日本ブランド農産物が空の玄関にもお目見え

回のエントリに続き、成田の話題をもうひとつ。

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成田空港出発ターミナル

少し前の話になるが、6月5日、
海外出張のためにいつものように成田空港に行ったら、
出国審査を出た後の一角(第2ターミナルビル本館3階)にJAが日本の農産物を宣伝・販売するコーナーを見つけた。

その名もぶらんどJAである。

パスポート検査の後すぐの場所で、免税品の買い物に散らばる前の多くの人が通過するローケーションのよい所だけにプロモーションには格好の場所ではないだろうか。

店舗の外観は黒を貴重にしたとてもシックなデザインだ。

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あまりに洗練されているので、およそ農産物の販売店というイメージとは大きく異なるところが斬新だ。

どんどん買ってくださいという免税店とは明らかに一線を画しているようで、日本を訪れる外国人に対して、ハイテク、アニメだけでなくジャパンブランドの農産物を紹介するという情報発信機能が前面に出ている。

ちょうど3日前の6月2日に正式オープンし、式典には中川農水大臣も駆けつけたという。

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店内の様子

季節商品として、メロンさくらんぼが販売されていた。

さくらんぼは化粧箱入りで15000円とかなり高価だから、簡単に誰でも手土産に買っていけるものではないが、技術王国・日本の高品質農産物を知ることはできる。

奥には、コシヒカリやあきたこまちなど日本を代表するブランド米や高級煎茶、梅干や乾し椎茸などの加工食品なども取り扱っていた。

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試しに、販売されていたブランド米450グラム(500円)をひとパック買い求めてみた。

お土産用のお米だから、もちろん国内で普通に買うより明らかに割高だけれども、ワンコインで買える価格だから、数個なら手にも持てるし、海外で配って話題作りになるだろう

和服を着た親切な店員さんから、お米に関する話を聞く。

英語や他の外国語が出来るかどうかは判らないが、日本語で丁寧に商品情報やこのコーナー設立の趣旨を説明してもらう。

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0607022matrix_2また買う時に、これからどこの国へ行くのかと尋ねられる。

農産物は、国によって個人で持ち込める商品に制限があるからだ。

資料で持ち込めることが出来ることを確認してから売ってくれる仕組みだ。

店内にも日本語と英語で国別、品目別にマトリックスで持ち込み可否が判るポスターやパンフレットが備えてあるが、これが少し判りにくい。

でも、買う時に確認してくれるから、それもよいか・・・

お米を買うと、サービスとして商品に貼れるよう日本チックなデザインのステッカーをつけてくれる

浮世絵とか、富士山、桜、和のデザインなど20数種類の中から好きなものが選ぶことが出来る。

これはとても洒落たサービスだと思うのだが、残念ながら実際に買ってみないとそういうサービスがあることが分からない。もったいない。

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好きなステッカーを選んで、パッケージに貼る

全体コンセプトから、商品、サービスに至るまで、斬新なアイデアが散りばめられているが、まだスタートしたばかりで、きっと試行錯誤なのだろう。

「まず事を起こし、走りながら考える」ことを良しとする、私の信条には合致している。

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もっとも今後、これをどう生かすかは、現場の不断の改良と努力が必要だろう。

かなりの実践を必要とするが、やり方によっては、貴重な情報受発信の場として活用することができるかも知れない。

今後の展開を注目したい。

急速に進歩・成長する北京

日に続いて北京から2度目のライブレポートを行なう。

ビジネス商談を控えて、早朝の空き時間に
恒例により北京の市場を視察した。

夏の風物詩である地元「大興産」スイカや
日本では見かけることの無い、平べったい盤桃と呼ばれるモモが目を引く。

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北京の夏のシンボル「大興すいか

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平べったい形をした桃

いつの間に中国の農産物はこんなに種類が豊富で、しかも品質が向上したのか、と本当に驚いてしまう。
中国産は粗悪で危険などと観念だけで判断していては、時代遅れになる可能性すらある。

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多くの夏野菜が品質も鮮度も大幅に向上している

つい時間が経つのも忘れて、丹念に売り場を廻り、
買い物客の行動を観察する。

後、中国での小売業の成功事例に必ず挙げられるイトーヨーカドーの麦倉会長に5年ぶりに再会し、北京における事業の概要について詳しくお話を伺った。

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最近の北京の消費動向や我々の取り組むべき姿勢などについても、多くの示唆を頂いた。

