あらゆる事物の震源地

       
ロサンジェルスからニューヨーク(NYC)へ移動した。

   
   
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ハドソン川越しにマンハッタンを望む

   

   

同じ国なのに5時間強かかる。

    

巨大な大陸であることを改めて知らされる。

    

     

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タイムズスクエア

  

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7番街

    

   
      
昨年9月のブラジル・アルゼンチン行の帰路に3日間滞在して以来のニューヨーク訪問だが、あの滞在の一週間後にリーマンショックが起こり、この国も、そして世界もすっかり変わってしまった。

       

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あれ」以来、この街も一気に冷え込んだ

      

      
     
さて、ホテルに着くや否や、

現地のコーディネーターから
   

「到着早々ご面倒ですが、
今夜の午前2時が午前3時に切り替わるので注意してください。
        
出来れば、寝る時に時計を一時間早めておいてくださいネ。」

   

とのお達し。
    

   

   

エエッ??  どうなってるの!?」

    

    
   
さっぱり訳がわからない。

ロスから来た時にすでに時差を調整しているのに、なぜまた???

    

    
   
そう、

着いた日は3月7日の晩で、今年は3月8日未明サマータイム(夏時間)に切り替わるのである。

     
    
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路上で吹き上がる水蒸気を見ると、何故か「NYCに来たぁ~ッ」と感じる
       

     

最近では4月ではなく、

3月第二週の日曜に切り替わるのらしい。
    

    
   
もともとサマータイムと言うのはイギリス流の言い方で、

アメリカではDST(Daylight Saving Time)と呼ぶのだそうだ。

      

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これもまたアメリカンな風景

      

       

また、アメリカでは州によってサマータイムを採用しているところと

そうでないところがあるとのこと。

     

余計にこんがらがってくる。

      

僕にとっては外国のことだから、腕時計やせいぜい目覚まし時計に気をつけておけばよいが、最近の家電製品の多くは、タイマーなど時刻セットがあるから「いちいち調整に大変だろうな」などと他人事ながら気にかかる。

      
   
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とにかく面倒だし、第一混乱しそうで心もとないのだが、

これも異文化体験。 ワクワク・ドキドキ。

       

     
   
サマータイムとはいえまだ3月だから、

朝6時に散歩に出たがまだ真っ暗で、夜の退社時のよう。

   

    
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これで朝の6時過ぎ

   

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朝食はいかが!?

   
    

昼間もさほど長くないから、夕方だってまだそんなに遅くまで明るくないので、夏時間移行直後には何の恩恵もなさそうだが、市民はいたって慣れたもの、といった風情である。

    

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日本を発つ時、ニューヨークが記録的な大雪で、しかも最低気温マイナス9℃ということで、前日まで気温36℃、湿度95%のバンコクにいたから、もう気分が震え上がってしまっていた。

      

     

トランク一杯に最強の防寒具を用意してパンパンに膨れ上がっていたが、NYCに着いた翌日は気温20℃でポカポカになっていた。
     

拍子抜け。

     

この暖かい気温も実はこの時期記録的で、

異常気象なのかも知れないと喜べないのだそうだ。

     

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どうなっちゃっているんだろう、地球は。

         

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アメリカの皆さん、政権も変わったことだし、気象や環境について

もう少し関心払いましょうよ。
     

     
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それでもニュージャージー州側では名残り雪が。

    

    

         *                *
    

    
ロスに続いてここでも、NYC在住の素敵なフードコーディネーターに数多くのトレンディースポットを案内してもらい、
様々な最新ニューヨーク食事情について紹介して頂いた。

   

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トコトンNY風

     

    

もうお腹と頭からゲップが出るほど、

あまりにも沢山の情報と素晴らしい食べ物を詰め込んだ。

    

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器の中の宇宙・・・

    

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魅惑のデザート達だって一体どれだけ食べたんだろう

    

      

  満腹、マンプク、万福!!

