晦日締句

       
今年、あまりの艱難が続いたニッポン人なら誰でもそうだったと思うのだが、僕も
いまは立ち止まってはいけない、と
何かに背中を押されるように飛び回っていたら
あっという間に大晦日になってしまった。

       
     

一体、今年僕は地域のためにどれだけの事が出来たんだろう?

     

少し振り返ってみれば、
昨年は宮崎県で発生した口蹄疫に多くの仲間の苦悩を垣間見、
今年に入っては、同じ宮崎の新燃岳噴火に始まって、
東日本大震災の、あの永遠に忘れられない
同時代で、しかも袖振り合った幾多の仲間達の艱難辛苦に触れ、
この600日を超す間、僕はこれほどまで自分の無力感にさいなまれたことは無かった。

 
それまで、ピンチをチャンスに変える発想と実践を信条にしていた僕がだ。
     

     

もう一度問う。

一体、自分にどれだけの事が出来たんだろう?
               

          

残念ながら、自分を納得させる答えは何処にも見つからない。

          

       
あと一日、静かに考え、そして魂を新たにして2012年を迎えよう。

      

     

     
今年も、本ブログに多くの皆さんに立ち寄っていただき
心から厚くお礼申し上げます。

        

来年もどうぞよろしくお願いします。

    

       

年末ぎりぎりまで出張が続き
すべての皆さんに、年末年始のご挨拶、ならびに賀状・メール等を欠礼しますことをどうかお許しください。

      

       
皆様のご多幸とご健康を心からお祈り申し上げます。

            
ありがとうございました。

                        敬礼
               

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“晦日締句” への4件の返信

  1. 激動の一年を駆け抜けられたニッポンを売る!さん本当にお疲れ様でした。日本だけでも北から南まで、更には海外での活動も含め、来る日も来る日も地域を励まし行動されている姿がどれだけ皆さんの力になっただろうと思います。
    同じ方向を向いて行動しようとしている僕にとっては、その心意気だけでもと思いますがそうはいかない一年間でした。来る新年は、僕なりに仕掛けることが出来るように目論んでいます(笑)
    日本での正月くらいは体と心を休められてリセットしてくださいね。年が明けたら、お互いに元気な笑顔で会えるのを楽しみにしています。
    本当に今年一年ありがとうございました。

  2. 三方よしさん 今年一年間本当にありがとうございました。エントリに書いた通り、本人としては悔いの残る一年でしたが、各地で出会った頑張る皆さんの姿に接し、大いに励まされた一年でもありました。パワーを頂いた一人が三方よしさんであり、心底感謝しています。あと三時間で2011年も暮れようとしているこの時間、何をされていますか?僕はこの2年間ほどの行動を静かに振り返っています。確かにコメントで指摘して頂いた通り、当の本人でさえ信じられないほど全国各地を回り、その間隙をぬって海外を通いつめました。2度同じルートでと言われても絶対に拒絶することでしょう。でも、その一瞬一瞬が僕の血肉になって、更なるチャレンジに向かおうとしています。かなり高いハードルばかりです。でももう、Delay No More これ以上遅れる訳にはいきません。三方よしさん、ぜひ来年もチャレンジして多くの地域で頑張っている皆さんの心強い応援隊として、粉骨砕身頑張ってください。良いお年をお迎えください。

  3. 昨年はホントにお世話になりました!!
    豊さんのその行動は、私にとってどれだけ勇気づけられたことか!!
    今年も色々と教えてください!!
    またお会いできるのを楽しみにしてます!!
    感謝
    ヒミ

  4. ヒミ*オカジマさん 嬉しいコメントありがとうございました。いつもブログを拝見していますが、コメントの入れ方が分らなくてごめんなさい。 ヒミさんは平素より次代を担うキーマンとして現代の龍馬のごとき活躍をしている上に、特に震災後の行動、実践、そしてアツく深く暖かい想いは、それを証明するに余りある活躍であり、心から敬服しています。ヒミさんは僕の誇りであり、博多の、九州の、ニッポンの、そして世界のキーマンです。僕がこれから出来ることは、ヒミさんのような志を持つ若い人がのびのびと活躍する舞台のネジ釘になることです。陰では苦労も多いことでしょうが、おふざけをオブラートにしてくるんで、ますます飛び回り、暴れまわってください。天の時が来たら、必ず鞄を持ちに参じますからね。

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