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店内は商品があふれ、買い物客でごった返していた

特に、今の中国人は、経営者もマネージャーも、農業従事者も皆、海外も含め熱心に内外の事物を広く学び取る精神に富んでいる中国人の姿は、さながら、戦後、あるいは東京五輪の頃の日本人と少しも変わらないハングリーさで、今や既得権益を守る傾向の日本人では、今後敵わなくなるのではないか、という見解には、改めて危機感を感じた。

大胆に中国幹部人材育成を強化し、現地化を進める同社の戦略は、広く北京の市民に受け入れられる存在に成長している。

2008年北京五輪までにさらなる事業展開の目標も、すでにゴールが見えてきたそうだ。

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26日現在も建設中の五輪メインスタジアム

数多くの教訓を得て少々興奮し、ホテルへの帰路についた。

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北京市街の夕景

輸出は決して甘くない!

瀬高町の南筑後地域農業改良普及センターで開催された
研修会に参加させていただいた。

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会場の南筑後普及センター

センターは福岡県の組織で、今回で2度目の参加となる。

県南に位置する南筑後地区八女(やめ)地区が対象で
今、農産物の海外輸出に熱心だといわれる福岡県にあって
とりわけ積極的に取り組んでいるチャレンジ精神に富む地域でもある。

主な産品は、野菜ではイチゴ(あまおう)が出色で、ほかにナスやトマトがあり、果樹ではみかん、ぶどう、モモ、キウイなどだ。
(ちなみにイチゴはフルーツではあるのだが、分類上野菜に属している)

また、日本一の産量を誇る玉露を有する緑茶の産地でもあり、
電照菊などの花卉類も有名だ。

輸出に対しては、年間を通じて多品種で臨む戦略をとっている福岡県ではその候補となる商品群の有力な供給元のひとつでもある。

情報交換の場においても、普及職員の皆さんはとても熱心で気迫すら感じる。

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単に関心を示すだけでなくて、この数年の輸出供給の経験から
その困難さや現状の限界についても、最前線で肌で感じているので
かなりシビアな議論も行なった。

輸出が現場の生産者に利益をもたらすまでは、
まだまだ多くの問題を解決しなければならない。

話題が先行しがちな農産物の輸出において、
パイオニアである福岡県関係者の意識は、
ここにきてむしろ強い緊張感を感じている

「輸出はそんなに甘くない!」

そんな言葉が現場から聞こえてきた今こそ、
これを乗り切る正念場だ。

批判や人任せでは決して前進しない。
信念と行動、熱い思いと冷静な知恵が今求められている。

誰もやったことのない新しい挑戦なのだから。

その意味で、生産者と海外需要家をつなぐ、各地の普及センターやJAの職員の皆さんともっともっと議論を深めていきたい。

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麦秋の筑後平野

折りしも、残留農薬のポジティブリスト制度を核とする改正食品衛生法が施行されるにあたり、現場産地の対応は本当に多忙を極めている。

生産者と消費者ともに安心できる農業実現のために今何をなすべきなのか改めて自問自答しながら帰路についた。

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瀬高の町

新聞報道に掲載

11日付の西日本新聞と10日付の毎日新聞に福岡県の農産物輸出に関する記事が掲載された。
ネット配信から記事全文および画像もそのまま引用させていただく。

県産農産物の輸出好調 05年度、過去最高の6億円超 アジアで販路拡大 高級志向「あまおう」人気

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台湾や香港に向けの輸出が好調な県産イチゴ「あまおう」

 2005年度の県産農産物の輸出は、特産のイチゴ「あまおう」の輸出量が前年と比べ1.7倍に増えるなど好調で、輸出総額は過去最高の6億1000万円となった。海外で農産物をPRする「福岡フェア」の開催や、シンガポールなどへの新販路開拓などが効果を上げた。今後はアジア向けの販売戦略をさらに強化し、08年度までに輸出額20億円達成を目指す。

■「08年度までに20億円」

 県によると、県農産物は、イチゴ、カキ、ブドウなどの果物や野菜類など約25品目が、中国や香港、台湾など9地域に出荷されている。輸出額は、03年度の2億100万円が、04年度に4億2500万円、05年度には6億1000万円と順調に伸びている。

 05年度は、ナシを初めて中国・上海に輸出し、百貨店で本格的なセールスを展開。海外の流通業者を個別に招き、県内の産地との商談をまとめるなど販路の拡大にも取り組んできた。特に、「あまおう」は消費者の高級志向が高まっている台湾や香港で人気。03年度に1.4トンだった輸出量は、04年度23.4トン、05年度40トンと急増している。

