シャトルになる

                   
沖縄から帰還してのち、この2週間、
サトウキビの話題をアップしていたが、
その間、少しばかりハードな国内移動にいそしんでました。

    

金沢-佐賀-埼玉-八代-松江-北九州
東京-大津-東京-福岡-千葉-米子
   
         

と、こうして振り返ってみると、
えらく移動していることに気がついた。

       
基本的には日帰りコースだから結構ハードだ。

   
    
西と東を、織機のシャトルのように行き来しているのが判る。
     

     
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残雪の金沢・兼六園

    
   
まとめて滞在すればよいものだが、
それぞれに事情があるから、そうもいかないのが現実なのだ。

 
     
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緊急対策で農水省主催の輸出商談会には、アジアの主要バイヤーが東京で一堂に介し、全国から売り込む事業者が長い列をなした
   
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中国向け100万トン事業の影響か、コメ輸出指向に弾みがついた!?

          

衣食住プロジェクトあり、ハイテク機器あり。
企画会議あり、ビジネス支援あり。
商談会あり、講演ありでこれ以上の発想転換、経験値向上が適う環境はないはず。

   
悲しいのは、もう少し頭と体が冴えていてくれればありがたいのだが・・・。

   

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大津から観た琵琶湖遠景
   
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やっぱり外来種の到来は日本の生態系を乱すのか 

    
      
初めての出会いも多いが、何度目かの訪問も多く、
各地で知己の皆さんが、てぐすね引いて待っていてくれる。
     
       

この時期、これからの地域戦略や事業戦略を練る会議が多いが、どこも熱心な議論が交わされて、たいへん刺激的である。

   

そこでは理論を振り回したり、どこかと同じ提案なんかしたって、まるで意味が無い。

    
地域ごと、事業者ごとに動機や背景が違うからである。
            
いつも気を緩めるわけにはいかないのだ。
    

    

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島根県・松江城に行ってみたら、韓国からのツアー客で一杯なのに驚いた。
昨年から始まった境港受けの山陰クルーズが人気なのだとか。

   
     

必ずその地域の元気な皆さんと一緒になって
個性あるアクションプランをひねり出す。
否、ひねり出して頂く。

         

出なければ、出るまで走りながら考える。
    

人と同じことは原則的に考えない、やらない。
     

規格化された支援なら、僕でなくてもよいはず。

     

とは言え、ご他聞に漏れず厳しい現実との闘いだ。

    

     
最近、ようやく、
「目からウロコが落ちました。」
と、相談される方からのリアクションが増えてきた。
   

僕にとって一番嬉しい評点である。

   

    
     
でも、内外の経営環境はますます混迷している。

       

定まらない政策、天変地異、世界経済・社会の流動化、多極化する国家間の紛争多発、IT化とグローバル化の功罪、止まらないデフレと資源高騰…。
     

数え上げたらきりが無い。

     

   
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この世は今、妖怪だらけ。 鳥取県境港 水木しげるロード

  
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僕は、巡航軌道状態より混迷の時代ほどファイトが沸くタイプだと自認しているが、いくらなんでも不安定要因が一気に到来した。
     

       
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それでも、北海道から沖縄まで、
元気な挑戦者たちが活発な活動をあちこちで始めているのに触れるにつけ、実に頼もしく、明るい未来を予感させられる。

    
     

超えるべきハードルが高いからこそ、
 結果やゴールが見えないからこそ、
  チャレンジする価値がある
。」
                
答えは探すもんじゃなく、創るもの。」という
    

僕の主張にも耳を傾けてくれる、横並びや組織の常識から離れた「変わり者」が現れている。

     
     
    
答え探しが上手な優等生タイプには見られない、
行動派、実践派の志士たちが増えている。
    

生産者にも、経営者にも、支援者にも、女性にも、

      

        
わが国を取り巻く内外の事態は、すでに取り返しのつかないレベルにまで達しようというほど深刻さを増しているが、ミクロでは、路地裏では、地方では復活の芽も生まれているぞ。

    

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3月の桃の節句というのに、大降りの雪に見舞われた  鳥取県米子で

    

     
今月は、ほとんど連続して海外へ出張する予定だ。
     

つくづくジッとしていられない種族なのだろう。

         

訪問地も南欧を含むハードなものばかりなので、アグレッシブな皆さんとワクワクしながら緊張感も高めて取り組みたい。

     
   

明日から日本脱出なので、
またエントリのアップが滞りますが、しばらくお待ち願います。
      

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“シャトルになる” への2件の返信

  1. 相変わらず、特にこの時期の『殺人的スケジュール』には驚きを通り越し【敬】の気持ちさえ芽生えます。少し事案が重なるだけで「ヒィ―ヒィー」言っている自分が恥ずかしくもあります。
    今月の小さな小さな勉強会では、どうぞ海外の空気感が感じられる話を期待しています。また、こちらは、そういう時期に話が聞けることの【幸運】を噛みしめたいと思います。
    そうは言うものの、どうぞお体だけはご自愛くださいね。

  2. 三方よしさん コメントありがとうございます。いえいえ、貴殿のご苦労と変わりません。むしろ支援を求めてくださる各地の皆さんに心から感謝ですよね。来週の講演会は、新しい出会いも含めて楽しみにしております。よろしくお願いします。

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