夏を迎える節句

            
明日6月23日、すなわち旧暦の5月5日は端午節といって
春節、中秋とならぶ三大節句のひとつである。
    

節句の挨拶や贈り物などの需要もあるので
商品によってはギフトシーズンとして販路開拓に活用している諸氏もおられる。

      

端午節と言えば、香港のドラゴンボート(龍船)レースや台湾ちまき(粽子)、ヨモギや菖蒲を飾る習慣などを思い出す。

   

この節句の起源は、楚の屈原を偲んて行われていることをご存知の読者も多いことだろう。
    

端午節前までは、寒さ暑さも安定せず、これを境に夏本番を迎えるのだ。

      

     
先日、台北に立ち寄ったら
ありました、ありました、ちまきを売っていた。

  
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台北の露天市場で

   
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製造直売?!  台北晴光市場で  2012年6月

   

現代の家庭ではチマキを作るところは少なくなっているそうで、
もしやダイエット等と称して更に消費が減っているのでは? なんて心配する。
   

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ちまき調理セットを売っている

  
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チマキの具につかう干しシイタケや貝柱なども売っている。日本産もあるかも

     

しかし、そこは業界も黙っていないようである。
    

ベジタリアンちまき、健康ちまき、冰ちまき、フルーツちまき、アイスクリームちまきなんてのも登場しているから面白い。

     

台北で仕入れた本によると、
ちまきの起源は、夏、または夏至の食べ物で、祭祀に使われていたそうである。
    

ここ台湾では「ちまきを包む」という言い方が、
合格や当選と語呂がいいので、試験や選挙で縁起が良い食べ物だとされている。

   
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ちまき製造工場で   2012年6月
   
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さあ、今こそマーケティング頭をひねってみよう!
       

ちまきのシーズン、中秋の月餅のシーズンに
わがニッポンの食文化や技術とのコラボは考えられないか?

        
アイデアがいくつか出てきそうだ。

     

24日に再度台北に立ち寄るから、
本場の、節句のちまきを食べてみようかな。

   
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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

“夏を迎える節句” への4件の返信

  1. いつの間にか,再開おめでとうございます。
    と,言いたいところですが,あまり無理されないように!!

  2. ともっちゃさん いつも暖かいコメントありがとうございます。ほんと、いつの間にか、ですよね。
    またいつの間にか消えないように無理しないでアップしますね。
    またお目にかかれる日を楽しみに。

  3. ラツさん 激励のコメントありがとうございます。
    ラツさんのブログを拝見し、その度にブログというツールが主張することの大切さを再認識し、刺激を受け、元気を頂いています。アツいお話をぜひ伺いたいと願っています。

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