 県は、アジア諸国と地理的に近く、鮮度を保った状態で輸出することができることや、香港では春節(旧正月)や中秋節などにフェアを開き、贈答品として売り出したことがあまおうの輸出増につながったとみている。

 今後は、あまおうの輸出先をシンガポールやタイにも拡大するほか、香港や台湾でのイチジクの本格販売を計画。欧州でもドイツなどで八女茶の販売先を開拓するなど、いっそうの輸出拡大を目指す。

 県は「今後も積極的に品質のよい県産農産物を輸出する“攻め”の姿勢で、輸出先と品目を増やし、県内産地の活性化につなげたい」と話している。
=2006/05/11付 西日本新聞朝刊=

あまおう:県産ブランドイチゴ、アジア向け輸出好調 イチジクなど売り出しへ /福岡

 ◇イチジク、茶など
 県産のブランドイチゴ「あまおう」のアジア向け輸出が好調だ。一昨年度の23・4トンから昨年度は40トンと、倍近く増えている。中国産など低価格の輸入モノに押される国内農産物だが、県は、海外では珍しいイチジクや潜在的な需要を秘める茶など、他の農産物の輸出にも力を入れる。
 県は4年前からあまおう輸出に力を入れ始め、昨年度は中国・上海、香港、台湾の輸入・小売業者を招いておいしさをPRした。あまおうは香港などの百貨店では、国内販売価格(1キロ1100円)の約1・5倍もする高級品として並んでいるが、順調に輸出量は伸びているという。
 県は今後、シンガポールやタイなどに対象地域を拡大する方針で、大消費地を抱える中国についても「現在、政府レベルで協議中」だ。
 あまおうの他にも、県産イチジクが香港、台湾で人気を得ている。県産は全国2位の生産高を誇るだけに、県は今年度、イチゴの出荷の端境期にあたる8~9月にイチジクを売り出す予定。
 また、日本食の浸透につれて茶の消費が進んでいる欧米をターゲットに、八女茶の輸出も検討。今年度は「ドイツ・フランクフルトの県の駐在員を使うなど、現地での市場調査をしていきたい」と県は話している。
=毎日新聞・福岡都市圏版5月10日朝刊=

記事のとおり、昨年度はJA関係者、地元企業、および「福岡の食・輸出促進センター(県農政部)」スタッフの並々ならぬ努力で販路拡大を実現した。天候不順や国内調整で厳しい経営環境にも関わらず、これだけの実績を作られたことに心から敬意を表したい。今年度も引き続き成果を挙げて、地域農業振興のために貢献できることを強く願っている。

また、この輸出事業に一貫して注目し続け報道してくれる新聞やテレビ、経済紙など地元の各報道機関にも心から感謝したい。主に報道を通じて農業生産者にこの事実が伝わるからである。
                                                
地方発の元気が出る明るい話題を提供し続けていくのが「ニッポンを売る!」の信念だ。

会津を訪ねる

材関係の仕事で福島県会津若松市を訪れた。

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JR会津若松駅前                    (出所:あいづ観光情報館)

初めての訪問地だったが、この街にも元気印の企業が頑張っている。

途中、猪苗代町に立ち寄った。

確か今月初め小泉総理がアフリカ・ガーナのアクラ市を訪問した際、
野口英世博士が通ったという研究室に立ち寄ったことを思い出し、
生家のある猪苗代の野口英世記念館を訪ねたのである。

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僕ら世代の幼稚園や小学生の時の偉人といえば
圧倒的に野口英世だった。
伝記を読んで、みな医者や科学者にあこがれ、そして世界で活躍することを夢見たのである。

060514hideyo_1 僕らはこの姿に憧れた…

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英世が幼少の時に落ちて大やけどをしたとされる囲炉裏

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今日も生家には未来の科学者たちが見学に来ていた

それにしてもあの伝記に読んだ猪苗代湖と磐梯山の景色の素晴らしいこと!!
あまりの美しさにしばし言葉を失った・・・。

060514mtg_2 磐梯山

060514lake_1 猪苗代湖

遠くに残雪冠する山々も眺め、東北の山河を堪能した。

また、大の幕末史ファンの私は、仕事の合間に無理をお願いして会津若松市の飯盛山に白虎隊の史跡をわずかの時間、見学することができた。

060514iimori_1 飯盛山

改めて説明するまでもない会津藩公に殉じた19人の若者の悲劇は、日本人なら誰でも深く思いを馳せることだろう。

060514jijin_1 白虎隊自刃の地

自刃の地を踏みしめると、やはりその場に身を置かないと感じないような「気」に触れた。

なんだか旅ブログのようになってしまったが、
午後陽も傾きかけた頃、蔵の町として有名な喜多方市にも足を運んだ。時間がなかったのでサッと町を縦断した。

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味噌や醤油、日本酒などの蔵が確かに多そうで、もっとゆっくり歩きたい街だなと思った。

