忌むべき連鎖

                       
原発事故、そして肥大化したマネー

     

どちらも人間が生み出したものなのに
その人間がコントロール出来なくなってしまって
今や地球的規模の危機にすらなっている。
  
G7がG20に「太り」、世界ぐるみになったところで
僕らはそのメッセージにすら耳を貸す気にもならない。

 
為替も失業率も環境問題も
もはや“G”には解決能力がないかのよう…。
     

ある意味、戦争より恐ろしい事だと
僕はこの数か月間、制御不能のこの世を
ずっと忌みし、危惧し、憂い続けている。

     
       
本来は、自然の猛威こそ、
人間が抗することの出来ない神の領域のような現象である。

    
      
数日前、海南島の知人から台風が発生したと近況の知らせが入ったかと思うと、一昨日は香港の友人から、台風の影響で風雨が強くて外出が億劫だとメールが入った。

     

そして今朝、台湾のビジネス関係先から
台風が来襲中で南部を中心に山岳部の被害が出ており、
冠水している地域もあるとの、切羽詰まった電話が入ってきた。

   
   
そう台風5号(国際名:TALIM 漢字名:泰利)である。

 
71741852833379
ネットから抜粋

      

明け方、熱帯低気圧に変わったとはいえ、
今、“我が家に向かって”進路を北東に進んでいる。
       
     

来週、ちょうど逆コースで出張するだけに、
情報収集をするなどして、とりわけ強い関心を払っている。

   
Dsc_7335
香港で台風に遭遇  2008年

     
    
台風が来る度に、最も被害を蒙るのが農林水産業であり、脆弱な地方である。
    
その影響は台風が去って終わるものではない。

       

モンスーンアジア、地震帯アジアの宿命であり、
皆その現実に、すでに何十年何百年と向き合っている。

   
Dsc_7221
香港  2008年

   

このように自然災害さえ
アジアは共に被害を共有している現実を目の当たりにして、
我々が何をすべきか、どう行動するか
自分に何が出来るのかについて、今一度考えたい。
      

昔から国境なんてない…。

   

Dsc_7338     

         
   
ちなみに
日本ではまだ報道されていないと思うが、
先々週アジアの某地域に行った時のこと、
今また、新型インフルエンザの流行に備えて
空港などでは警戒レベルを上げていることも申し添えておこう。

   
   

先の台風4号の被害に遭われた地域の皆様には、心からお見舞い申し上げます。                    

立春の南国4話(その6)

                       
 「行ってみようよッ!

          
リトルインディアで、またまた好奇心の虫がうごめき始めた。

    

    
僕は小さい時から、一年に一度とか、本邦初だとかいう事物や催しに偶然、遭遇する奇縁を持ち合わせている。
    

    
この日も、立ち寄ったリトルインディアで何やら通りが騒々しいと思って駆けつけてみたら、なんと年に一度インドの奇祭「タイプ―サム」に“またもや”出っくわしたのである。

 
Dsc_4297

     
またもや、というのは、
2年前のちょうどこの時にもシンガポールに来ていて、何も知らないままリトルインディアにやって来たら、偶然この祭りに遭遇したのである。
        

その時のエントリを参照して頂きたい。
http://asianet.cocolog-nifty.com/nippon/2010/02/post-7fe5.html
                                                    (複雑系インドに衝撃を受ける!)2010.2.1.

   
    
ちょうど取材同行して頂いていたガイアの夜明けのクルーの方々とも一緒で、貴重な機会となったことを覚えている。

   
Dsc_4319
この日は家族全員おめかしする

        

この祭り、世界の奇祭に挙げられているだけあって、
あまりに危険だということもあり、本国インドでは禁止されているほどの物凄さである。

    
   
ご注意:以下には刺激的な画像が含まれていますから、ご注意ください。

   

Dsc_4126
       

Dsc_4133

  
Dsc_4194       

カバディ―と呼ばれる装飾のような神輿をつけて
時には跳ねまわったりする。

  
体全身に針を刺してカバディ―を装着しているのだが、本人はトランス状態まで精神を高めるため、痛さを感じないのだという。

   
Dsc_4245

  
とんでもない***をした人たちが
次々と目の前を通り過ぎ、僕はだんだん声も出なくなる。

   
Dsc_4254

     
   
 もう十分だぁ~ッ!!

