盛夏に酔う(その2)

                        
17日の山鉾巡行を終え、あとは今日24日の花傘巡行などを迎えて、31日の終焉を迎える祇園祭

    
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誰が教えてくれたか、
クライマックスの山鉾巡行以降の期間のことを
あとの祭り」と言うとか、言わないとか。
        

        
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山鉾巡行の頃、ちょうど梅雨明け前後にあたり、
この賑わいの後、京都は本格的な夏を迎える。

    

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黄色いマクワウリ  懐かしい!    
          
   
次の大イベントは、8月16日の大文字送り火なのだそうだ。

             
    
京都の夏はエエなあ、と思いつつ、
噴出す汗をタオルハンカチで拭う手が少しも休まらない。

       

      
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夏の野菜とお漬物  季節の知恵が垣間見える

   
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京都特有の蒸し暑さに酔いしれ、
古都の街頭をフラフラと彷徨う陽炎(かげろう)のように
あてどなく幽歩するのだった…。
         
                               (次回に続く)

     

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盛夏に酔う(その1)

                             
jiri jiri jiri….
       
       
    
ジリジリジリ…。

      
            
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強い日差しに すだれが似合う

    

梅雨明け京都は、想像通り、いや想像以上に暑かった。

   
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南国並みの日差し、南洋並みの湿気、
そして熱帯以上の気温???

   

風がピタリと止むと、もう酔っ払ったように気を失いそうだ。
    

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暑くて、ボオ~ッと見える

    
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なのに僕は、そんな夏の京都が大好きだ。

   
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盆地特有の暑さに閉口する人も多いが、
そこは住人でない無責任さで、敢えてそう思わせておいて欲しい。

   
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涼しげな服装は、周りにも涼しさを感じさせる。

  
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中国の北京なら、僕はやはり夏が好きなのと同じ。

    
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西瓜売りは夏のシンボル
     

                   
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夏の路地裏(胡同・フートン)風物が、たまらなく愛おしい。

   
     
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そうだった、
首都のことを中国語で「京都」とも表すことがあったっけ。

       
「みやこ」は夏が、いとをかし…。

                                      (次回に続く)

    
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アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その7)

           
(前回より続く)

      
合計7回の萬華の街歩きにお付き合いくださって、
ありがとうございました。
    

いかがでしたか?

    
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ふとした街角や裏露地には、結構面白いものが見えてくるとは思いませんか?

    

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また来たい、次はいつ来れるんだろう?

いや、もう2度とこんな露地に来るはずなんか無い…。
    

なんて思いながら、体全身のアンテナを張り巡らして、
未知の何かとの出遭い」を求めていくのです。

  
日頃気付かないようなことも感じ、考えながら・・・。

     

      

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おじいちゃん、人生いろんなことがありましたね。
僕らにも伝えていってください。

   

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裏返しに干しているのかと思ったら、やっぱりニセモノだったんだ。
      

   

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萬華の一角には、ダンス用衣装や被り物、パーティー用品などを揃えている店が集まっている。
   
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ワッペンやコスプレグッズを売っている

      

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熱帯果物が一番美味しい季節。ここから何を学ぶか。
    

Dsc_9311      スターフルーツ(中国語で楊桃) 切り口が星の形をしている
   
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携帯電話見ながら公衆電話?
現代人は滑稽だナ。でも、僕らは笑えるだろうか?

   

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ヘルメット着用はとても大切。
でもその綺麗な足は守らなくていいの?おじさんはとても心配なんだけど。
   
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         Dsc_9574もう少し待ってて! すぐに着せてあげるから。

    

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見たこともない新聞が並んでる。

   

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タイヤ盗難が多いのかな?

   

Dsc_9555日本の小姐(シャオジエ)のような髪型にしたい…。
今では、流行は同時進行。

    

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台湾でも、子供は地域の宝物。小皇帝と呼ばれる

          
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あんまり深く考えないほうがいいネ。

    

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悩みは悩み。気持ち次第なのよ。
さあ、一緒に路地裏を歩きましょう!!

