アジアふれあい街歩き1(台湾・萬華その5)

                                              
(前回より続く)
      

生活あれば、そこには必ず食がある。

          
萬華の裏通りにも、オープンな「食世界」が広がっている。

     
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暑い日中、スイカが旨そうだ。

   
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台湾庶民の味といえば、お粥も筆頭格。
僕は、台湾では芋粥か海鮮粥が好き。

      

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麺類だって、負けてないぞ。

           

路上でオジさんがネギを洗っている。
    
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熱々の胡椒餅(焼いた肉まんのようなもの)を作るんだ。
      

          
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一人前ずつ丁寧に作らせていただいてます…。

     
    
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昔、クーラーが珍しかった頃、香港や台湾、中国の食堂で
よく「冷気開放」の文字を見たっけ。
「空調完備」「室内冷えてます」ってな感じかな。 

   

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素食とは、精進食(ベジタリアン)のこと。
   
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でも、
その隣にステーキ(牛排)屋が並んでいるところがなんとも台湾的。

         
     

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台北の下町でも日本食は奮闘しているぞ。
      
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屋台ではなく、「野台」の方が、ここではしっくりいくのかな?
    
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Dsc_9360    結構な人気だナ。一体どんな麺なんだろう?

  
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独り宴(うたげ)の後だろうか…。

         
      
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こんなもんで顔をしかめちゃいけません。

      
      

食べ物ばかりに気を奪われていると、
なんだかお腹空いてきちゃったな。

    

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萬華といえば、かつて何度か足を運んでいる
僕の行き着け(実は大したことない)B級グルメの殿堂がある。
      

            
その名も「原汁 排骨大王」サマでなのである。

     
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通りに面しただけのいたってシンプルな店構えだが、
多くの台北市民と僕の心を捉えて離さない。

   

言ってみれば、シンプルな豚のスペアリブと大根の塩味スープなんだが、これが絶品なんだ。

   

Dsc_9652   溢れんばかりのアツアツのスペアリブ(排骨)と大根が
     

薄味ながら雑味もなく、どこまでも深みのある旨いスープが鼻腔を興奮させる。
   
          

見た目はシンプルだが、きっと相当の技術が裏打ちされている…。
   

誰もがそう思う味。

   
   
モノの本によると、
鄭有進さんという通称「しんちゃん」が、父が屋台から起こした店を継いで1947年にこの場所に構えたそうである。   
出典:「台湾好吃大全」(新潮社・平野久美子著)

     

今日もいたいた、しんちゃんが。
   
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表で接客している時は、他には無いと言うような満面の笑顔なのに
スープが切れそうだと感じるや否や裏口に回り、次の準備に取り掛かる。

  
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僕も後をつけて裏の調理場を覗いてみたら、
やっぱり職人しんちゃんが鋭い目ヂカラを発していた。
   
Dsc_9220       「スープこそ命」。そんな気合が伝わってくる

        
台湾では、会社も人も、外見だけで判断しちゃいけないよ、ってよく言われるが、やはりそのとおりでした。

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今日も、変わらぬ味で、本当に美味しゅうございました。
    

ありがとう、しんちゃん師匠!

                                    (次回に続く)
            

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。