  
これでもかっていうほど精神と肉体を極限状態にした人間たちを眼前にして、僕もなんだかトランス状態になってきたゾ。

  
ヤバいことにならないうちに、退散することにした。
                              

   

Dsc_4266
                

立春の南国4話(その4)

                    
行ってみようよ。」

      
      
そう、今日は旧暦の1月15日。(訪問当時)
      
    

農暦の小正月である元宵節(げんしょうせつ)だった。
      
      

きっと何かあるはずだから、チャイナタウンへ行こう!!

      
   
Dsc_2085
         

    
限られた時間でこの広いチャイナタウンを廻るのは到底無理だったが、
まだまだ正月の飾りつけで華やいだ気分はそのまま。

      
Dsc_2174
   
Dsc_2650
   
Dsc_2440         

   
チャイナタウン中心部にある「佛牙寺」。

   
Dsc_2560

熱心な参拝者や観光客でごった返していた。

    
改めてシンガポールは中国系人が多数を占める国だと再認識。

    
Dsc_2568
元宵節の法会(ほうえ)を行っていた

     
    
Dsc_2300
特設ステージも準備され、夜には踊りやカラオケ大会も催される

      
      

街のあちこちでは、武道館の練習生などによる獅子舞も披露される。

  
Dsc_9176

銅鑼や太鼓の音で物凄いことになる。

  
Dsc_9023

    

      
そうそう、元宵節に付き物と言えば、
湯円(タンユエン)を食べるのを忘れてはいけない。

     
Dsc_2399
    
チャイナタウンで有名な湯円屋台で、一杯所望する。

   
Dsc_2379
2シンガポールドル(約120円位)なり
        

小豆やゴマの餡をもち米の団子でくるんだもので、
ツルリとした食感が僕たち日本人でも懐かしい味なのだ。

   
Dsc_2381       

この日の満月のように丸く、銀元(お金)のように白い湯円には、
団らんの意味があり、幸福のシンボルでもある。

   
Dsc_2390
     

ここの湯円は、アツアツのピーナツの汁粉に団子が浮かんでいる。
      

初めての出逢い。

   

 Dsc_2393

        
美味しく頂きました。

ご馳走さま…。

    

    
わずか1時間足らずの小正月体験でした。
                                  (次回に続く)

   

Dsc_2621
季節感のないシンガポールでも演出で節句気分を盛り上げる
            

大寒の北国4話(最終回)

(前回より続く)
       
 
夜の札幌の商店街(狸小路)を訪ねてみた。

  

いるいる・・・
       

ここにも大勢の中国系の団体観光客の姿が。

  

Dsc_7770
手に沢山のお土産を持った観光客  ちょっとした迫力
   
Dsc_7798_2   

Dsc_7804
念願のお買い物を終えて、みんな嬉しそう…

  
     

街を挙げての歓迎ムードの装い。

   
Dsc_8459
逆さまの福の字“倒福”で正月気分を

   
Dsc_7928
これ札幌名物料理。 何だか解かる?
   
Dsc_7997
「醤湯面」って味噌ラーメンの事。醤油ラーメンじゃぁないよ   

   

        
中心部のデパートに行くとさらにビックリ。

     

まずは洋菓子売場。

  
Dsc_7150_2
     

有名なチョコレート、クッキー売り場は人だかり。

  
嬉々としてお買い物に興じるお母さんやお姉さんを尻目に、少し離れた所でお父さんが退屈そうで疲れた表情を見せているのは、いずこも同じ。

   

   
またホタテ貝柱やイクラ、鮭などの水産加工品売り場もモノすごいではないかッ。

  
Dsc_7148

  
カニ脚やイクラが山盛りの海鮮弁当コーナーは、
夕方の時間、観光客に乗っ取られ状態かと思うほど。

   