   
   
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                                    (シリーズ終わり)
                    

アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その6)

                        
(前回より続く)

お腹もちょうど朽ちたことだし、さてと、
再び歩き出すかぁ。

   

日中は日差しが強くてかなわない。

  
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女性はみな日焼けを気にしている。
   
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「今日も暑いねぇ。体調大丈夫かい?」なんて聞こえてきそうだ。

    

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これはエコ住宅のはしりか…。

  

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ZZZZZZZ…
無理して体力消耗しちゃぁいけないよね。暑い土地に暮らす知恵。

      

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お客が来ない時は、休むに限る。

    

工事現場の若い兄さんだって、ホ~レこのとおり。
  
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僕もだんだん消耗してきたぞ。休憩しよう。

    
でも、意地でもスター**クスやファストフード店では休まないぞ。

   

ペットボトルの水を買ってきて、
路上のオジサンやオバサンとおしゃべりできるところを探すんだ…。
  
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僕は中国語しか通じないオバちゃんだったら
ナンパ(声掛け程度なんだけど)出来るんだけどなぁ・・・。
外国語だったら結構人格が変わったりして。
   
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チョッとおじさん、
喫煙は有害だって自分で書いてるじゃないのッ!!

                                                                                (次回に続く)
            

アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その5)

                                              
(前回より続く)
      

生活あれば、そこには必ず食がある。

          
萬華の裏通りにも、オープンな「食世界」が広がっている。

     
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暑い日中、スイカが旨そうだ。

   
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台湾庶民の味といえば、お粥も筆頭格。
僕は、台湾では芋粥か海鮮粥が好き。

      

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麺類だって、負けてないぞ。

           

路上でオジさんがネギを洗っている。
    
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熱々の胡椒餅(焼いた肉まんのようなもの)を作るんだ。
      

          
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一人前ずつ丁寧に作らせていただいてます…。

     
    
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昔、クーラーが珍しかった頃、香港や台湾、中国の食堂で
よく「冷気開放」の文字を見たっけ。
「空調完備」「室内冷えてます」ってな感じかな。 

   

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素食とは、精進食(ベジタリアン)のこと。
   
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でも、
その隣にステーキ(牛排)屋が並んでいるところがなんとも台湾的。

         
     

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台北の下町でも日本食は奮闘しているぞ。
      
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屋台ではなく、「野台」の方が、ここではしっくりいくのかな?
    
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Dsc_9360    結構な人気だナ。一体どんな麺なんだろう?

  
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独り宴(うたげ)の後だろうか…。

         
      
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こんなもんで顔をしかめちゃいけません。

      
      

食べ物ばかりに気を奪われていると、
なんだかお腹空いてきちゃったな。

    

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萬華といえば、かつて何度か足を運んでいる
僕の行き着け(実は大したことない)B級グルメの殿堂がある。
      

            
その名も「原汁 排骨大王」サマでなのである。

     
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通りに面しただけのいたってシンプルな店構えだが、
多くの台北市民と僕の心を捉えて離さない。

   

言ってみれば、シンプルな豚のスペアリブと大根の塩味スープなんだが、これが絶品なんだ。

   

Dsc_9652   溢れんばかりのアツアツのスペアリブ(排骨)と大根が
     

薄味ながら雑味もなく、どこまでも深みのある旨いスープが鼻腔を興奮させる。
   
          

見た目はシンプルだが、きっと相当の技術が裏打ちされている…。
   

誰もがそう思う味。

   
   
モノの本によると、
鄭有進さんという通称「しんちゃん」が、父が屋台から起こした店を継いで1947年にこの場所に構えたそうである。   
出典:「台湾好吃大全」(新潮社・平野久美子著)

     

今日もいたいた、しんちゃんが。
   
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表で接客している時は、他には無いと言うような満面の笑顔なのに
スープが切れそうだと感じるや否や裏口に回り、次の準備に取り掛かる。

  
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僕も後をつけて裏の調理場を覗いてみたら、
やっぱり職人しんちゃんが鋭い目ヂカラを発していた。
   
Dsc_9220       「スープこそ命」。そんな気合が伝わってくる

        
台湾では、会社も人も、外見だけで判断しちゃいけないよ、ってよく言われるが、やはりそのとおりでした。

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今日も、変わらぬ味で、本当に美味しゅうございました。
    

ありがとう、しんちゃん師匠!

                                    (次回に続く)
            

アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その4)

                                     
(前回より続く)
   

通りを歩いていると、どうしても目に付くのが看板

       
台湾は、なぜだか特に面白い。

     

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日本人のマッサージ好きにだって、目に付くよね。

     
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インジョイしてねっ

       

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「買うアルネ、するとチャンスアルヨ。
 たくさん買うアルネ、たくさん当たるアルヨ。」
これ、宝くじ売場の看板アルヨ。

       

こんなのは序の口。
     

今、数年の歳月をかけて(?)面白看板を収集中だから
いずれ紹介します。

乞うご期待!

