台湾に売り込んだビッグプロジェクト

今年10月開業を目指す
台湾版新幹線(台湾高速鉄道)の試運転が
27日から始まった。
日本の新幹線が、初めて海外に輸出された例として、
私も大いに注目している。
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(共同通信社)
日本のお家芸である
高い信頼性を持つ技術システムが
アジアへ輸出されること自体、
我々日本人からすると、
あまり驚くべきことではない様に感じるが、
同じく、日本製品や技術を
海外に売り込むコンサルをしている立場から、
その苦労たるや如何ばかりであろうかと、
思いを馳せるのである。
今でも現場では、運営上、いろいろなトラブルが続いていると聞く。
とにかく、日本びいきの台湾の人たちに受け入れられた新幹線。
日本企業側の直接受注額が5300億円という
ビックプロジェクトだけに、私も大いに勇気付けられる。
無事の開業を祈るばかりだ。

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。