台湾の縁起担ぎ(その2)

続いては、パイナップル
 
 
台湾では金運や幸運を運んでくる食べ物のシンボルとして知られている。
 
Dsc04197
 
 
パインの事を台湾語では「オンライ(Ong-lai)」と呼び
繁盛する、繁栄するという意味の「旺来(オンライ)」と似た発音だからだそうだ。
   
Dsc06141
     
   
ちなみに、台湾の中国語(国語)では鳳梨(Feng-li)という。
大陸の中国語(普通話)では菠蘿(Bo-luo)というから少々ややこしい。
 
 
1~2月の春節の頃は、まだパイナップルの季節ではないが
ハウス栽培か輸入品が、縁起物として買い求められている。
 
Dsc03234
パイナップルの数え方は、台湾では一粒だったと改めて知る
 
 
旬のパイナップルは、ちょうど今頃4月から5月にかけて
市場に出回ってくるはずだ。
(過去の台湾パイナップルの紹介記事)
 
Dsc01235
 
その甘くてジューシーな美味しさは
現地台湾で食べなければ分らないが
最近は東京や関西でも台湾産プレミアムパイナップルが売られるようになった。
 
Dsc06151
街の市場でパイナップル葉の置物を見つけた。店の人に訊いたら、吉祥の象徴である鳳凰の尻尾に似ているから縁起物なんだと言う。
 
 
街で見かけたら、一度ご賞味あれ。
 
金運もアップするかも…。
 
 
Dsc03106
        
Dsc08057
信心深い商人が毎月2日と16日(旧暦)に行う「牙祭」にもパイナップルが供えられている
 
 
ちなみに台湾名物でお土産の定番パイナップルケーキ(鳳梨酥)の芯に入っているパインジャム餡のシャキシャキ果肉はパイナップルではなくて、実は冬瓜(トウガン)だって知ってました?
 

台湾の縁起担ぎ(その1)

台湾の人たちにとって大根という野菜は
どうも年じゅう欠かすことの出来ない食材のひとつらしい。
       
Dsc04960
   
Dsc02332
春節前の台北の青果市場にて
 
 
とりわけ春節(旧正月)前の青果店では
心なしか大根の売れ行きがいいようだ。
 
Dsc02371
地元産の大根は少しずんぐりした形状をしている
 
 
 
そう、シリーズのトップバッターの大根は
台湾では縁起の良い野菜だと言われている。
 
Dsc01626_2
小ぶりの大根もあるぞ
 
 
台湾語では大根の事を「菜頭(tshai-thau)」と呼び、
これは、幸先が良いという意味の「彩頭」と
発音が似ているためだ。
 
Dsc02167
大根のイミテーションにさらに縁起の良い赤色に染めて置物にしている
    
   
正月にはさらに縁起がいいように
好菜頭」と呼ばれることもある。
 
Dsc01114
 
 
 
近年は、日本からも大根は輸入されており、
台湾の食卓にもかなり馴染んできている。
 
守秘義務があるので明かせないが
日本のある地方産の高級大根(日本人なら誰でも知っているブランド品種)
歳末商戦で持ち込んだ分すべてが完売したのには僕も驚いた。
日本でも考えられない単価だったのに…。
 
Dsc05361
高級宴席料理にもステーキに大根が添えられていた   
 
 
台湾人のお客さんに尋ねたら、
普段よく作っている家庭料理の食材として
春節の縁起物だから思い切って買ったということらしい。
 
Dscn3130
本ブログでの紹介したことのある大根と豚スペアリブのスープ  絶品!
 
 
売るタイミングも重要だということになる。
 
 
 
幸先良い(好彩頭)スタートになったかな?
 

