大寒の北国4話(最終回)

(前回より続く)
       
 
夜の札幌の商店街(狸小路)を訪ねてみた。

  

いるいる・・・
       

ここにも大勢の中国系の団体観光客の姿が。

  

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手に沢山のお土産を持った観光客  ちょっとした迫力
   
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念願のお買い物を終えて、みんな嬉しそう…

  
     

街を挙げての歓迎ムードの装い。

   
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逆さまの福の字“倒福”で正月気分を

   
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これ札幌名物料理。 何だか解かる?
   
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「醤湯面」って味噌ラーメンの事。醤油ラーメンじゃぁないよ   

   

        
中心部のデパートに行くとさらにビックリ。

     

まずは洋菓子売場。

  
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有名なチョコレート、クッキー売り場は人だかり。

  
嬉々としてお買い物に興じるお母さんやお姉さんを尻目に、少し離れた所でお父さんが退屈そうで疲れた表情を見せているのは、いずこも同じ。

   

   
またホタテ貝柱やイクラ、鮭などの水産加工品売り場もモノすごいではないかッ。

  
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カニ脚やイクラが山盛りの海鮮弁当コーナーは、
夕方の時間、観光客に乗っ取られ状態かと思うほど。

   

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日本語の表示のようで、明らかに中国人観光客に向けたPOP  新千歳空港で

    
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タッチパネル式の回転寿司の呼び込み案内書き
           
        

さらに度肝を抜かれたのは、デパートの精肉売り場で、
黒毛和牛のすき焼き用の高級霜降り肉を、広東語を話す毛皮をお召しのご夫婦が5万円分お買い上げで、発泡スチロールのボックスに入れてもらっていたシーン。

  
ようやく手に入れたとご満悦そうな表情が印象的だった。
    
     

あとで店員のお姉さんに訊いたら、一日数件売れてるんですって!
      
しかももっと高額な買い物をするお客さんがいるそうだ。

       

      
北海道ブランド農水産物は、国内外でアジアや海外の人たちに間違いなく愛され始めている。

      
    
円高とはいえ、日本人が輸入物を盛んに食べて、
アジアの中間層庶民までもが日本人はうらやましいとばかりに、新鮮、安全、美味な地場産食品に触手を伸ばしてくれていることを目の当たりにすると、隔世の感を感じるのは、ひとり僕だけではないだろう。
                             (シリーズ終わり)

         

    

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最も寒い朝だったが、札幌時計台の街路樹は春に備えて、もう芽を出している…
                 
    

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。