Dsc_8304
日本語の表示のようで、明らかに中国人観光客に向けたPOP  新千歳空港で

    
Dsc_8450
タッチパネル式の回転寿司の呼び込み案内書き
           
        

さらに度肝を抜かれたのは、デパートの精肉売り場で、
黒毛和牛のすき焼き用の高級霜降り肉を、広東語を話す毛皮をお召しのご夫婦が5万円分お買い上げで、発泡スチロールのボックスに入れてもらっていたシーン。

  
ようやく手に入れたとご満悦そうな表情が印象的だった。
    
     

あとで店員のお姉さんに訊いたら、一日数件売れてるんですって!
      
しかももっと高額な買い物をするお客さんがいるそうだ。

       

      
北海道ブランド農水産物は、国内外でアジアや海外の人たちに間違いなく愛され始めている。

      
    
円高とはいえ、日本人が輸入物を盛んに食べて、
アジアの中間層庶民までもが日本人はうらやましいとばかりに、新鮮、安全、美味な地場産食品に触手を伸ばしてくれていることを目の当たりにすると、隔世の感を感じるのは、ひとり僕だけではないだろう。
                             (シリーズ終わり)

         

    

Dsc_7406
最も寒い朝だったが、札幌時計台の街路樹は春に備えて、もう芽を出している…
                 
    

大寒の北国4話(その2)

           
この日、北海道経済センタービルで
農林水産省輸出倍増リード事業「輸出オリエンテーションの会」北海道地区研修会が開催された。   
http://www.nousui-orien.jp/hk.html

          
Dsc_7421      
    

会場には全道各地から幅広い分野の事業者、団体、行政の方々より
160名を超えるエントリーがあったという。

  
Dsc_7598

    

さすが食と農の王国だけあって、その層の厚さと裾野の広さから
海外販路開拓への強い意欲を感じた。

      
Dsc_7663

      

研修会では、北海道農政事務所から放射能など海外の規制に関する最新事情と今後の施策説明、また帯広市川西農協の常田部長による十勝川西長いもの海外展開についての事例紹介があった。

   
    
十勝川西長いもは、台湾で圧倒的な人気ブランドに成長し、いまや不動の地位を占めるにまで至っている。

  
Dsc_9907
台湾では圧倒的人気の十勝川西ブランドの長いも  2006年11月台北で撮影

        

その裏に秘められた生産、販売、輸出に関わる傑出した発想と不断の努力の成果の報告は、会場の参加者の皆さんの大きな共感と貴重な参考になったことだろう。
      

私も前々からこの十勝長いもの成功譚を伺いたかっただけに、大いに勉強になった。

     

 ニッポンは広い! 上には上がある。

   
    

先人の貴重な財産の賜物と語る謙虚な常田部長が、
なぜか北の若き英雄・ダルビッシュ投手に重なってしまった。

       

      
研修会終了後も、ビックリするほど沢山の皆さんと情報交換をさせて頂き
終日・翌日まで面会の機会を与えてくださった。

   
    
北海道は、今回、国より「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」の指定を受け、全道的に各地の個性を生かした食と農のプロジェクトが次々と展開されることになる。

      
         
    
関係者の皆さんの気迫と熱意を十二分に感じる
大寒さ中の「アツい」研修会となった。  (続く)
          

頼もしいニッポンの人材

                  
24日午後、熊本市で熊本県農業コンクール大会表彰式が行われた。

            
農業経営や技術の発展、振興、普及に顕著な成果を収めた先駆的農業経営者や地域支援者の皆さんが表彰されるものである。

         
Dsc_7037

昭和35年に始まったこの大会は、今年で52回目を迎える歴史ある独自の表彰事業である。

 

経営体、新人、食と農などの各分野で、優秀賞や農林水産大臣賞などが授与された。   
               

Dsc_7078_2
九州農政局長より農林水産大臣賞が授与される        
               
壇上に見る生産者の皆さんは、奥様を含め、
とても晴れ晴れしく、
また頼もしく心強い印象を与えてくれる。

 

