アレレっ?? 雪が無い!!
毎日豪雪報道を見ていたから、宮城県仙台も
さぞや深い雪に閉ざされているだろうと思いきや、
ところどころに滑りやすいような固まった白い氷のじゅうたんが歩道を覆っていた程度だった。
仙台市街を一望する
日頃雪になれていない僕はホッとするやいなや、
しばらく外を歩いていると、5分も経たないうちに
頭が締め付けられるような乾き切った冷たさに思わず立ちすくんだ。
こりゃ、太平洋側の冷たさは半端じゃない!
体感温度が著しく低く感じられ、体の芯から冷え切ってしまう。
またひとつ体験の引き出しが増えた。
1日朝は、それでも今冬初めての本格的な降雪、と
地元の皆さんが盛んに話題にしているくらいだから、
真偽のほどは信じていただけよう。
先入観や報道だけで、国や地域をひと括りに観てはいけないという教訓でもある。
この日、中心地の大型ホテルで、農商工連携で開発された東北ブロック各地の食品をプレゼンする大規模な商談会が開催された。
開会の挨拶をする東北農政局小野寺食品課長
午前は、百貨店、高級スーパー、通販会社のベテランバイヤーをパネリストに迎え、販路開拓のポイントについてパネルディスカッションが開かれた。
厳しい寒さの中、地元をはじめ青森、秋田、福島など東北各地から
100名近くの参加者が集まり、熱心に耳を傾けていただいた。
会場からの質問もとても積極的で、農商工連携や6次産業化に対する事業者の皆さんの関心の高さを証明した。
午後からは、いよいよ商談会。
全国から80社を超える各界からのバイヤーを招き
2日間に渡って白熱の商談が繰り広げられる。
東北ブロックも言わずと知れた食材王国。
新鮮で、バラエティーに富み、冴える技術も数ある逸品揃い。
すでに全国版として有名なものもあれば、
食べ方から珍しい未発掘の原石もまだまだ沢山眠っている。
食べたことが無いものも多い。
全国の消費者も機会があればきっと食べてみたいはず
どちらかと言うと、巧言令色少なき東北の生産者や事業者の更なる発信力にも期待したい。
地元の報道によると、
東北6県に北海道と新潟県を加えた地方広域連合に関する初めての会合が宮城県庁で開かれたそうだ。
北日本にも地方自立への受け皿が、またひとつ登場したのだろうか。
北東日本の拠点都市 -仙台
僕にとっては、知れば知るほど興味わく、
奥深い「モザイク東北」ブロックである。
JR仙台駅で
伊達の血を引く進取の土地柄に期待 -伊達政宗騎馬像
ところで今日、2日は旧暦の大晦日。
中国の北方では、今頃家族総動員で餃子を包んでいることだろう。
先週に続き、明日から中国南部に行って来ます。
越年食材が並ぶ香港・上環問屋街 1月26日撮影
躍動CHINAの正月風景に出会えるだろうか?
田中 豊
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