香港台湾の人たちの縁起担ぎ

今年2月10日に元旦を迎えた旧正月(春節)の前後に
偶然、台湾と香港に半月間ずつ滞在する機会に恵まれた。
 
 
Dsc08871
新年を迎えてごった返す香港元朗の街頭
 
 
中国大陸を含めた中華圏の人々(華人)は、
日本人以上に縁起を担ぐと言っても過言ではない。
 
Dsc00568
初詣客で賑わう香港紅磡の観音廟
 
もっとも縁起担ぎやげんかつぎという概念自身
中国から日本へ仏教文化と共に伝わったものかもしれない。
 
 
Dsc03100
台北・中倫で
 
 
年が改まる正月は、言わば縁起担ぎのオンパレード。
 
 
良き一年を願う華人たちの生活の中から
僕がカメラを通じて出逢った縁起担ぎを
今後エントリ記事の合間に紹介しますね。
   
   
Dsc09136
香港の客家系住宅街で
 
 
アジア各地で始まった「ニッポンを売る!(地域の素晴らしい逸品の海外販路開拓のこと)活動でも、
春節商戦に展開する皆さんも多いが、何かの役にたつ、
 
 
・・・かも知れない。
 
 
 
Dsc05863
      

早春の名古屋で元気な農業に触れる(その2)

愛知県の担当者のご厚意で
近郊の農産物販売拠点を紹介して頂いた。
 
Dsc06933
 
 
愛知県大府市。
 
Dsc06936
 
健康支援とスポーツでその名は全国レベル。
 
 
大府高校野球部の槙原投手や赤星選手くらいは知っていたが
柔道の吉田秀彦、谷本歩、
至学館大学レスリング部の吉田沙保里、伊調姉妹という世界トップアスリートを輩出し、バトミントンも盛んだと教えてくれた。
 
 
 
訪ねたのは、JAあいち知多が運営する
JAあぐりタウン げんきの郷”。
 
Dsc07194
     
Dsc07191
 
ここは愛知県はもとより日本でも最大級の産地直売所である。
 
Dsc07149
   
Dsc07122
   
Dsc07130
  
   
 
知多半島一円の農産・水産物や加工品を扱う巨大な売り場に加え、
個性あるレストランや温泉、体験農園など複合施設となり
2000年の設立以来、いまだに進化し続けている。
 
Dsc07159
   
Dsc07038
時代を先取りする様々な試みやチャレンジする気風が伝わる
    
Dsc06951
昨年もまた新たな施設がオープンしたという
 
とかく自動車や精密工業、繊維ほか製造業のイメージ強い愛知県だが、改めて農水産業の実力を垣間見た思いだ。
 
Dsc07161
豊かな知多半島と名古屋商圏を結ぶ拠点
     
Dsc07169

     
 
農工商業のバランスとれた幸せな地域ではないだろうか。
 

早春の名古屋で元気な農業に触れる(その1)

先日名古屋に行き、愛知、岐阜、三重の東海地域の皆さんと
海外における知的財産権について学んだ。
   
Dsc06457
セミナー会場となったジェトロ名古屋貿易情報センター
   
   
海外でニッポンを売る!ことが日常化してきた今、
知財権の重要性は益々高まっている
 
 
今回のセミナーでも多くの新たなチャレンジャーの皆さんと知り合い、また海外でも栽培に事業に頑張っているイチゴ生産の加藤君も収穫に忙しいのに会場に駆けつけてくれて、またまた進化した姿をみせてくれた。
 
 
 
久しぶりの名古屋の街は、まだ肌寒さが残っていた(3月)
住みきった空に精緻な都市空間が心地よく目に飛び込んできた。
 
Dsc07434
   
Dsc07450
 
いつもながら、じっくりと滞在する時間なく寂しい想い。
 
Dsc07943
JR名古屋駅で  
 
 
Dsc07844_2
      
この日は小雪がちらつく寒い一日だったが
アツアツの味噌煮込みうどんが心も体も温めてくれた。
 
Dsc07917
あまりに熱いから、フタを取り皿にして一度冷まして食べるのが名古屋流。それでフタには蒸気穴が開いていないとも。
 
 
愛知県の担当者のご厚意で
近郊の農産物販売拠点を紹介して頂いた。
                             (次回に続く)
 