    

    

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   若き白人「和食」シェフたちの真剣な眼差しに感動

     

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いつもこの街から発信し続けられる・・・

      

        

   
美味しいお話は、機会を見つけて、

おいおい紹介していくことにしましょ・・・。

      

        

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お知らせ

    

連日の猛暑も、夕立・雷雨が過ぎ行くごとに少しずつ涼しさの気配を感じるようになりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

    

このブログも札幌編までたどり着いたのですが、実はその後も各地へ、そして旧盆期間中は、とても元気な方々と香港にも行って来ました。アップが追いつかなくてごめんなさい。

      

実はこれから、私が初めて訪ねる「遠くて近い国(近くて遠い国ではありませんよ)へ2週間出張します。

    
最近、滅多に4泊以上の海外へは行かない私ですが、今回は少々長丁場。とても楽しみにしています。

      

9月10日前後にアップを再開させる予定です。

     

皆さんもお体にはご自愛くださいね。

    

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福岡市地行浜で開かれた夏イベント「イルサ・デ・サルサ」

   
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カーニバルのサンバ 本物観てみたいッ !!

   
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サルサに舞う夏の夜

       

元日のご挨拶

   
新年明けましておめでとうございます

      
   
本年もブログ「ニッポンを売る!」をよろしくお願いします。

         
   
昨年の経済社会は「不満・不安・不信」で明け暮れたと言われています。
   
格差、偽装、値上げと息つく暇もありませんでした。

      

これを正せとばかりに、また政府にしっかりしろと頼るのは時代遅れになるでしょう。    

今、国民一人ひとりに自立が求められています。
    

条件の整わない人は別にして、
組織で、業界で、地域でグローバル化の荒波の中、知恵を出し合い、行動することで自立していく時代です。

    

私は、
昨年2007年は、その大きな潮目となる年だったと考えており、
今年2008年は、大きく変化を始める年だと位置づけています。

     

この一年、国内・海外のさらに多くの元気人たちと触れあい、学びあい、刺激しあい、啓発しあいたい、と心から願っています。
     
このブログの読者の皆さんとです。

       

そのほんの一部でもエントリ記事でご紹介できればいいなと思います。

    

なんだかワクワクしてきました。

     

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます

     

年末のお礼

    
今年も残すところ、あと一日となりました。

   

このブログ記事に立ち寄って頂いた全ての皆様に
改めて厚くお礼申し上げます。

   

おかげさまでアクセス数も着実に増加していまして
とても励みになっています。

   

本ブログは、筆者の日々の活動のうち
「食品」「農林水産業」に関するテーマの
さらに一部分のみを抜粋して記録しているものです。
   

ですから、この一年、国内・海外で出会った多くの皆さん、
そしてたくさんの見聞をすべて発信することが出来ず
申し訳なく感じています。

    

2007年は、日本が変わる、世界が変わる大きな潮目となる
一年
だったと思います。

   

ポストバブルの20年足らずの間続いていた流れから、
経済も社会もあらゆることが変化を起こす転機となる年だったと
私は体感しています。

    

来年2008年きっとこれまでにない様々な変化が
私たちの身の回りで起こる
ことでしょう。

    

これまでの経験や観念に縛られる人たちにとっては
ますます閉塞感が増し、
考え方を少しずらして果敢に挑戦する人たちにとっては
またとない成長、進歩の年となるのではないか
信じています。

  

来年も肩肘張らず、マイペースでブログ「ニッポンを売る!」をアップしますので、ぜひ応援してください。

    

2008年が皆様にとって良い年となりますよう
心からお祈りいたします。
   

どうか良いお年をお迎えください。

    
ありがとうございました。

    

      

食都のプレゼン

            
近畿ブロックの輸出オリエンテーションの会が大阪市で開催された。

   
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この会場もまた、募集定員を超える多くの参加者が集まった。

         

第一部のパネルディスカッションでは香港、台湾からベテランバイヤーが現地の最新事情やビジネスのノウハウを熱く語った。

      
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面白かったのは、関西、大阪、京都、奈良という地名はアジアでも広く知られているのだが、食べ物との関連で言えば、実は北海道や九州に比べて、アジアの人たちに結びつくイメージが意外に乏しいのだそうだ。

    
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4人のパネリストからはユニークな意見も
    

関西といえば、お好み焼きやたこ焼き、鍋物、京菓子、漬物など沢山あると思うのだが、言われてみると確かにそういう気もする。
     

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最近、アジア各地でよく見かけるようになったTakoyaki
(上は本場大阪、下はタイペイ)
    
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首都圏に並び海外から多くの訪問者を受け入れており、歴史文化、気質、飲食、商売発想などの複合性において関西ほどアジア的な土地はないと誰しも感じるものだが、一次産品や食品輸出の分野で海外に打って出るのは、これからなのかもしれない。

   
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この日も道頓堀には外国人がイッパイ
     
    