     
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番地の看板は、いちげんさんには助かる。
  
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少し疲れた、休んでいこか。

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でもチト違うかも。

   
   
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交通標識も異国ならでは。
しばし立ち止まって考えよう。

   

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冷麺はじめました!
       
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日本ほど季節がはっきりしない台湾でも。 コンビニで

    

  
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和風マッサージってどんなんだろう?

食べ物だけじゃないんだ。

     

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ふるさとカラオケか。地方出身者にはたまんねえだろうなあ。

       

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カラフルな看板を見ているだけで、幸せな気分に浸れる街だ。

                                   (次回に続く)

                

アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その3)

                    
(前回より続く)

   

萬華は下町風情

   

だからお年寄りや中年が多いし、どこかスローな雰囲気。
   
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インターネットやグローバルなんざ他人事のよう。

      
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あくせくしない。逆らわない。 ゆっくり、のんびり。

   
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「慢」とは、徐行・ゆっくりという意味。

   

     

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中薬(漢方薬)だって、土瓶でゆっくりゆっくり煎じないと…。
   
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薬材店で

  
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       昔懐かしい駄菓子屋さんが、台湾で見つかるなんて

   
    

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朝が早い市場だからだろうか、午後遅くに行くと、こんな感じ。

   
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僕は、いつもは動物は撮らないのだが、なぜかシャッターを押す。

   
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せっかくのお食事を邪魔しちゃってゴメンネ。

        
       
よろず屋さんのイイトコは、コミュニケーション。

  
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僕が小学生の頃は、お店といえば皆こんな感じだった。

    
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アジアを代表する大都会にも、
こんなコミュニティーが残っていることを、なぜだか嬉しく思う。

                                   (次回に続く)

  
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アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その2)

           
(前回より続く)

    

僕が路地裏歩きをするときは、
ホテルのフロントなどで入手した簡単な観光地図とカメラだけを手にして、軽装で飛び出すのである。
   

サンダル履きなんか出来ると最高なんだけど。

       
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戻る時間だけ決めておいて、あとは目的なし、計画なしで
ただ勘のようなものを働かせて、ひたすら歩く。
    

大切なのは、道中での発見。

       

何気ない日常との触れ合いを楽しむ。

もちろん仕事のヒントを見つけ出すことも忘れない…。

       
    
萬華は、龍山寺など寺院が多いから、ちょっと裏手を行くと
仏具屋さんが軒を連ねている。

    
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しばらく前から、中国の仏教や道教、土俗信仰などの神様についても知識を仕入れている。面白いよ。

      

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社会主義を採っている中国大陸と異なり、
台湾は、長年にわたり宗教施設が点在して残っているから興味深い。

   
また、仏事、仏具なんて日本の感覚で言えば
極めて質素なデザインや色使いをイメージするけど、
中華圏では結構カラフルなんだと再認識すると
パッケージや販促などでも何か参考になるような気がする。

  
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ただ、オランダや日本の支配もあったし、
戦後、中国大陸からの移民も多いから、きっと新旧混在しているのだろう。

   

古さや歴史の重みと言うよりは、南方中国系人の生活と信仰について理解する手がかりのようなものを感じる。

   
   
占いも盛ん。

    
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顔や全身のホクロの位置で吉凶が判るというのだから。

       
     

お守りだっていろいろあるよ。

   
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                                     (次回に続く)
         

アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その1)

          
僕は、NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組がとても気に入っている。
    
    

歩きながら流し撮りをしてもほとんどブレない特殊なカメラを使用して、世界の街角を、見た目に近い視野と動きで散策するという趣向だ。

  
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偶然京都でそれらしいカメラで撮影している現場に遭遇。
同じカメラではないと思うが、こんな感じ。

        

      
この番組の魅力は、なんといっても
行ったことのある通りを追体験する楽しみはもちろんのこと
未だ行ったことのない街に思いを馳せながら楽しむのも一興だ。
    

    
よくある穴場スポット紹介番組ではなく、
通りや露地での日常の何気ない中から、
庶民生活や習慣風俗、行き交う人の様子にじかに触れ、
もしかしたらビジネスのヒントだって発見できるかもしれない。

     

僕は、常々提案しているのだが、
日本産品の海外販路開拓、すなわち
ニッポンを売る」活動で海外に行った時も、
時間を捻出して、少しでも街歩きをしてもらうことを勧めている。

   

観察、 発見、 応用、 アクション…。

   

路地裏ほどこんなに情報が転がっているところは無い。
      
   

これからの時代、「気づきが一番必要だと思っている。
    

だって、
ワクワクするくらい日本も世界も変化しているんだもの。

    
   

