IGOSSOH ②

           
実は、これで4度目の高知入りになるのだが、
あの桂浜には一度も行ったことが無かった。
         

多くの日本国民から歴史通の外国人に至るまで、
強力なパワースポット、いや聖地とも言えるあの場所に。

       

今回、無事用件を終え、飛行機の時間まで余裕があったので、
いよいよ足を運ぶことにした。

去年は大河ドラマの影響もあってか、
ぜひとも行ってみたかったが、ようやく念願かなった。

    

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いつもテレビなどで見慣れた龍馬サマの御姿

    

   
日曜日ということもあって続々と観光客が訪れてくる。

その数物凄い。

   
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現代の龍馬はデジカメを使いこなしていた・・・。

    

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でもこの日、僕にはさほど大きな期待が無かったのだ。
      

あれだけ憧れていた銅像なのに・・・。

     

     

実は、別の目的があったのだ。

        
前日の晩、あの土佐いごっそう氏から話を聞いて、龍馬像だけではなく、すぐ近くの秘蔵スポットに行ってみよ、と指令を受けていたからなのだ。

   

     
龍馬像の背中の中心後方の延長線上100mほど先の林の中に
こんな石碑があることを皆さんは知っているだろうか?

     
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これは、旧制高知高校の数え歌「豪気節」の一節を描いたものである。

        

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僕は、この碑の前でどれくらいの時間過ごしただろうか。

     
おそらく30分以上、ずっと見とれていたに違いない。

   
この石碑には、僕以外誰も立ち寄る人はいない。
    
邪魔されずに結構なものだが、
そばにはあれだけ観光客がいるというのに。
     

   
スケールの大きな、男気のするフレーズじゃないか。

   
心が震えずにはいられない。

九つトセ~、この浜寄する大浪は、

カリフォルニアの岸を打つ。

そいつぁ、豪気だねぇ~っ

  
     

この豪気って言葉がいいよねぇ。

 

  
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この桂浜に打ち付ける浪が、カリフォルニアの岸に届くんだ。・・・これからも、こんなスケールで構想し、行動していきたい。

      

今年に限って、我が国はこの浪によって大惨事を呼んだ訳だが、
そこは空気が読めないノボセであることをお許しいただきたい。

     
        

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念願の龍馬像とのご対面も感激したが、
この石碑の存在は、これまで高知で知り合った友人たちの熱い心と澄んだ眼差しとが重なって、僕の心の印画紙に、しっかりと焼きつくことになった。

       
    

でもここは、そんな熱苦しく男臭いだけのスポットではないぜよ。

   
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浜辺では、何組もの龍馬とおりょうがいたよ

   
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どうも桂浜では、男を龍馬に、女をおりょうに変えてしまうみたいだ?

     

  
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それにしても高知の街では、呑むところ、食べる所が多いよね
      

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深夜まで路上の屋台では、賑やかな声に包まれる
   
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Dsc_9520今回も美味しいものに沢山出会ったが、なぜか朝、明るい笑顔が素敵なお姉さんに運んでもらったモーニングの味の清々しさが印象的だった      
         

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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“IGOSSOH ②” への6件の返信

  1. 霧島にある銅像とまた趣が異なっていて面白いですね。豪気節聞いた事あるのに,節が思い出せない・・。
    本日知覧茶を使った梅酒の情報ゲット。やられた~!感満載でした。

  2. ともっちゃさんコメント深謝!
    西郷さんも龍馬さんも、地域によって銅像のイメージが違って、それぞれにいいですよね。桂浜の龍馬像は、やはり出身地の威信がかかっている思いが伝わってきます。僕は、中央駅前の若き薩摩の群像、好きです。
    実は、今日またまたともっちゃさんに仁義を切ることなく、鹿児島に日帰りで出張してしまいました。ごめんなさい。しかも贅沢して飛行機で。ところで、鹿児島空港ターミナルのフリーマガジンの秋号の特集が知覧茶や霧島茶を使った様々なお土産の特集でした。実に色々な商品が開発されているじゃないですか。緑茶の生産は全国第2位なんですってね。発信力でもトップをいきましょう。

  3. 鹿児島中心街までのアクトを考えた上で,あえて飛行機を使われるということは,前後の行程を考慮しなければ,例の御酢屋さんでしょうか?
    新幹線で本当に便利になったのと同時に,商圏(実際のアクションの取れる)が一気に近づいた感じがあります。
    そういえば,今月博多駅での物産展に知り合いのお茶業者が出店します。
    また,上水流師の協力により,とある外食企業から知覧茶が東京で売り出されるようになりました。

  4. ともっちゃさんご明察でございます。重篤ではないんですが腰を痛めてしまって、より近い鹿児島空港を使わせていただいたって訳です。ビルがとても綺麗にリニューアルされていましたね。新幹線駅と並んで、鹿児島県の物産に一堂に触れることが出来て幸せな気分でした。新製品が多いのにビックリしましたよ。上水流師にはぜひお会いしたいですね。あの方の気合いは本当に喝が入ります。これから年末にかけてお茶の販売が伸びることをお祈りしています。

  5. 師のオーラは「鹿児島の特産品」をここまで牽引してきたという自信と「どげんかせんといかん」(これじゃ宮崎だ)と言う意思の塊でしょうか。
    お茶も含めて,”知覧”や南薩摩の状況を少しずつ理解しながら足しては引き,そして果敢に攻めていきたいと思っております。
    お体,無理せずご自愛下さい。どうしても悪い場合はやはり硫黄泉でのと湯治が一番かと。

  6. ともっちゃさんの硫黄泉のように温かいアドバイスありがとうございます。今や日本全体がどげんかせんといかん状態ですから、師によ~く倣って、鹿児島発信を通じて広くニッポンの再生復興のために地域資源を生かした戦略展開を期待しています。これから痛めた腰をかばいながら出張に行ってきます。

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