僕は常々、この農業に携わる皆さんは、今すでに
技術エンジニアリング、経営マネジメント、企画マーケティングのトップランナーであり、日本が誇るハイテクや科学技術分野と比べてみても優るとも劣らない、世界に通用する有為の人材である信じていて疑わない。

     
Dsc_7056
新人王部門の若き受賞者      
        

これら農業に長年従事してきた、またはこれから志す人たちは、今後新たな価値観の時代を迎えるにあたって、僕は、間違いなく人類社会の最先端、最重要産業のエンジニアとして、世界を舞台に活躍する時代が、もう、そこまで来ていると考える。

楽しみだ。
         
      

            
この日、私にも農業貢献賞という身に余りある賞を蒲島熊本県知事より頂戴した。

  
Dsc_7085

 

もっと知恵を出して生産者の皆さんのために頑張れ、という叱咤激励の意味であるに違いない。

     
       
気が引き締まる農暦正月のスタートとなった。
             

今を以て尚、厳しい現実に向き合い続ける東北の元気人の皆さんから喝を入れられた日

                         
夜、仙台空港に降り立った。

  
Dsc_9664

            

あの津波が滑走路をあっという間に呑み込んでいく光景が、ずっと目に焼き付いていただけに、正常に運用されている姿を見ただけで感慨も一際だった。

         

 

13日、仙台市で農水省の主催による「輸出オリエンテーションの会 東北地区研修会」が開催された。

  
Dsc_0194     
      

今年、東北ブロックは未曽有の震災に見舞われ、
復興を目指して日々努力しているさ中にもかかわらず、
多くの熱心な事業者や支援者の皆さんが集った。

     
    
この日は、来年2月に同じ仙台で開催予定の輸出商談会の
事前研修という位置づけでもある農林水産物・食品の輸出セミナーである。

         

㈱ショーライの井阪社長による
実践講座と愛情ある辛口アドバイスは参加者の皆さんにとって
大いにい参考になったと思う。

    
   
Dsc_2580
日本の農産物輸出のトップランナーである青森リンゴも香港で頑張っている(今月)
   
Dsc_3662
山形リンゴも台湾に浸透している(今月)

     
      

また、東北農政局の担当官による放射性物質に関わる規制措置など海外各国の最新事情についての報告は、具体的で分りやすく、非常に参考になった。

            
やはり東北ブロックでは、このテーマが最も切実かつ重要であることを改めて認識した。

      

この日の交流を通じて僕は、
去年の宮崎県で発生した口蹄疫に次いで、
わが身の無力さ、非力ぶりをつくづくと思い知らされた。

     

まだ多くの国々では、福島、宮城、茨城、栃木などの商品に対して、輸入規制をかけている所があって、チャレンジしたくてもままならない厳しい現実に直面しているのだ。

     

      
それでも多くの事業者の皆さんが
真剣に海外販路開拓に関心を寄せている。

      

    

今回、福島県で中小企業の商品開発について
いつも熱い思いでサポートしているSさん、

また、関東で知り合い、
今、宮城県で必死の思いで事業者支援に当たられている
行政官のSさんと再会を果たし、
予想以上に厳しい現場の話を伺って
本当にやるせなく、また皆さんの努力と忍耐に頭が下がる思いだった。

    

いつも以上に、僕の方が学ばせてもらう機会となった。
      

   
Dsc_9930

         
     

わずか一日足らずの滞在だったが、
急速な復興進む仙台の街が、人が、
特別に眩しく、僕の網膜に映った。

   

Dsc_9734
JR仙台駅前で

  
Dsc_9885
ご当地の「福の神」である仙臺四郎もサンタに扮して、笑顔と幸運を振りまいている

  
Dsc_0006

   

何度もニッポン人であることに誇りに思い、
これからも自分に出来ることは何かを問い続けた一日だった。   

            
                  
                    
Dsc_0022

                 

