つい先月、沖縄県那覇を訪ねた。
JAおきなわの皆さんたちとの勉強会に参加したのだが、
おりしもアメリカ大統領選挙の前日でもあり、
遠い海外の話題とはいえ、TPP交渉の行方も不透明で
その重大な影響が懸念される県農業ということもあって、
皆さん一際危機感を抱いており、
海外事情についても活発な質疑が飛び交った。
翌日、南部の産地や選果場を案内していただき
あちこちで新たなチャレンジに取り組んでいる姿を目にした。
肉厚でまるでパプリカのような「具志頭(ぐしちゃん)ピーマン」。
生でかじっても甘くて、あのピーマン臭さがない。
ピーマン嫌いの子供でも食べられるに違いない・・・。
他にも、ミニトマトやエンサイ、山東菜など珍しい品目も
紹介してもらった。
道中延々と続くサトウキビ畑。TPPの行方が気にかかる
本島南部の海岸に出た。
絶景が広がる海岸線に目を奪われるが、
ここも重要な戦跡の一部。
改めて過去の歴史に思いを巡らせ、沖縄の今を再認識する。
まるで家族のように温かく迎えてくれる沖縄のスタッフの手配で
様々な農業現場を案内してもらった。
全国的に農業生産額が低迷するなかにあって、
沖縄県は関係者の努力の甲斐あって、ここ数年増加に転じているという。
那覇の町に戻ったら、県庁前のショッピングモールでは
クリスマスツリーの設営が始まっていた。
外の気温27℃の汗がむしばむ南国風情のクリスマスに
思わず笑みが浮かんだ・・・。
The following two tabs change content below.

田中 豊
地域の元気づくりと海外ビジネスを通じて、日本を元気にしたい行動派プロデューサーです。
海外ビジネスの参謀役として長年活動してきました。
とりわけ農林水産業を振興にすることで地域が元気になることを現場の生産者、支援者の皆さんと共に日々実践していることをとても誇りに感じています。
「地域を活かし、そしてつなぐこと」をスローガンに訴え、いつの時でもチャンス(chance)ととらえ、絶えずチャレンジ(challenge)し、チェンジ(change)を果たしていくことの「三つのC」をモットーにしています。

最新記事 by 田中 豊 (全て見る)
- 人生で一番高いところに登った日(その3) - 2021年2月10日
- 人生で一番高いところに登った日(その2) - 2021年2月5日
- 人生で一番高いところに登った日(その1) - 2021年2月1日