただきますことを
この場をお借りしてお詫び申し上げます。
 
 
高い志と自信を持って、一歩ずつ昇っていきましょう!!
 
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7月に水害に見舞われた熊本県阿蘇の草千里。右上の雲が昇天する龍に見えませんか?    
 
 
 
今年一年間、本当にありがとうございました。
 
 

寒中に酷暑あり。アツいのは気温だけじゃなかった (その3)

           
午前中、シーロム通りにあるバンコク銀行本店に行った後、
その側にやたら露天商のような店が並んでいる路地があったので、つい、路地裏経済学派の血が騒ぎ、奥の方へ引き込まれていった…。
 
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よく見かけるアジアらしい活気のある路地だな程度に考えていたら、帰国してから知ったのだが、この通りはラライサップ市場という結構有名な市場であった。
 
 
午前11時前に賑わいだし、場所柄、近くのオフィス街のOLや若い主婦、女学生が多いそうだ。
 
 
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別名OL市場と名付けられたカテゴリーに属するらしく、女性物の衣類やカバン、靴、アクセサリーが中心のお店や露天商が多い。
 
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それでは、市場内のスナップを。
 
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次回は、食べ物の路地スナップを紹介します
 

東西にて年の瀬二題(その1)

 
台湾での出張も終え、
台北・松山空港から朝の便で羽田空港に帰国。
その間 2時間25分。
 
便利な時代になった。
 
 
浅草で用事を済ませての帰路、
平日の昼間というのに浅草寺は参詣者でごった返している。
 
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この日は、歳末恒例の羽子板市のさ中だった。
 
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もみくちゃの状態でビックリしたが、
やはり賑わってる方が活気があって楽しくなる。
 
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気風のいいお兄さんの口上や粋な姐さんの愛想と
縁起担ぎにやって来た江戸っ子客とのやりとりが小気味が良くて、つい聞き惚れてしまう。
 
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外国人観光客の眼には、羽子板、屋台はどう映っているんだろうか?
 
 
そのうちあちこちから三三七拍子の威勢の良い掛け声が聞こえて来る。
 
高額な羽子板が売れたんだな。
 
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英語での中継風景  外国メディアだろうか。日本らしいものほど海外では注目される
 
 
今年年末の景気は、この三三七拍子の掛け声の多さで測れるかのよう…。
 
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世相羽子板も
 
 
店主が買い物客に丁寧に礼を述べた後、
    
良い年をお迎えくださいね~っ!
 
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この一言で、もう年末であることを自覚する。
 
 
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あっという間の一年。
      
   
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父方本家は浅草にあった。僕のルーツ。
 
 
今年僕は、いったい何か役に立ったのだろうか?
 
 
自問はするが、にわかに自答できない年の瀬だ。
 
 
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仲見世通り
 
 
心の迷いをこの羽子板でバシッと弾き返したい・・・。
 
  
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新旧の塔と飛び立つ鳩
     

国内感覚で行き来するこの街は、ボーダレスの近未来を体現できる橋頭堡でもある

        
今年最後の海外出張は台北だった。
 
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つい数日前までは、雨で肌寒い毎日が続いていたとのこと。
 
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クリスマスツリーと日傘
 
 
この日は24℃もあって、少し動くと薄ら汗ばむほどの陽気。
 
 
 
今回の目的は、台湾最大の建築建材展示会に参加して
日本産の木材を売り込むこと。
 
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もう足かけ6年前から、僕は木材の海外輸出支援に挑戦している。
 
 
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同じ地震国台湾に向けて
地震に強いことをアピールした。
    
   
その効果があったのか
会期3日目で、200社余りの内外企業がブースに立ち寄って頂いた。
 
手応えは上々。
 
 
解決しなければならない課題がいくつかあって
来年にかけてこれを克服する計画である。
 
  
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この日、日曜日は台北市役所前で、銀行主催のマラソン大会が開かれた。大勢の市民ランナーたちでスタート地点はごった返した
 
 
チャレンジスピリットを発揮する仕事はいつも前を向いている。    
愚痴をこぼす暇も、他人を気にする必要もないからチームが楽しい。
 
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屋台のカットフルーツ店 この季節も果物は豊富
 
 
今、台湾の景気も決して良くはないが、
日本の文化や技術を貪欲に吸収してくれる舞台であることに変わりない。
 
  
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高級ホテルでの商談の合間の会食で供されたお造り。塩で作った雪だるまが面白い。台湾側の交渉相手に聞いてみたら、平地では雪は降らないけど当然知ってるよと笑われた
 
