一面に降り注ぐもの

                         
北海道を離れて翌々日に
鹿児島中央駅に降り立っていた。

ほんの数時間のトランジットで(!?)。

       
   
訊けば、昨日までおよそ20日間も桜島の噴煙の灰が市内一円に降り注いていたらしい。 
       

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快晴の蒼い空を見上げてもにわかに信じがたい。

     

    
街角のどこを歩いても、清掃した灰がビニールに詰められ、
うず高く積み上げられていた。

   
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鹿児島のいわば日常風景。

   
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目につき厄介な灰だけに、市民の皆さんは苦労も多いことだろう。

      
   
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1月末に噴火した新燃岳の降灰被害を受けた宮崎県の生産者の皆さんにも思いを馳せる。

        

          
さらに、目に見えない放射性物質の飛散に苦しむ福島県を中心とする
東北・関東の皆さんのことを思うととてもやりきれない。

      
    
       
降灰直後といっても、鹿児島の中心市街地は注意していないと気付かないほど綺麗に清掃されていた。

     

このノウハウを除染に応用できないものだろうか。

   

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“一面に降り注ぐもの” への4件の返信

  1. あら? お越しになるなら一言声かけていただければ・・・。
    洗車しても翌朝には真っ黒になる日々が続いており,街もクルマも真っ黒です。
    灰についても,放射性物質と一緒で体外に排出されず肺に溜まるので,塵肺被害が心配です。

  2. ともっちゃさん コメントありがとうございます。不義理して本当にごめんなさい。九州新幹線の全線開通で、鹿児島が飛躍的に近く感じます。塵肺被害とは知りませんでした。くれぐれも気を付けてくださいね。またお目にかかりましょう。

  3. いえいえ,気になさらずに。
    除染とまではいかないかと思いますが,降灰後ひと段落ついた後は,散水車とロードスィーパーが出動しますので,中心市街地における路上の灰は結構早い時間に除去されますが,周辺の住宅地だとなかなか広範囲の為,手が廻らないのが現状みたいです。
    (市の予算の関係もありますし)
    カラダへの影響ですが,灰の粒子が細かい上にミクロ単位では尖っている為,体内での蓄積があるそうです。

  4. ともっちゃさん さらに詳しいコメントありがとうございます。本当に大変なんですね。すぐに手が届かないところもあるそうですが、街を歩いている限り、全く気付きません。鹿児島の皆さんはビジネスでも、ほったらかし、いい加減なところがないのも、テキパキと灰を処理することから来ているのかも知れませんね。大いに学ばなければ。でも人体への影響だけは看過出来ません。

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