第二部の商談会では、内外のバイヤーに対して15分刻みでビッシリとスケジュールが組まれており、けっこう熱の入ったテーブルがあちこちで見受けられた。

   
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また、某市のコメの生産者グループが、とても熱心に情報収集と発信アピールをしていたのが印象的であった。慎重かつ大胆にアクションを起こして欲しいものだ。

        

自社商品をプレゼンテーションする場である第三部の商品発掘会では、さすが関西のメーカー。

   
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アピールもプレゼンもはつらつとして歯切れがよく、他の地方ブロックの控えめ、遠慮がちな姿勢とは全く違っている。
   
商品の魅せ方も堂に入っている。

     
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さすが商都。感心することしきりだった。

   
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終日にわたり、最後までテンションが落ちない元気なマッチング事業であった。

  
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近畿在住外国人による試食調査も
    
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近畿地区は、いわゆる農産物の地域自給率が12%しかなく、地元都市圏への供給でも応じきれない上、京野菜をはじめ、大阪、丹波、灘、吉野、紀州など地域ブランドの優れた商品は、全国からも引っ張りだこだから、今後の海外市場をどう観ているのかについては、大いに興味があるところだ。

     
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それでも最近は、和歌山県や奈良県のモモや柿、宇治茶など多くの近畿圏の農水産物や食品が海外あちこちでも目に付くようになった。

きっと販路拡大に努力をしているのだろう。

     

商都、食都の地場企業・生産者の皆さんが束になって海外へチャレンジを始めたら、すごいパワーが生まれるだろうな、と強く感じつつ帰途についた。

     

     

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道頓堀にて

       

豊穣と放生と(その1)

   
の彼岸を前にして、いつもこの時期に放生会(ほうじょうや)というお祭りが開かれる。

        
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なんと1000年以上も続いているそうで、昔から「ナシもカキも放生会」と言われることくらいは、私も子供の頃から知っていた馴染み深い秋の収穫祭である。

   
   
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放生会には縁起物の新ショウガが必ずお目見えする
        
  
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私にとっては昔懐かしい祭りではあったが、ここ10年ほど農産物マーケティングや地域資源を活用した商品開発の仕事にも携わってから、露店の並ぶ参道を歩いても、妙に視点が変わっていることに気づき、我ながらあきれてしまう。

      
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延々と続く社前の参道

       

最近は、ご当地ブランドの商品も目立つし、流行便乗商品もある。

   
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こんなところで茨城名物を見つけ、つい足を止める

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地名を冠する商品が多くなった

      
        
祭りの露店は、どれも屋号を付けず商品名でストレート勝負だから分かりやすい。

      
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ローカル化とグローバル化と・・・
    
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延々と続く参道を歩くだけで、面白いアイデアがいくつも見つかる。

      
   
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宮崎と佐賀と熊本がチャンポン!?

    
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この外人家族が興味を示したものは、意外なものばかり・・・
とても参考になった。
    
        

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この日は35℃を越す猛暑。地球は絶対におかしくなっている!!!

    

       
もともと放生会は、生けるものの命を慈しみ、五穀豊穣を祝い、秋の収穫に感謝する祭りだ。

    

恵みを与える山の神、海の神を敬い、農業・漁業の営みの永続を祈願し、地域や国の平和・安泰を願うという思想が込められた神事であり、庶民の年一回の楽しみの場でもある。

    
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日本人はもともと心が大きな民族なのだ

       

農業・漁業あっての日本文化の原点であり、全国の多くの祭りにも共通する私たちの財産でもある。

     

気象や自然現象に左右されやすい農水産業の永遠の安定・発展に対する願いは、これから迎える未来社会でも同じはず

     
    
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多くの著名人の揮毫に触れることが出来る

  
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ホークスの王監督は、まだ夢を追っている・・・
      

     
子供たちにもこの素晴らしい文化を伝えるためにも、地域の持つあらゆる農水産資源・産地技術を再認識して、世界に誇れる宝物としてポジティブに活用するべきである。

    
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子供たちに日本の良さを伝えたい・・・

    

心から農業に感謝!!

