見通せない時代に立ち止まって考える(その1)

国のEU離脱に続き、

アメリカでトランプ現象が起こった。
 
 
途上国ではなく、あの「欧米」で
いわば反グローバル的な現象が、
あたかも何の前触れもなかったかのように
大きな流れが起った。
 
 
「不可逆的」で、「新世紀の趨勢」だから
乗り遅れてはいけないと思われていたグローバル化とIT化。
 
共にその計り知れない功罪は議論されてはいるが、
こんな形で表面化するとは・・・。
これも一種の市民革命なのかもしれない。    
 
 
産業革命以来、欧米列強は世界にその覇権を広げ、
戦後日本も国土が狭く、資源が乏しい国の生きる道は、
貿易立国だと信じ、世界に羽ばたいてきた。
 
 
長い不況とデフレにあえぐ日本が選択した処方箋が
FTAやTPPに代表される更なるグローバル化への深化のはずだった。
 
 
「オルタナティヴ(既存に替わる)でサスティナブル(持続可能)な社会を」なんて、滑稽なほどの言葉の変化にも必死で付いていこうとまでして・・・。
 
 
 
いずれにせよ、これまで世界が体験したことのない更なるステージを迎え、これからしばらくの間、このグローバル化と反グローバル化の狭間で、地方の元気な皆さんと共に乗り切っていこう。
 
 
ブレる必要なんてない。
  
柔らかな発想と高いアンテナを張り続けて
信念や夢を貫き通せばいい。
 
 
 
変化はチャンス」だ。
 
 
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ニューヨークにて
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田中 豊

地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。 海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。 とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。 「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。