100周年記念に染まる街

            
国内の話題がしばらく続いたので、海外ネタを。

      

10月10日は台湾の建国記念日。
     
双十節とも呼ばれている。

  
Dsc_5331

     

今年はちょうど建国100年という節目にあって
僕が訪問した10月8日段階では、あちこちで慶祝行事の準備が進んでいた。

   
Dsc_6821

      

もっとも台湾を中国の一部と認めている立場からは
建国という言い方をせず、辛亥革命100周年と言っている。
    

1911年10月10日に起こった辛亥革命の口火となった武昌蜂起にならったものとされている。

   
Dsc_6928
台湾総統府前の通りでもパレード拝謁ステージの準備が進んでいた

   
Dsc_6964        

      

では、その台湾ではどうかというと、
外省人と呼ばれる人たちは、もちろん
中華民国建国100年を感慨を持って祝う立場であるが、
いわゆる本省人と呼ばれる人たちにとっては
辛亥革命だろうが、中華民国の建国だろうが
それは100年前に中国大陸で起こったことで
台湾とは直接関係ないから、特に祝うことはないというスタンスとなる。
(注:更に複雑な立場、主張があるから、特に決めつけて論評するつもりはない。)

    

Dsc_6352

街のあちこちに青天白日旗がはためいていた。

   

Dsc_5677
10数年ぶりに中正記念堂に行ったら、様々な慶祝行事を行っていた

   

国父・孫中山(孫文)が描いていた100年後の未来は
どうだったんだろう?
    

あれだけ半封建、半植民地化していた中国は、今や
香港、台湾も含めると、世界に大きな影響を与えるほどの巨大な政治経済大国に変貌した。

    

Dsc_5698
ここを訪れるのは、本当に沢山の中国大陸からの観光客。時代はすっかり変わってしまった

      

僕らはまさに、これからの10年後を見据えて、
この中華経済圏と向き合うことを迫られている。

      

Dsc_7278
与党系日刊紙。発行日は民国100年となっている

  
Dsc_7290
ちょうどこの日、スティーブ・ジョブス氏の訃報が全世界を駆け巡った

   
     

僕なりのイメージはある。
     

それはユートピアでも、分裂混沌でもない。
     

15億の生身の人間社会がそこにある。

      

   
Dsc_6482_2
台湾の路地裏で見つけた道路標示。いったいどんな意味なんだろう?
まっ、いいや。これから先は、いろんな道があるんだという風にポジティブに解釈しよう!

     

       

そんなお固い話題は関係ないとばかりに
台湾のデパートでは、創業祭のシーズンで、
地元のご婦人やお嬢さん方は、お得なバーゲンに連日夢中である。

  
Dsc_5915
「週年慶」が、創業祭・アニバーサリー・セールというような意味

           

実は旧正月に次ぐ、ギフト商品が売れるタイミングなので、
この商戦に照準を合わせて「ニッポンを売る!」ベテラン地域も少なくない。

  
Dsc_5928
この期間は、買い物客で終日ごった返す    

     

僕も、3日から再度台北入りして仔細に見守っているぞ。

   

   

移動の時、中華路を歩いていたら、
西門町の「鴨肉扁」の前を通りかかる。

   
Dsc_7160
       
       
ここにも10年以上ぶりに訪れたら
相変わらず満員のお客さんでごった返している。

     
Dsc_7134

    
「鴨(中国語ではアヒルの意)」という看板だが、実はガチョウ(鵞)肉で有名な店。

   

日本人はどうしてこんなに美味しいガチョウを食べないのかねぇ」と台湾人の友人にいつも不思議がられる。
     

  
きっと日本人は、肉よりも羽を使った羽毛布団の方がお気に入りなんだよ」と、いつも返すことにしている。

       

もちろん僕も鵞鳥(がちょう)肉は大好物。

   
Dsc_7139

少しも脂っこくなく、しかもパサつかずしっとりしたコクのある旨味の柔らかな肉質は、もう絶品。
     

しかも、早くて安いと来たもんだ!!  
     