そんな楽しみを動画ではないが、僕がアジアの路地裏を歩いた時の様子を素人スナップ写真で再現してみたいと思う。

    

今週一週間、毎日午前0時にアップしますね。

   
   
              *           *

   

第1回は、台湾・台北市の萬華地区をご案内しましょう。

    
    
萬華地区は、タイペイ市の西南部にあり、
観光名所としても有名な龍山寺周辺から、
渋谷のような若者スポット西門町に連なる一帯を指す。

       
   
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毎日、終日参詣客が耐えない龍山寺

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台北の本屋で立ち読みした(笑)歴史の文献によると、
この一帯は、原住民の言語で「艋舺(Mankah)」(マンカァ)
と呼ばれていたらしい。
    
意味は、丸木舟が沢山集まるところだと書いてあった。

    
Dsc_9801                         今も公園の名前に旧地名が偲ばれる

   

清の時代に交易拠点として街が形成され、
台北でも最も古くから栄えた地区のひとつである。

  
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いにしえの繁栄の名残りを残しているような建築物
         
      

日本統治時代に、日本人に馴染みやすいようにするためか
同じ発音で「万華」と字を当てたそうである。
     
戦後、大陸からの表記に改められ、
今の「萬華」(マンホア)となったために、
もともとの地名「艋舺」は、字も発音もすっかり変わってしまったのである。

   
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高雄(旧名は打狗)など、
同じように表記が変わってしまった地名は至る所に存在する。

   
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萬華地区は、門前町、下町風情が残っており、
いつもは、僕も滅多に足を運ぶことは無いが、
時折、時間を気にせず歩いてみたいエリアのひとつである。

   

    
さあ、街歩きをはじめよう!
  
                             (次回に続く)

   
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チマキの季節

       
今日6月16日は、旧暦の5月5日で
中華圏では端午の節句を祝う日だ。

    
    
日本の端午の節句なら、鯉のぼり、五月人形、柏餅、菖蒲湯なんかを思い浮かべるが、中国の端午節と言うと、粽(チマキ)しか思い浮かばないのは認識不足なんだろうなあ。

   
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ほかに、もともと端午節の起源となった楚の時代の詩人「屈原」と
「ドラゴンボート(竜船)レース」なんかもあったっけ・・・。

       

        
ちょうど昨年の端午節のギフトシーズンに合わせて、
東国原宮崎県知事が台湾を訪問されたのだった。

   
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台湾の人に差し出されたチマキを頬張る東国原知事  09年6月

         

同行した時のブログに、街角で粽子(ちまき)を作っていたお母さんとのやりとりをアップしたことを思い出したぞ。

http://asianet.cocolog-nifty.com/nippon/2009/06/post-4f9f.html

        

        

今年も偶然、端午節の直前にタイペイにいた

       

いつもリサーチする乾物市場でも、売ってる売ってる。

チマキ作りセットが。

  
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竹の皮、タコ紐、もち米、乾し椎茸、干しナツメ、蓮の実などを売っているぞ。

     

     
日本の食品メーカーの方を案内して
やって来たのは「南門市場」。

    

観光地としても有名な市場だ。

     
   
この一角には惣菜コーナーが充実していて、様々な専門店が軒を連ねている。

       
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この季節は、どの店も地方色豊かな色んなチマキを競っている。

   
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一体何種類あるんだろう?

   
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土地の風習にならう品物は、繁華街ではあまり見られないから
特に、このような場所に足を踏み入らなければお目にかかれない。

    

案内した日本の方が、このような庶民風俗が気に入ったらしく、
大いに喜んでいただいた。

    

    

この市場の中でも有名な「億長御坊」という店には、
買い物客が殺到している。

    
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トンポーローのような上海風の惣菜で名を馳せた店だそうで、日頃は、仕事帰りの主婦などが買い物をする名店だが、この時期は、何人ものオバサンたちが、一生懸命わき目も振らずにせっせとチマキを作っている。

  
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その早いこと、正確なこと。
    

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どこにもいるねえ、職人芸が。

   

うちの店のはおいしいんだから、ぜひ買っていきなよッ。」

  
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オバサンたちが気さくに声をかけてくれる。

   

なんてったって、天下一品なんだョ!」

   

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人気投票ランキングで2年連続、惣菜部門で首位だったんだそうな。
「天下第一攤
」(ナンバーワン店舗)の称号が彼らの誇り

        

物を売るのには、このくらい自信を持って売らなきゃ、
台湾では通用しないんだ。
   

ふと、そう思った。

    
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2年続けてのチマキ作りライブを堪能したことになる。

   
    
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