また、喜多方ラーメンでも全国的に有名だが、なんと午後3時を過ぎるとスープがなくなるのか、多くが店じまいしてしまっているのだ。もちろん、夜まで開いている店もあるそうだが、次の予定が入っていてタイムアウト。

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喜多方まで来て本場のラーメンにありつけないなんてッ!?

今度はいつ再訪することが出来るんだろうか。

福島県といえば、昨年秋、
上海の有名百貨店で赤ナシの販促活動を熱心に行なっていたのに遭遇した。

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上海の百貨店でのプロモーション風景

聞くところによると、
県知事をトップに上海への売込みに大変熱心な地域のようで
上海事務所を拠点に活発な活動を行なっているという。

ナシのほかにもモモやブドウ、柿、リンゴなども有名な農業県だけに
今後の元気な活動が注目される。

ミス福岡に感謝

多どんたくの行事の中でも、人々の関心を集めるイベントのひとつに「ミス福岡」の選出がある。

毎年5月2日に開かれる「どんたく前夜祭」で最終審査が行なわれ、その年のミス福岡が3名選ばれるのである。

ミス福岡は一年間、福岡の親善使節として内外の各種行事に参加するのだが、県産農産物の海外販路開拓にも大いに貢献していただいた。

今年1月末には、旧正月休みの台湾・中国・韓国から来日する観光客向けキャンペーン活動として、福岡空港でミス福岡の宮田さんに県産イチゴ「あまおう」を空港に降り立ったツアー客に振舞っていただいた。

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やはりミス福岡がいてくれると、その場の雰囲気がパッと華やかになる。

台湾からの観光客もはじめはビックリしていたが、ミスの宮田さんから試食用のイチゴを受け取るととても嬉しそうにしていた。

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空の玄関では大いに注目を集めた

また、2月には台北の高級デパートや量販店9店で「イチゴ尽くしフェア」を展開した時には、ミス福岡の毛利さんも同行してくれて、各店舗で大いに歓迎された。

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連日朝から晩まで次々とキャンペーンを渡り歩き、本当に疲れ果てているはずなのに、最後まで笑顔を絶やさず好印象を与え続けてくれたのには感心した。本人曰く、「楽しくて仕方がない」のだそうだ。

もうひとつ嬉しかったのは、このように国産農産物の消費を少しでも拡大し、地域農業を元気にするために、農業団体や県庁の人たちが海外にまで日本ブランド農産物を苦労して販路開拓していることにミス福岡も共鳴してくれて、その後も事あるごとに県産イチゴの素晴らしさを訴え続けてもらっていることだ。

生産者にとって心強い味方だと思う。

今年もさる2日に第46代ミス福岡が3名選出された。

毛利さん、宮田さん、一年間本当にお疲れさまでした。プロモーションでは大活躍して頂きありがとうございました。

これからも郷土が育んだ農産物をみんなに紹介してくださいね。

FOODEX JAPANでもニッポンを売る

14日から千葉県幕張メッセで
第31回国際食品・飲料展(FOODEX JAPAN 2006)が開催された。

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(会場エントランス)

期間中、10万人に迫る動員を誇るこの商談会は、世界三大国際食品展のひとつにも挙げられている。

思えば、今から22年前、私が北京に駐在していた当時、中国の食品貿易の唯一の窓口商社であった中国糧油食品進出口総公司から
「日本で事業効果の高い食品展示商談会に出展したい」と言われ、このFOODEXを紹介し、日本の主要輸入商社が共同で受け入れ体制を整えて、初めて中国ブースが実現したときのことを懐かしく思い出す。

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(今年の中国ブース)

久しぶりに中国食品館を視察したが、中国全土から出展者を集め、一大勢力となっていた。

て、ここでも初めてFOODEXにブースを展開した新コーナーがある。
それは、まさに「日本食品の輸出促進コーナーである。

「ニッポンを売る!」アクションに携わる者としては、とても嬉しいことだ。

ジェトロ(日本貿易振興機構)農水産課がプロデュースするもので、和のひろば」と称する一角にセミナー会場と輸出に挑戦する全国24団体による商品展示コーナーを設け、日本食品を海外に発信するブースがここに誕生した。

