ブロックでも動き出す

      
九州農産物等輸出促進ネットワーク」が熊本市で正式に発足した。

    
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設立総会で熱のこもった挨拶をされる南部九州農政局長

           

農林水産物の海外輸出では、すべての県で早くから熱心な活動を展開している九州で、情報共有や共通問題の解決を図るネットワーク組織が立ち上がった意義は大きい。

      

各産地とも海外販路開拓に熱心だけに、海外各地でも産地間で競合が起こったりしているとも言われるがが、一方でそれぞれの戦略戦術や重点商品が異なる事も多く、海外へのパイプが大きくなる過程では私はむしろ想定内のプロセスと考えている。

    

しかし、各地で展開される輸出事業がうまく進めばすすむほど、次の段階では必ずや地域間、産業間、業態間の連携は当事者に求められる形で展開されていくのではないかと想定している。

      

それは決して与えられるものではなく、極めて自然に、そしてビジネスライクに、だ。

     

いずれにしても、他の地方ブロックが協議会という組織であるのに対して、九州の場合はネットワーク」というコンセプトが個性的である。
     

単にひとつにまとまると言うのではなく、様々な組み合わせ、オープンな連携・協力補完関係をイメージさせる。

    

今後の活動が注目される。

      

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

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