Dsc07596_2
名古屋市栄で
         

春の突風も国境を越えて

昨日、花が散る話題をしたら

今日福島の友から、桜はこれからだってメールが入り、
少し話題が勇み足だったと恐縮することしきり。
 
 
花散らしの風といえば、
今年は西日本は、黄砂や花粉、
それに有害物質まで飛散しているから、
おちおち外にも出られない。
 
 
黄砂といえば本家は中国。
 
僕が1984年に北京に駐在していた時にも
この黄砂の洗礼を受けて
とても戸惑ったことを鮮明に覚えている。
 
Dsc_3041
2010年撮影
 
Dsc00052
2006年撮影
 
大型台風並みの強風が吹きつけ、一瞬で視界を失い、呼吸も出来ず、立っていることすら出来ないのだ。 日本では到底体験できない。
      
 
Dsc_9006
天津の街頭で   2010年撮影
 
 
黄砂は砂と書いても
その粒子は、ホコリ並みの細かさで
サラサラなんてもんじゃなく、
一度舞い上がったら天高く昇ってしまう勢いなのだ。
   
日本の常識や物差しでは、
ここでも正しく中国を観ることは出来ない。
     
 
Dsc_1358
2009年天津
 
中国北部の春の風物詩。
女性が通気性のある色とりどりの布をスッポリと頭から被る。 
  
男女同権が強調された人民服の時代では、
唯一許されたかのような女性のオシャレ表現だった気がする。
 
Dsc_1450
 
Dsc_1378
    
 
今の中国は厳しい自然に加え、
経済成長のツケも加わっている。
 
Dsc_8183
 
Dsc_8068
各地で慢性的に起こる交通渋滞
 
Dsc_9568
 
Dsc_9039
    
Dsc_3034
 
 
日中間でももっと大局観に立ち、
この吹き荒れる暴風を食い止める英知と勇気が求められる。
 
  
Dsc_9464
真っ赤に染まるはずの東方紅も霞み始めた  踊り場の隣国
 

再スタートをきる思い

またもやブログから遠ざかっていた間
日本国内をあちこち廻っていたら
いつも間にか桜が咲き始め、
あっという間に満開になった。
 
Dsc03286
福岡県八女公園の夕暮れの桜  3月21日
 
Dsc03257
   
Dsc03374
    
Dsc03402
        
 
平年より10日も早い桜の開花だそうで
福岡市などは観測史上最速だということらしい。
 
 
もっともこんな桜前線の話題も
まだ東京以西の話ではあるけれど。
 
Dsc04959
東京北多摩柳瀬川沿い  3月28日
 
Dsc04584
 
Dsc04642
     
流れる水も温み、すっかり春の息吹きを感じる。
 
Dsc04771
 
 
一昨年の桜の季節が
本当に辛くて厳しい想いで過ごした記憶が未だ生々しく
どうしても東北の仲間の皆さんに心が馳せる。
 
 
でも、今年も一生懸命に咲き誇る桜の花を観て
やっぱり気持ちも踊り出す。
 
Dsc04794
   
   
今年は入学式入社式ではなく
卒業式や異動お別れのタイミングに近かったけど
気分の切り替えに相応しい春の光景であることに変わりない。
 
 
 
まもなく4月というのに
もう花散らせの風も吹き始め
公園の桜が散り始めている。
 
Dsc05304
福岡市長住    3月30日
       
   
桜はその咲き方が美しいだけでなく、
散り際の潔さや はかなさが好きだという人も少なくない。
 
Dsc05333
 
一年のうちで
わずか2週間足らずの短い間だけしか咲かないサクラ。
   
Dsc05380
 
でも見方を変えれば、
そのわずか二週間のために、夏・秋・冬の長い長い時間、
誰にも見向きもされることなく、
葉を繁らせ、根を張り、寒さに耐えて備えているに違いない。
 
Dsc05368
    
 
それを考えれば、
花の散り時は、寂しい、終わりではなくて
来年3月下旬への新たなスタートだって考えてもいいじゃないか。
 
Dsc05376_2
 
聞けば、暖かい香港では日本の桜は根付かないらしい。
寒さを越さないから花芽が付かないのだという。
 
人生の歩みと重ね合わせる・・・。
     
   
Dsc03284
 
今年は散る花吹雪を観て
明るい希望とリ・スタートを誓うことが出来た。
 
  
Dsc05309
 

無題の日

千葉・幕張メッセで開催されたFOODEX JAPANに参加したが、
このブログのエントリを見てくださって、
本当に多くの方にご連絡を頂いた。
      

久方ぶりの再会が実現できた方もあれば、
お目にかかれず失礼した恩人・知人もありで
いずれにしても感謝・感激です。

        
海外からも招請を受けられて来日・帰日された
これまで各国でお世話になってきた恩人にも
多数ご挨拶ができました。
          
この場を借りて厚くお礼申し上げます。

 