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(日本食品輸出促進コーナー)

私もジェトロの要請を受け、会期中、セミナーのパネリストと参加全ブースへのアドバイス活動を行なった。

食品輸出セミナーでは、台湾、香港、シンガポール、タイのバイヤーも登壇し、各地のマーケットや日本食品の販売事情などを紹介した。

日本食品がすでに定着しつつある香港・台湾とこれから次の可能性を含むシンガポール・タイ、そして誰もが関心を持つ巨大市場-中国のマーケット比較は、参加者の貴重な参考になったと思う。

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(日本食品輸出のパネルディスカッション風景)

展示ブースでは、北は青森から南は鹿児島まで、全国の食品企業や団体がバイヤーとの出会いや情報を求めて積極的にプロモーション活動を行なった。

すでに輸出実績の豊富な青森県の農業法人(リンゴ)や静岡県の製茶企業(緑茶)、各地の酒造メーカー(日本酒・焼酎)も参加し、さすが販促活動に習熟しているなといろいろ勉強になった。

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(経験豊富な出展者のブースには何故か次々と有力バイヤーが現れる・・・)

ただ、ほとんどの出展者が、輸出については初めての企業が多く、「どうしたら一歩が踏み出せるか?」「安心できるパートナーを探したい」という点で試行錯誤しているようだった。

海外の商談会では、来場者が当然、海外企業バイヤーばかりなので、一見、ストレートに商談や情報収集につながるように思われるのに比べ、FOODEXとはいえ日本での商談会では日本人の来場者が多く、外人バイヤーが少ないことが物足りないように感じられる向きもあるが、特に地方の企業にとっては、実は必ずしもマイナス点とは言えない事実もあのだ。それは輸出を始めてしばらくすると自ずと判ることである。

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(NHK「経済最前線」クルーも取材に来場)

しかし、今回は初めての試みったこともあり、輸出促進のブースであることの演出やより効果あるビジネスマッチング実現のための改善点はいくつかありそうだ。

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(輸出促進ブースにも多くの来場者が集まった)

とにかく、日本食品輸出促進コーナーが、このFOODEXでも中国館同様、近い将来、この巨大会場にあって、一大テーマ館を構成できるよう、今後の展開を期待している。

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(今年のFOODEX会場遠景)

ブランド対策セミナーに参加して(2)

…(1)から続く

ミナーの後半は、作家で金儲けの神様として知られる邱永漢氏が登壇して、「中国・台湾で勝負する農産物の日本ブランド確立に向けて」と題する講演をされた。

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実は、邱先生が9年前に福岡で基調講演をされた後、パネルディスカッションのパネラーとしてご一緒した時以来、2度目の再会となった。それ以来、邱先生の著作や行動については、ずっとチェックを入れている。

だから、邱先生の言論や発想は多少知っていたつもりだったから、日本の農産物を中国や台湾に輸出するというテーマについて講演されるとはとても意外だったのだ。

060311Qsan2 なぜなら、邱さんはこれまで、永田農法の中国での展開を提案したり、コーヒーや日本そばの中国での栽培に挑戦されているから、日本からの輸出ではなくて中国に移って生産せよという、発想としては逆なのではないか、と感じていたからだ。

講演は相変わらずの名調子で、会場を大いに沸かせた。まるで名作落語を聴いているような心地良ささえ感じてしまう。パワーポイントに頼る私の講演などは、まだまだ修業の余地がありそうだ。

060311Qsan3 やはり日本産の農産物の輸出について、邱さんは、とても難しいのではないか、と本音を漏らされた。生産コストが大幅に安い中国に対して、高コストの日本産農産物を恒常的に販売することは、邱さんの原理原則では、やはり反対なのだろう。

私はそれを聞いてむしろホッとしたほどだ。ホッとすると同時に、ますますファイトも沸くというものだ。

でも、最後には
「私は日本産の農産物がどうしたら中国で売れるのか、その答えは持っていない。普通に考えれば、とても難しいと思うからだ。もし、売れるような情報があったら、むしろ私に教えて欲しいくらいだ。皆がグズグズしているうちに、私はサッサと行動に移しますから」と。

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会場は大いに沸いた。さすが邱先生。
齢82歳にして、この発想と行動力。脱帽する他ない。