 
 
数えてみたら今年は6回台湾に出張した。
 
  
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夜のバイク光跡
      
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ますます違和感がない、日本のシームレスな「戦場」である。
        

タレ騒動勃発⁉

      
これから、今年最後の海外出張に出かけます。
 
帰国したら、このブログでまたお目にかかります。
 
 
 
さて、肌寒い香港で
もう一度、鍋料理を頂くことにしましょう。
 
 
ここは、尖沙咀(チムサアチョイ)イーストのビルの地下。
 
東来順」という清朝時代から続くイスラム料理店。
    
特に羊のしゃぶしゃぶ(刷羊肉)で世界的に有名な店の香港支店である。
  
   
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僕は1984年に北京に駐在していた頃、
外気が零下十数度、二十度の極寒の中で
何度も庶民の中に入り込んで食べた思い出の店なのである。
 
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2006年 北京の東来順で
 
 
当時は確か「東来順飯荘」と呼ばれていた記憶がある。
 
その東来順の味が、ここ香港で頂けると思うだけで
ワクワクする。
 
 
来た来た!
名物の羊肉の皿が。
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以前は寒い外気の下で、職人が包丁で凍らせたまま薄くスライスする技術がこの店のウリでもあった。
 
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室温に晒すと途端に脂身が溶けはじめるほど
 
 
とろけるような肉の食感や旨み、温かさなど、
食べた者しか堪能できないこの感激を、皆様もぜひ。
 
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初めて食べた厚切りタイプ  秀逸だった
 
 
 
僕のもうひとつの楽しみは
自分で調合する付けタレ。
 
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基本となるゴマダレ
 
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それに、ラー油、胡麻油、酒、醤油、黒酢、豆板醤などの調味料に、香菜、ネギ、ニンニク、唐辛子などの薬味を好みに合わせて自分で調合する
 
 
タレで思い出したのは、
今から約20年ほど前、京都西陣の旦那衆大勢を案内して
北京に行った時のこと。
 
 
当時は日本もまだ景気が良かったので
すごく元気で贅沢な団体ミッションであった。
 
 
冬の寒い時期だったので迷わず「東来順」に駆け込んだ。
 
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脇役となる具材は、淡白なものが僕は好き。あくまで羊肉の引き立て役だ
 
   
   
皆さん大喜びだったのはつかの間、だんだん機嫌が悪くなってきた。
 
 
出てきたゴマダレを見て旦那衆が皆、
    
ポン酢がなきゃ始まらない! 
ポン酢くらい準備しているだろう⁉
         
と大騒ぎになった。
       
 
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北京では木炭火力で、中央部の長煙突が特徴の鍋だ。香港店はビルの規制だからだろうか、IHだったが問題ない。画像は2006年北京
 
 
実は、中国ではあの酸味の効いたポン酢というものは存在していなかったのだ。
 
そりゃそうだ。
京都では、ポン酢は鍋料理には欠かせない。
 
 
しかたなく僕は、いろいろ中国の食文化を説明したり、
ダイダイやユズ、カボスなど調味用の酸味の柑橘は
中国では栽培さえされていない事実などを披瀝して
やっと矛を収めてもらったというスッパイ経験を思い出した。
 
 
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香港店のもう一つの名物、デザート点心。北京宮廷料理の系譜がうかがえる
 
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あっ! 小豆あんじゃなかった
 
 
当時(1980年代)僕は、ある大手食品メーカーと
ポン酢用の柑橘栽培地を中国じゅう探したのだが
組織的栽培地は見つからなかった。
日本から苗を提供しなくちゃいけないことを知って愕然とした経験があった。
 
日本式の梅干しにあう梅でさえ、
台湾では生産されていたが中国では皆無だった。
 
中国、台湾、香港ほか中華圏の人たちは酸味に対する感じ方が、日本人とは全く違うことを知っている人も多いだろう。
 
 
 
話を戻すと、その北京での体験以来、
僕は、団体さんの随行をする時、
味ポン酢とチューブ入りの練りワサビを持っていき、
サッと出すと、とてもとても喜ばれたものだった。
 
 
今ではアジアのどの都市に行っても
ポン酢もワサビも普通に売っている。
 
 
時代は変わったなあ。
 
 
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でも時代は変わっても、冬はやっぱり鍋が恋しい…。