    
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収穫の秋

   
       

祭りの最終日、「放生」という名のとおり、池に鯉を、社前で鳩を放つそうである。

    
   
ういえば、この前、カンボジアの首都プノンペンの河畔で目撃した放生の光景をふと思い出したのだった。   (次回に続く)

    
      
   
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季節を先取りする日本人の美意識はスゴイ

  
     
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雲もすっかり秋支度・・・

     
            

面会お礼

      
月の旧盆・夏季休暇期間を過ぎると、何故か会合・集会の事業が急に目白押しになる。

      
最近10日間で関東、関西、九州など各地で計7回の講演・セミナー、研修会、座学などの会合に呼んでいただき、延べ300名近くの方々と交流することが出来た。

     

お渡しした名刺や講演資料などに記載したアドレスを通じて、このブログにアクセスして頂いている「新朋友(中国語で知り合った友人の意)」の皆さんに対して、この場を借りて厚くお礼を申し上げます。

      

会場では時間や進行の都合で、なかなか個別にお話できなくて申し訳なく思っています。

   

テーマは、アジアビジネス農産物・食品輸出、国際物流、地域振興など多岐にわたるが、皆さん暑いさなかにもかかわらず、熱心に話を聞いていただいたり、私の心に深く残る名講義などを聞くことが出来て、大いに刺激になった。

   

思えば、このブログの主要テーマのひとつである農産物輸出だけでも、この5年間で合計120回を越える講演活動を行なった。
   

にもかかわらず、毎回自分の思い・考えを上手く伝えることが出来ずに、未だに悩み続けている。
    

これからも様々な機会を通じて、多くの皆さんと交流できることを楽しみにしている。
    

私は、情報交流でも一方通行ではなく双方向の関係を望んでいる。このブログにわざわざアクセスして目を通している皆さんに今一度感謝し、ぜひ様々な交流を深めていきたいのです。
    

先日も、参加した会合主催責任者の方から直接封書で熱い思いを届けていただいたり、札幌にお住まいの方からブログを通して交流することが出来た。本当に嬉しくありがたい事。
   
後悔ばかりの毎日で、心が救われる瞬間だ。

       
これまでも信じられないくらい全国・海外の大勢の皆さんと知り合い、その思いをブログ原稿に書き溜めています。
     

仕事の合間をぬってアップしますから、時々のぞいてみて下さいね。

      
   
皆さんに深謝!!

  

商都が動く

             

24日、近畿地域農林水産物等輸出促進協議会設立総会が大阪で開催された。

       

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天下の台所と呼ばれる日本の食文化のメッカでもあり、商物流の西の拠点でもある関西地区でも農水産物輸出に関する地域連携、情報共有の動きが始まった事は注目に値する。

     

   

新協議会の会長にも就任された近機農政局長が「農政をめぐる最近の情勢」について自らプレゼン。

   

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ここまでわが国の農業をめぐる内外の環境が変化しているとは!!」

   

目からうろこが落ちるとはこのことだ。

驚きと共に、系統的で分かりやすくとても勉強になった。

       

農水省からも担当官が講演し、施策の紹介と所見を述べた。

とても熱意あふれる発言でとても新鮮。つい聞き入ってしまう。

      

ほかにも地元有力企業や先進JAの講演が続き、今回も大いに刺激を受けることとなった。

     

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近畿は各県いずれももともと歴史が古く、文化度も高い地域であり、自身に巨大な市場や全国から引っ張りだこの伝統野菜などの商品を数多く持つ。

    

このような地域の商品がいかなる動機で海外販路開拓に臨むのか、今後大いに興味深いところである。

    

日本の商都の動きから目が離せない。

     

        

おりしも総会の会場となったホテルは、25日から始まる世界陸上大阪大会のオフィシャルホテルになっているらしく、しかもアメリカチームの選手達がわんさかいるので警備も物々しく、翌日に開幕を控えた緊張感が私達にも伝わってくる。
     

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よそ者だと、こんなポスターにすぐに目がいく

   

また、梅田の地下街を歩いていると、子どもの頃から記憶がある各県の物産コーナーを発見。
        
      
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今、地域資源活用プロジェクトの仕事をしているから、また別の視点で見入ってしまう。

   
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さすが大阪。こんなに早くから地域資源を使って商売してたんだ!