同行の方が、講演終了後に邱さんに題字を求めたら、丁寧に一字一字筆を走らせてくれた。

毎日、聞いたことのないことを聞き
毎日、見たことのないものを見る
          邱 永漢

また、大いに刺激を受けた。

ブランド対策セミナーに参加して(1)

東京・虎ノ門で、農水省、関東農政局等の主催によるブランド保護対策セミナーが開催された。

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(セミナー会場)

中国・台湾への農水産品の輸出に関わるブランド保護対策に関するセミナーは、国内でも新らたな試みらしく、たいへん勉強になった。

やはり東京、大阪には、このような情報収集の機会があるから
私のような活動をしている者は
平素出来るだけフットワークを軽くしておき
情報源を広げておかなければならない。

セミナーの前半は、中小機構国際化アドバイザーの太田光雄氏による「中国・台湾における日本産農産物のブランド保護対策」についての講演だった。

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実は、太田先生は、私が20年ほどまえ前職当時、住友商事の中国食品関連のご担当をされており、数年間にわたり、よく一緒に仕事をしていたのだ。

早くから中国に対してとても造詣が深い方で、まだ駆け出しだった私に、いろいろと教えていただいたことを思い出す。

講演では、中国における商標・ブランド戦略など知的財産権に関する様々な情報や事例を挙げて、広範囲な紹介がなされた。中国での「青森」に関する商標権の争議無印良品をめぐる日中間の侵害事例の経緯など細かく解説され、非常に参考になった。

海外における販売戦略において、日本産農産品や食品などは高級商品として扱われるだけに、ブランド維持やコピー対策などでも、「守りとしてのブランド対策」と、積極的に販売を展開するための「攻めのブランド戦略」のふたつの視点があることを再認識した。

ルート開拓にどうしても関心が偏りがちだが、このブランド構築と保護対策は、これからますます重要になると感じた。

多くの関係者が懸念するアジア市場でのコピー商品の出現は、当事者だけでは解決できないので、ぜひとも国の支援が必要な分野である。地方で輸出を展開するには、国や専門家との連携を強化すべきである。

このような情報は、私もぜひ地方で発信していかなければならない。 (続く…)

やりましたッ!博多あまおう堂々の販売第一位

台湾のシンボル的存在のひとつである百貨店で、
今年1~2月初旬の日本産農産品の売り上げランキングで
福岡産イチゴの「博多あまおう」が第一位を獲得
した。

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(台湾で販売される博多あまおう)

並み居る有名青果物の中で、
しかも一年で最も販売が伸びる春節(旧正月)前後の
歳末・正月商戦での第一位だから、その喜びもひとしおである。

もちろん短期の催事イベントではなく、季節定番商品としてである。

同時に、店舗責任者の方から、販売客単価を大きく押し上げる効果に大いに貢献した、とお褒め頂いた。

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(台湾でも人気を博した博多あまおう)

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(驚くほど頻繁に補充される…)

思えば、台湾への輸出に着手したのが3年前のこと。
それまでの香港を含めた海外輸出のノウハウをもってしても
どうしたら新市場を開拓できるか、スタッフ全員とても不安だった。

台湾は、とても日本商品の受容度が高く、
ビジネスがやり易いところと思われているが
実は、中国と同じ年の2001年末にWTOに加盟してから
ようやく農産品の輸出が手探りで始まったばかりなのである。

だから、もちろん台湾の業者も本格的に日本産青果物を輸入しているところは皆無に等しかった。

その後、福岡県は官民を挙げて販路拡大に取り組んだ。
ここ数年の努力は並大抵のものではない。
今回の成果は、絶対に一朝一夕では実現できず、
またいくつかのノウハウを応用すればよい訳でもない。

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(ミス福岡も台湾入りし、キャンペーンを行った)

「人任せの販売では絶対に上手くいかない」というのが、
関係スタッフの信念。
今回の売り上げ第一位の好成績は、
「博多あまおう」の輸出関係者みずからが勝ち取ったもの。
去年の上海向け梨の輸出成功に続く快挙で、
生産者、JA、商物流企業、そして
福岡県「福岡・食の輸出促進センター」の執念の結果である。

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(現場実践主義の県スタッフには頭が下がる)

3年前、多くの人が本気にしなかった中で
本気で「台湾向け輸出にも成功させてやる」と心から信じ、念じたこと
これが閉塞感や固定観念を打破し、
新機軸を実現させた最大の原動力である。

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(一流職人による苺大福の実演には多くの人が集まった)

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(台湾のテレビ局の取材を受ける)

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本当に多くの台湾の皆さんにお買い上げ頂きました。多謝!