          
今日は3月11日。

 

日本国中が改めて哀悼の気持ちに包まれた日。
      

この2年間、僕は満足に何も役に立っていない。

   
    

それでも、宮城と福島には大切な仲間がいるので
この間、2週間は空けずメールか電話を入れて
交信を続けている。

       
   
図らずもそれぞれ別の
地域サポーターとして奮闘する二人に共通した視点があった。
      

この2年間で大きく変わったことがあった。
   

この2年間で大きく変わって「しまった」ことがあった。

    
そして、    
この2年間、まだ何も変わっていないことがたくさんあるんだ
、と。

 

それが具体的に何を指すのかは、
僕たちひとりひとりのイメージする力による。

   
   

また、新たな一年の節目を迎えた。
       

お知らせ

ご無沙汰してしまいました。

ずっと出張が続いています。

 

3月5日~8日まで幕張メッセで開催される
FOODEX JAPAN 2013の会場に終日参加しています。
 
「福岡・九州輸出連合」ブースにおりますので
お立ち寄りの節は声をかけてくださいね。
 

恭喜發財!! 新年おめでとうにもお土地柄が

   

アジア各地で祝う旧暦元旦の翌々日の
2月12日から香港に行ってきた。

 
Dsc03848

 
元旦を挟んで台湾に二週間、
香港に一週間滞在したことになり
またほんの少しだけ異文化理解を深めることが
出来たのかもしれない。
 
Dsc03543
 
前年は中国大陸の経済も減速したためか
ひと頃の様なバブリーな感覚は影を潜めた感もあるが
新しい歳は景気良く迎えたいという人々の思いもまた
殊の外強く感じた正月期間でもあった。
 
Dsc00653

  
数多くの善男善女が初詣で
ここ紅磡(ホンハム)観音堂にも訪れ、
願い事や占いに真剣に向き合う姿が
日本人のそれとは違う印象なのだ。
 
Dsc00651
 
   
もちろん正月期間中、
中国大陸からの観光客も多数香港を訪れ
ショッピングに観光にと、見慣れた光景とはいえ
その凄まじさは少しも変わらない。
 
Dsc01847
 
ビクトリア港の夜景スポットには、大勢の中国人観光客の姿が…
 
Dsc07118
   
Dsc07282
 
  
正月期間中も内外のニュースには事欠かず、
北朝鮮の核実験や尖閣沖での日中のにらみ合い
また、かつての宗主国イギリスで
牛肉に馬肉が混ぜられていたという事件は頻繁に報道され、
食の安全に対する香港市民の強い関心
改めて知らされることになった。
 
Dsc03567
  
正月の香港市場を巡って、イチゴだけでも
世界中から春節商戦に参入する様は
さながらワールドカップ大会のようだ。
 
Dsc03587
     
 
Dsc00367
 
縁起担ぎが好きな広東系人は
大吉大利とよんで、吉と橘が近い発音であることから
金柑やザボン、ミカンなどの柑橘類を特に好むようだ。
 
    

また、旧暦正月のこの期間は春節と呼び
春の到来を祝う習慣でもある。
 
Dsc02992
 
花開富貴といって、広東人は
多くの家庭で鮮花を買い求めて部屋に飾る。
 
 
一年で最も賑やかで盛大な節句であり
また消費も活発になる一時的な季節とはいえ、
このような風俗習慣を知り、
生活に根ざした商品の発掘や改良に挑戦するのも
ひとつの考え方かもしれない。
 
Dsc09746
香港人も商売繁盛を一際強く願うようだ
 
Dsc09697
    
普通“新年快楽”が一般的な明けましておめでとうが
ここ香港では“恭喜發財”とストレートな表現。 
 
 
Dsc09440
    
Dsc08728
この子にとっても今年は良い年になりますように…
 
Dsc06700
 
Dsc03867