   
アジア版のショールームも、こんな感じで展開するといいのではないかな。

   
          
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ここでも「宮崎県の彼」を発見

      

  

台北でクリスマスと地震に遭遇

            
昨年末、ちょうどクリスマスの期間中に台湾を訪れた。
     
      

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最近はアジアの国はどこでもクリスマスを祝う習慣が出来て
商業・サービス業の方も一層熱が上がる。

    

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ドラッグストアもXmasセールが

      

ここ台湾では、どうも年代で認識差があるようで
やはり若い人たちを中心に盛り上がるようだ。

     

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世界一ののっぽビル「101」でもクリスマス一色  

    

        
24日のイブの午後ともなると、繁華街は人や車で一杯だ。
    

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特にカフェや洋食関連の店はどこも満員。
     

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家族連れやカップルで一杯

      

洋風化の波はどの国もものすごい。    

 

         

おそらくは・・・

と、深夜、台湾最大の屋台街である士林観光夜市に行ってみたら
     

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やっぱり!!
   

というか、予想以上の人出でごった返しており、通りに一歩も踏み込めなかったのには驚いた。

    

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ここには何十回も足を運んだだが、
こんなにごった返した士林夜市を見たのは初めてだった。

     

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若者パワーはどこに行っても物凄い。

    

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屋台のカットフルーツもドンドン売れる

      

でも、どうも年配の人たちには、クリスマスはあまり関係がなさそうで、日本とも違って、家庭でケーキやチキンを囲んで団欒するというのもあまり無いらしい。

     

一様に「僕らの世代は旧正月を祝うんだ」と漏らす。

     

それでも、高級スーパーや百貨店を廻って見学したり、
専門家の方々に話を伺って、何が売れるのか、どのように使うのか、どんな背景があるのかなど多くの情報を得る事ができた。
      
      

東洋の習慣と西洋の習慣をクロスオーバーさせながら、
アジアの大都市の消費行動は、これからもどんどん変化していく
ようだ。

      

      *          *

      

そう言えば、帰国前日の夜8時半過ぎ、
台湾南部の恒春という町を中心に震度6.7の大地震が発生し、私も揺れを感じた。

   

居合わせた人たちもビックリして、しばらくは大騒ぎとなった。

    

台北の街は幸い揺れだけで済んだが、
恒春では、速報で死者2名、負傷者38名と報道された。
     
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地震発生翌日の朝、現地で求めた新聞の一面

     

恒春百年大地震」とニュースでは夜通し緊急報道が続いた。

     

海外での天災遭遇は滅多に無い事だが、
台湾では夏に台風直撃も体験したばかりで、
難しい事だが、常に出張リスクも気にかけていなければならない。

       

天災は日本だけではない。
モンスーン気候、太平洋プレート上の東アジアは何処も同じ
   

地震も台風も大雨も旱魃も・・・
   

その結果、物資も商品もどんどん移動していく

      

今年もいろいろなことがあるのだろうか・・・

     

          

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年頭ご挨拶

       

新年明けましておめでとうございます

    

今年はイノシシ年

    

猪突猛進の精神で、日本中がこれまで貯めた力をフル回転して突き進む年にしたいものだ。

    

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多摩地区にある神社の初詣風景

     

実は、お隣の中国では「」という漢字は豚の事を指すので、ブタ年ということになる。

    

豚は富を表す動物であり、豊作も招くといわれている。
       

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台北の繁華街では金豚を飼っていた!?

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中国で肉といえば豚肉を指すくらい身近な存在でもある。

   

     

特に、今年は60年に一度巡って来る「金猪年」というとても縁起の良い年で、この年に生まれると豊かになれる信じられており、中国ではにわかベビーブームが起きるだろうと言われているくらいだ。

   

まだまだ財物に対する欲求が強い中国の豊かさとは、イコール経済発展力であり、一方、成熟社会を迎えた日本人が求める豊かさは、なかなか分かりづらく、まだ多くの人たちが視界不良の中をさまよい求めているかに見える。

   

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初売り2日の新宿界隈

  

しかし、我が日本もいよいよ大回天の時代に突入する。
    

これをリードしていくのは新しい感覚を持った若い世代なのか、それとも第2の人生を歩み始める世代なのだろうか?

     

いずれにしても前例の無い「日本式の社会の構築」「日本の素晴らしさが表現される文化や技術」の実現が非常に重要だということにはかわりない。

     

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大晦日の夕刻、機上から見た富士山  

    

イノシシ年にしてもブタ年にしても、「」という両種の動物の骨格を現した象形では、同じアジア的な発想でとても面白い。

    

   

金猪が我が国およびアジアにもたらす真の豊かさについて、今年一年、皆さんと一緒に考えていきましょう。

   

     

本年もよろしくお願い申し上げます