     
       
台湾料理万歳!
               

視聴に感謝

            
先週告知したNHK松山放送局制作の10月28日放送
四国羅針盤「巨大中国市場を取り戻せ」が
その後の調査の結果、視聴率12.2%とかなり高い数字が出たそうで、
しかも同番組史上2番目の記録だったそうである。
         
番組制作のほんの一部に関わった者として、とっても嬉しいこと。

      

観てくださった方には感じていただいたと思うが、
なんといっても今回の主人公である、
愛媛県の上海サポーターである中原さんが現場主義で逆風にめげず活躍する姿が光っていたし、番組の構成も多岐にわたらず、焦点を絞ったものになっていて、日本全体のこれからの反転攻勢のヒントとしても、きっと多くの視聴者の皆さんの共感を得たのだと思う。

    

ただ一つだけ残念だったことは、
あのむくみ上がった顔のコメンテーターだろう。
(実はまだ本人は番組を見てないんだが
        

いつもながら悔やまれるばかり…。
    

Dsc_2416
スタジオセットの前の僕  穴があったら入りたいほど恥ずかしいから黒く塗りつぶします

       

       
告知を見て、番組を観てくださった皆さん、
そして放映前後にアツい電話やメールを頂いた皆さん
ありがとうございました。
       

制作スタッフの皆さん、お疲れさまでした。
番組ディレクターのSさんはじめ、たいへんお世話になりました。
       

四国地方の皆さんへ告知です

                 
昨年3月来、テレビや新聞、専門誌等に出演・掲載される時にも告知はしないという方針でしたが、今回は例外ということで。
                               
                   
今日28日、午後7時半からNHK総合テレビの四国羅針盤という番組で、コメンテーターとして出演します。四国管内で視聴できます。
            
      

原発放射能の風評被害が続く中国市場で、
水産養殖日本一の愛媛県が奪還・伸長を目指して攻めの姿勢で奮闘する現場取材番組である。

          
Dsc_25990

                 

             
内容は見てのお楽しみということで。
とにかく等身大でありながら、意識レベル、行動レベルが極めて高い事例なので、一人でも多くの「ニッポンを売る!」行動家の皆さんにはぜひ観て感じて欲しいのだ。          

          
四国地方は、これまで4県とも海外販路開拓で共に学んだり、アクションした経緯があるので知己も多い。今、元気なブロックだ。

                  
         
           
それにしてもスタジオでの事前収録は、予想通り緊張の連続。
             
        

                      
Dsc_2424
NHKの収録スタジオ

      

でも、多くのスタッフの皆さんのおかげで、
リハーサルの後、本番も通しで無事一発でオーケーを頂いた。

        

内心もう一回やり直してもらえないかなあ、などと感じながら
正直ホッとした。 ・・・素人である。

    
驚いたことがあった。
    

スタジオ入りしてからほんのわずかの時間の打ち合わせで、プロデューサーさんと司会のアナウンサーさんは、僕の専門的な主張を一度聞いただけで理解し、本質を解析して、僕が10言ったことを1.5くらいに集約し、それを更に視聴者にわかりやすいように瞬時に再編してしまったのだ。

         
報道マンのプロフェッショナルな仕事ぶりに触れた。

Dsc_2436
リハーサル直前のスタジオ  この時、僕の緊張感は最高潮
       
         
                 

学んだ。                     
      

森羅万象溢れかえる情報を受発信する姿勢とプロセスを学んだ。           
                 
       
       
ありがとうございました。
            

                    
Dsc_2530
愛媛松山といえば、日本最古の湯のひとつ道後温泉本館

   
Dsc_2535
貸タオルと石鹸で60円なり
(入館料は別)
             
           

            
Dsc_2493
南予式鯛めし。普通はタイと一緒に炊き込むが、ここでは新鮮な鯛の刺身にタレと薬味、生卵などをその場で漬け込んでから温かご飯にかけるのだ。じゃこ天と共に愛媛に来たら必ず所望する僕の好物。噛むのも忘れてしまうほど旨いのだ。