タイといえば、ちょうど一年前の大洪水がまだ記憶に新しいが、都心では、すぐそこまで水がやって来たというところでも、その痕跡はまったく見ることはなかった。
それよりもむしろ目立ったのが元気の良さ。
慢性的な交通渋滞は一向に変わった様子はなく
大型のショッピングモールは平日でも大勢の来客でごった返し、夜遅くまで賑わい続けていた。
振り返ってみれば、去年の洪水の時、
自動車、家電、精密機器など供給が軒並み停止し、
改めてタイでの産業集積の進み具合に驚いたものだった。
改めてタイでの産業集積の進み具合に驚いたものだった。
更に、中国では、人件費や原材料など様々な製造コストが上昇しており、規制強化や為替動向も考慮し、チャイナプラス・ワンの最有力地として俄然この国が注目されいてる。
またホットポイントのミャンマーやカンボジアのゲートウェイとしても、益々海外からの投資を集めている。
日本のライバル 韓国や中国の投資も始まっている
世界経済の減速で輸出に陰りも見せているが、インフレ率や失業率も低く、内需は底堅い様子を示しているようだ。
ある事業者さんの話では、日本産食品の輸入量は
昨年の3割増しに達しているという。
また新設の複合ショッピングモールにも
日本から進出してきた飲食店が軒を並べ
一体ここはどこかと見まがうほど。
日本食レストランは、有に1000軒を大きく超え、
一説にはすでに香港を凌いでいるとも言われている。
香港が不動産の高騰で黒字でも撤退する店舗も出始めており、現在は、シンガポールと並んでここバンコクに集中しているのかも知れない。
タイの習慣もちゃんとわきまえているね
決して長い滞在ではながったが、あちこちで垣間見たのは、紆余曲折を経ながらも、伸び行く新興国の姿だった。
疾走する街
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田中 豊
地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。
海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。
とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。
「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。
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